葬儀屋のやりがい

遺族から感謝の言葉をいただいたとき

葬儀屋の仕事は激務です。24時間体制で動いている業界なので、いったん葬儀の依頼が入ると、朝から夜まで忙しくなります。

仕事内容も特殊です。遺体を運んだり、清めたり、死化粧をしたりと、常に亡くなった人のお世話をしなければなりません。

さらに、悲しんでいる遺族を気遣いながらも、冷静に事務的な仕事を進める必要があるので、精神面での強さも求められます。

このように厳しく難しい仕事ですが、精一杯に心を込めて取り組むと、遺族の方々から大変感謝されます。

遺族の人たちからいただく感謝の言葉を聞いたときが、葬儀屋が一番やりがいを感じる瞬間です。

無事に故人をお見送りできたとき

死亡の連絡を受けてから、お骨になるまでの数日間、葬儀屋は故人と遺族のために懸命に働きます。

一般の人たちは、家族の死によって、はじめて間近で遺体に接する場合がほとんどです。冷たくなり、硬直し、変色した人間の体を見て、それが愛する家族だとしても、怖いと感じる遺族もいます。

とくに、事故死や自死した場合などは、目を覆いたくなるような状態になっていることもあります。

しかし、葬儀屋はどんな遺体でも分け隔てなく大切に接します。故人の冥福を祈りながら、遺族の心を思いながら、遺体の処置をして納棺し、葬儀ができるように整えていきます。

困難な現場の仕事をやり遂げ、無事に故人をお見送りできたとき、葬儀屋は達成感とやりがいをひしひしと感じます。

良い仲間と仕事ができたとき

葬儀屋の仕事は、チームプレーが大事です。たとえば、遺体を搬送するときは、ひとりではできない場面が多くあります。

エレベーターのない建物で、故人を背負いながら階段を下りなければならない場合は、とくにチームプレーが大切です。もし階段から落ちることがあったら、命に係わります。

仲間にサポートしてもらいながら、慎重に作業する必要があります。

また、葬儀を進行する際にも、チームで手分けして、僧侶や遺族を案内したり、参列者を誘導したり、配膳の準備をします。チームで息を合わせていかなければ、葬儀会場は混乱してしまいます。

パートやアルバイトも含めて、良い仲間で仕事ができたときは、葬儀屋としてやりがいを感じることでしょう。