漫画家の勤務時間・休日

漫画家になりたいと考えたとき、自分が望むライフスタイルに合った働き方ができるのか、1日の流れはどのようになるのかが気になるのではないでしょうか。

本記事では、漫画家の休日や働き方などを紹介します。

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漫画家の勤務時間

漫画家はフリーランスとして働くため、決まった勤務時間はありませんが、多くの漫画家は仕事のスタイルを確立し、時間を決めて仕事をしています。

一般的なサラリーマンと同じように日中に仕事をして夜は休む人もいれば、夜間のほうが仕事が捗るという人もいます。

連載を持つ漫画家の平均労働時間は10時間以上と言われ、仕事が立て込んだり締め切り前になったりすると、さらに労働時間は増えます。

締め切りさえ守れば好きな時間帯に働くことが可能ですが、多くの仕事を抱えながらタイムマネジメントをすることは非常に大変で、どうしても長時間労働になりがちです。

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漫画家の休日

休日はほとんどない

漫画家は締め切りに間に合うように仕事が進めば自由に休みを取ることが可能です。

しかし実際は丸一日仕事をしないという日はほとんどないようです。

とくに週刊誌や月刊誌で連載を持っている場合は、休日を取ることが難しいほど仕事が忙しく、必要な外出すらままならないという人も少なくありません。

まれに「作者取材のため休載」などとして連載をストップさせることはありますが、これは出版社と申し合わせあらかじめスケジュールを組まなくてはなりません。

漫画業界にも働き方改革が

近年では、漫画『モーニング』が人気漫画家4名にリレー形式で1週間の休暇を取得させるプロジェクトを展開したことで話題となりました。

かつては休載しているとバッシングやクレームを受けることもありましたが、近年漫画家の過酷な生活がクローズアップされるにつれ、漫画家が休みをとることに抵抗を感じない読者も増えてきています。

漫画家は連載をしていると常に心が休まらないといいます。

出版社や編集者側からもも漫画家に寄り添い、十分な休息をとれるように働き方改革がなされていくかもしれません。

漫画家の残業時間

残業の概念がない

漫画家の仕事は、フリーランスのため残業という概念がありません

労働基準法も適用されないため、これが漫画家を長時間労働にさせている原因のひとつでもあります。

労働時間を長くさせる原因

漫画家が長時間労働になりがちな理由は、以下のようなものがあります。

長時間労働になりがちな理由
  • 連載スケジュールや仕事量に無理がある
  • 作画にこだわり作業量が増える
  • アイデアやストーリーが思い浮かばず後行程に遅れが生じてしまう
  • ページ数の変更など編集者からの急な仕様変更や修正
  • 慢性的な長時間労働によるパフォーマンスの低下

漫画家側だけでなく編集者側に問題があることも少なくありませんが、このような点を改善する工夫が求められています。

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漫画家は忙しい? 激務?

週刊誌の連載は激務

漫画家のなかでも最も忙しいとされるのが週刊誌での連載です。

実力と人気のある漫画家しか担当することができない憧れの仕事ですが、1週間で数十ページの漫画を毎週描き続けるというのは至難の業です。

1日の平均睡眠時間が2~3時間という漫画家も少なくありませんし、慢性的な長時間労働により身体を壊してしまったり、ときには休載・引退をせざるを得なくなったりしてしまう人も少なくありません。

激務を解消するための工夫

近年ではこうした激務を解消するさまざまな工夫が行われています。

まずはデジタルソフトで漫画を描くことです。

アナログ原稿で描くよりも修正や加筆が容易かつアシスタントなど複数での作業も可能で、リモートワークで漫画原稿をつくる人もいます。

また、クラウドソーシングサイトなどを利用して必要なときだけアシスタントを依頼する方法は、常時アシスタントを雇うよりも安価で都合がつけやすいという理由から注目を集めています。

漫画を取り巻く環境が変わっていくにつれて、こうした激務を解消する工夫がなされていくことでしょう。

漫画家の休日の過ごし方

漫画家は年に数回しか休めないという人も少なくないため、ゆっくりと体を休めたり家族と過ごしたりする人や、漫画や映画を見るなどして過ごす人が多いようです。

雑誌連載の場合は、年末年始やお盆休み前後は「合併号」を発行し、編集部も休みを取るため、この時期を利用して旅行をする人もいるようです。

漫画家の1日のスケジュール・生活スタイル

漫画家の勤務時間・休日のまとめ

漫画家は締め切りさえ守れば好きな時間帯に働くことが可能ですが、多くの仕事を抱えながらタイムマネジメントをすることは非常に大変で、どうしても長時間労働になりがちです。

とくに週刊誌や月刊誌で連載を持っている場合は、休日を取ることが難しいほど仕事が忙しく、必要な外出すらままならないという人も少なくありません。

休日は次の稼働にそなえてゆっくり身体を休める人が多いようですが、年末年始やお盆休み前後に休みが取れた場合はこの時期を利用して旅行をする人もいるようです。