漫画家になるための学校(大学、専門学校、スクール、通信講座)

漫画家への道は多数ある

漫画家になるための方法には、さまざまなものがあります。

独学で画力を高め、新人賞などに応募してデビューする人も多くいますから、必ずしも専門的な学校などで学ぶ必要はありませんが、もし学校に通うとなれば以下の2通りが考えられます。

(1)漫画コースのある専門学校に入る
(2)美術系の大学に入る

もちろん、これらの学校を出れば必ず漫画家になれるというわけではありません。

しかしながら、漫画を描くために必要な基礎技術や知識を学んだり、道具の使い方などを身につけるには、学校でプロに指導してもらうのが手っ取り早いといえます。

なお、漫画専門ではない学校に行って、部活やサークルで漫画を描くという方法も考えられます。

しかし、それらはあくまで趣味の範囲での活動となるため、プロを目指したいと思っている人には、物足りないかもしれません。

学校選びのポイント

学校選びで重要にすべきポイントは、

(1)教育:デッサンからデジタル制作ソフトまで、しっかり教えてもらえるか
(2)チャンス:デビューするチャンスがあるか
(3)コネクション:業界へのパイプがあるか

の3点だといえます。

1.教育

確かな知識や技術が学べなければ、せっかく学校に通っても時間とお金を無駄にしてしまうだけです。

絵について学べる学校は多々ありますが、中には「課題だけ出して、あとは自由に描いていい」と放任される学校もあるようです。

こういうところは、もともと一定のスキルがある人であれば問題ないかもしれませんが、基礎から学びたい人にとってはあまりよくない環境です。

とくにデジタルの制作ソフトについては、独学で学ぶのは難しく、誰かに教えてもらったほうが早く、確実に使いこなせるようになります。

2.チャンス

出版社への持ち込みはデビューするためによくとられる方法ですが、これも学生に自主的にやらせているところよりも、学校が場を取り持ってくれるところのほうが心強いです。

なぜかというと、無名の学生が原稿を送っても、編集者のデスクの上で書類に埋もれてしまうからです。

もしかしたら封も開けられないまま捨てられることもあるかもしれません。直接訪問しても、忙しさを理由に門前払いされることもしばしばです。

その点、学校の後ろ立てがあると、ある程度のスキルや知識が保証されているため、出版社の態度も変わってきます。

3.コネクション

アシスタント先を紹介してもらったり、デビュー後も人脈をつくってコンスタントに仕事が入ってきたりするようお願いしたりなど、つながりで成り立っているのが漫画の業界です。

そのため学校が業界とどれだけ太いパイプを持っているかは大事なポイントになります。

もちろん学校選びですべてが決まるわけではありませんが、OBにデビューしている人が多いような学校で学べば、自分のデビューの確率も上がってくるといえるでしょう。

通信講座で学ぶ方法も

学校やスクールに通うとなれば、少なくとも数ヵ月間から数年の時間がかかります。

また、プロに指導してもらいたくても、スケジュールや距離、費用の問題で通学は難しいという人もいるかもしれません。

その場合、通信講座を利用し、スキルを身に付けるのもひとつの方法です。

テキストやDVDを使う通信講座であれば、自分の生活リズムに合わせて好きなときに学ぶことができますし、通学制の学校よりも比較的安価(数万円~10万円程度)で学べることも特徴です。

また、課題を提出し、添削してくれる講座を選ぶことで双方向の教育が受けられるほか、ものによってはスクーリングがあったり、個別の対面指導を受けられることもあるようです。

通信講座もカリキュラムや費用はさまざまですから、まずは講師のプロフィールや講座内容などをよく確認して、合ったものを選ぶようにしましょう。