女性の僧侶(住職・坊さん)

お釈迦様の時代から女性僧侶はいる

僧侶というと男性のイメージが強いですが、古くから女性僧侶は存在しています。現代においても僧侶になることを希望する人ならたとえ女性であってもすべての宗派で受け入れが可能です。

かつては性差から修行は別々に行う方が良いとされ、中には女性だけの尼寺として発展した寺院もありますが、現在では差別なく受け入れるのが一般的になっています。

もともと仏教は老若男女を問わず、すべての人に開かれた宗教であるため、歴史的に見ても女性が平等に扱われてきました。

僧侶を希望する女性は男性と同様に仏教系の学部等で学び、寺院で修行を積み、一人前を目指します。

女性僧侶として信頼される

僧侶は仏の教えに則って人々を正しく導く存在です。

そのため、さまざまな悩みや苦しみを抱えた人々が僧侶のもとを訪れます。その苦悩に耳を傾け、救いの手を差し伸べるのが僧侶に求められる役割の一つであるといえます。

現在、日本には約31万人もの僧侶がいるといわれています。仏の教えのもとで31万人の僧侶がそれぞれの考えを持ち、それぞれの経験をもとに民衆の心の支えになっています。

スポーツを好む僧侶もいれば、読書が趣味の僧侶もいるでしょう。20代の僧侶もいれば60代の僧侶もいるでしょう。それと同様に男性の僧侶もいれば女性の僧侶もいるのです。

中には母親や妻である僧侶もいます。女性にしか分からない気持ちに寄り添い、親身になって相談を受け、信頼を得ている女性僧侶が全国で活躍しています。

志すきっかけは十人十色

女性が僧侶を志すきっかけはそれぞれですが、信仰を持った家庭に生まれ育ち、知らず知らずのうちに仏の教えに触れていたと答える人が多いようです。

寺院の生まれである人だけでなく一般家庭においても日常のさまざまな場面で仏教の考え方に触れてきた人は比較的スムーズに仏門に入るのかもしれません。

一方で家庭が信仰を持たなくても自身が悩み苦しんだときに僧侶の言葉に救われ、信仰を持ち、志を持った人もいます。たまたま手に取った関連の書籍が人生を変えたと話す女性僧侶もいるようです。

今では一般の人が気軽に参加できる寺院主催のイベント等も多いので、興味のある人は身近なところから仏教に触れてみるといいでしょう。