テレビプロデューサーになるには
テレビプロデューサーになるには
テレビプロデューサーになるためには、まずはテレビ局や番組制作会社に入社しなければいけません。
ただし最初からプロデューサーとして採用されるわけではなく、ほとんどのテレビプロデューサーは、プロデューサーになる以前にAD(アシスタントディレクター)とディレクターを経験しています。
特にテレビ局に入って制作部門に配属となった場合、この流れが一般的です。
テレビプロデューサーになるのに決まった年齢はありませんが、たいていの場合30代後半からになるでしょう。
ADやディレクターを10年以上経験して、プロデューサーになることが多いようです。
番組制作は経験がモノを言う世界ですので、必然的にある程度の経験を積んでからとなります。
ADやディレクター時代にスタッフの動かし方や制作の流れを把握して、ようやくプロデューサーとして活躍できるのです。
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テレビプロデューサーの資格・難易度
テレビプロデューサーとして働くにあたって、必要となる資格や免許はありません。
番組制作の現場でリーダーシップを発揮しなければいけないので、企画力や映像センスに加えてマネジメント能力やコミュニケーション能力が求められることになります。
こうしたスキルはいずれも数値で測れるようなものではないので、特定の資格や免許ではなくて人間力が何よりも重視されると考えておくとよいでしょう。
ただし、テレビ局のプロデューサーの場合は大卒以上の学歴を求められるので、進学先はよく考えてから決める必要があります。
テレビプロデューサーになるための学校の種類
日本のテレビ局で働いているプロデューサーの学歴は、ほぼ100%が四年制の大学卒業以上です。
難関国立大学や有名私立大学の出身者が非常に多いのが特徴ですが、これはそもそもテレビ局へ入社するのに、大卒の学歴が求められることが多いからだといえます。
番組制作会社や制作プロダクションの場合は、必ずしも四年制大学卒業以上の学歴が求められるわけではありません。
映像制作を学ぶ専門学校の卒業生もいますし、アルバイトで現場に入り、ADやディレクターを経験してそのままプロデューサーになるという人もいます。
しかし、厳しい労働環境のうえに完全実力主義の世界ですから、ここまでたどり着くにはよっぽどの体力と精神力、そして運がないと難しいといえるでしょう。
テレビプロデューサーになるためにはどんな学校に行けばいい? 学歴は必要?
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テレビプロデューサーに向いている人
テレビプロデューサーに向いているのは、どんな人なのでしょうか。
まず、テレビが大好きであることは大前提として、それ以外にも「企画や演出を決める決断力があること」や「新しいことへのチャレンジ精神があること」、「スタッフをまとめられるコミュニケーション能力があること」が求められます。
こうしたスキルがあるプロデューサーであれば、世間の注目や評判を集めるような面白い番組をどんどん生み出すことができることでしょう。
テレビプロデューサーのキャリアプラン・キャリアパス
テレビプロデューサーを目指す人は、まずは入社後にアシスタントディレクター(AD)になるところからキャリアをスタートさせます。
ADとして現場の業務を一通り学んだあとディレクターになり、そこでたくさんの番組を作ってスキルを磨いた人がプロデューサに昇格することができます。
同じテレビプロデューサーでも、年齢や実力に応じてアシスタントプロデューサー、チーフプロデューサー、エグゼクティブプロデューサーと更に昇格していく場合もあります。
もちろん、テレビ局に入社したとしても、すべてのディレクターがプロデューサーになれるわけではありません。
プロデューサーは番組の制作現場を統括する立場となるわけですから、一部の優秀な人だけが就くことができるのです。
テレビプロデューサーを目指せる年齢は?
テレビプロデューサーを目指すにあたって、年齢制限はありません。
テレビ業界は実力主義なので、実力さえあれば年齢は問わないということが多いのです。
ただし、プロデューサーになるためにはADやディレクターとして現場の仕事を一通り経験しなければいけないので、最短でも十年以上のキャリアが必要となると考えておいたほうがよいでしょう。
一般的には、二十代前半でADとして仕事をスタートし、ディレクターを経て、30代後半から40代くらいの年齢でプロデューサーとして活躍することが多いようです。
テレビプロデューサーは女性でもなれる?
テレビプロデューサーを目指すのに、性別は関係ありません。
最近では女性のプロデューサーも増えてきており、女性ならではの視点や経験を生かして素晴らしいドキュメンタリー番組や情報番組を世に送り出しています。
ただし、テレビ制作現場全体にいえることですが、休みが少なく深夜まで勤務することが日常茶飯事の業界ですので、体力的な面などを考えるとどうしても男性の比率が高くなるという現状はあるようです。
女性がこの業界に飛び込むのであれば、心身ともにタフであることが求められるでしょう。