テレビディレクターのやりがい・楽しさ・魅力
テレビディレクターのやりがい・楽しさ
チームワークを感じられる
テレビ番組の制作は、多くの人たちが力を合わせながら行っています。
ディレクターの仕事には、プロデューサー・アシスタントディレクター(AD)・放送作家・取材先・出演者、そして、カメラマンや音声マンなどの技術スタッフなど、さまざまな立場のプロが関わっているのです。
彼らの協力がなければ、番組を作ることはもちろん、映像を撮影することさえできません。
それぞれのポジションの人々が、それぞれの能力を発揮することによって、番組が作られるのです。
それは、学校の文化祭でクラス一丸となって、芝居をしたり、出し物をしたりするときの感覚に似ています。
無事に番組が放送されたとき、周りにいる仲間に感謝したり、信頼関係を築けます。
ものづくりを通して築くチームワークは、テレビマンとして感じられる大きな魅力であり、やりがいのひとつでしょう。
視聴者からの反響が力に
テレビディレクターは、非常に忙しい仕事です。
体を酷使しながらも、がんばっている現役の方々は、どんなやりがいを感じているのでしょうか?
ディレクターは、番組企画会議からロケ・編集まで制作のすべてに関わります。
自分が撮影した映像を編集し、寝ずに作り上げた番組がテレビで流れたとき、大きな達成感を感じていることでしょう。
また、その番組の視聴者から反響が届いたとき、さらにやりがいを感じます。
昨今では、Twitterなどインターネットでダイレクトに視聴者の声が届きます。
その声を知ったとき、激務のなか仕事をやりとげたことに感動を覚えることができるのです。
仕事を通じて成長できる
番組を見た視聴者からの声のなかには少なからず批判の声もあるでしょう。
これらの批判を真摯に受け止めることも大切なことです。
自分が作った番組の批判をきちんと知った上で、次の番組制作に取り組むことは、ものづくりをする者としての大きな成長につながります。
「昔作った番組よりも、今作った番組の方が魅力的な番組だ」と胸を張れるテレビディレクターは、どんな批判の声が届いても、それを糧に番組作りをしているのです。
このように仕事を通じて自分が成長できることは、テレビディレクターのやりがいだといえるでしょう。
20代で正社員への就職・転職
テレビディレクターの魅力
テレビディレクターは、「スポーツ中継」「広報番組」「バラエティ」「情報番組」「ドキュメンタリー」などさまざまなジャンルの番組を担当します。
それぞれの番組制作の過程では、魅力的な人物に会える機会がとても多いそうです。
なぜなら特集を組んだり、ドキュメンタリーで追いかけたりする人たちは、それぞれの業界の第一線で活躍しているような世の中の関心を引く魅力的な方々ばかりだからです。
そのような方々に密着して、取材をしていくうちに、ディレクター自身が心を奪われることが多々あります。
その人の人間性や生き方に魅力を感じて、ときめきを感じるのです。
また、取材を通じて親しくなった人と、プライベートでも仲良くなることもあります。
素晴らしい人との出会いが溢れているのがディレクターという職業の大きな魅力といってもよいでしょう。