テレビADの志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

テレビADを目指すきっかけで多いものは?

テレビを作るテレビマンの一員であるADとして活躍する人々は、どのような志望動機で業界に飛び込むことが多いのでしょうか?

「テレビが大好きだから」というのはもちろんのことですが、それに加えて大切なのは「自分の作る番組で視聴者を楽しませたいから」という動機でしょう。

テレビ番組にはドラマ・バラエティ・ドキュメンタリー・報道・スポーツなど、さまざまなジャンルがありますが、どんな番組でも共通しているのは、視聴者に「何かを伝える」という点です。

視聴者の心を強く揺り動かす番組を志さないと、おもしろいテレビ番組を作ることはできません。

番組を見てくれる人々を楽しませたり、感動させたり、唸らせたりしたいという欲望を持っている人が優れたテレビマンといえるのです。

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テレビADの志望動機の考え方

テレビADへの志望動機はさまざまですが、華やかなマスコミ業界への憧れだけではやっていけないのがADの仕事です。

テレビ業界、特にADという役職は、とてもキツい仕事です。

今でも体育会系の先輩・上司がたくさんいる職場で、不眠不休で働くには、強い精神力が必要になります。

どれだけつらい状況でもがんばって働き続けられるという「精神力」を持つ人材が求められます。

面接官は、あなたにその力があるかどうかを知りたいのです。

現在のテレビ界では、新人ADが入っては、すぐに辞めてしまうのが現状です。

そのため、採用するADは、仕事を続けることができ、やがてはディレクターに昇格できる人材であることが必須なのです。

学生時代に映像作品を演出した経験などがあれば、志望動機の説得力が増すので、アピールできるポイントになります。

あるいは、そのような経験がなくても、誰にも負けない根性があったり、何事も諦めない精神力を養える経験があれば、それもアピールできるはずです。

テレビADの志望動機の例文

ADの数だけ志望動機はあるでしょう。

しかしながら、そのすべてのADに共通していえることがあります。

それは、原体験としてテレビの思い出がある、ということです。

小学生の頃でも、あるいは、幼稚園の頃でもかまいません。

今までに、大好きなテレビ番組があったり、だとか、悩んでいる時にテレビを見て笑えた、などの「テレビにまつわる原体験」を持っています。

この原体験を持っている人は、業界に入ってからも根気強く働けるはずです。

就職試験ではこの原体験をアピールしましょう。

アニメに夢中になった子ども時代

たとえば、子どもの頃にアニメに夢中になったことがある人は、そのときのエピソードを志望動機に繋げることができます。

「小学生の低学年のとき、毎週日曜日の朝に放送していた戦隊アニメが大好きになりました。

当時の自分は内気で学校でも友達が上手く作れずに悩むことが多かったのですが、つらいことがあったときも日曜日まで頑張ろうと思いながら乗り越えることができました。

誰かの心の支えになるようなテレビ番組を私も作りたいです」

というような志望動機です。

ドキュメンタリーに勇気をもらった日

ドキュメンタリー番組が好きで、勇気をもらったことがあるという人は、そのようなエピソードを志望動機に繋げるのもよいでしょう。

「高校生のときにテレビで見た、産婦人科で働く医師たちの奮闘をテーマにしたドラマに大きな感銘を受けました。

朝から晩まで忙しい毎日のなかでも小さな命を救うためにチームワークを大切にして働く姿を見て、誇りをもって仕事をすることの尊さを感じました。

人々の心に感動を届けることができるようなドキュメンタリー番組を私も作りたいと思い、この業界を目指しました」

という志望動機です。

報道番組の意義を考えたい

災害や事件、事故などのニュースに触れながら、報道番組に携わりたいと考えるようになった人は、経験を交えながら自分の考えをアピールするとよいでしょう。

「東日本大震災で実家が被災しました。

当時のニュース番組では私の住む地域の報道が圧倒的に少なかったせいか、被害の現状が世の中に認知されず支援も少なく、町の人たちは大変な苦労を強いられました。

このような経験からいつかは報道番組に携わり、苦しんでいる人々の生活に寄り添うような取材や報道をしたいという目標を持つようになりました」

という志望動機です。

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テレビADの面接で聞かれること・注意点.

ADになるには、その他の職業と同じく、「面接」があります。

面接で問われることはどんなことなのでしょうか?

まず、面接官に見られるのは、「コミュニケーション能力」があるかどうか、です。

ADの仕事のうち、とても大切なのは人間関係を築くことです。

テレビ番組が放送されるまでには、さまざまな人が関わります。

ディレクター・プロデューサーなどの制作スタッフ、カメラマン・照明などなどの技術スタッフ、更には、出演者や取材対象となる一般の方々まで、多い時には数百人の関係者が存在しています。

ADは、そのすべての人々と関わり合いを持ちます。

ですから、コミュニケーション能力がなければADの仕事は勤まりません。

面接では、面接官があなたの一挙手一投足を見て、その能力があるかどうかを見極めています。

テレビADの自己PRのポイント

面接では「なぜ、テレビ制作を志しているのか?」という志望動機を問われるのはもちろんのこと、「テレビなどのメディアに関する一般常識」や「テレビ・芸能界に関する見識」も備わっているかも問われます。

たとえば、あなたが「スポーツ番組」を志すのであれば、スポーツに関する知識や常識、今の日本のスポーツ界の課題・問題点などをしっかりと捉えていなければなりません。

さらに、「スポーツ」以外の一般常識・社会常識も把握しているかも問われるでしょう。

テレビは、社会一般に向けられて放送されるメディアのひとつです。

そのため、幅広い知識がなければ上質のテレビ番組を作ることはできないのです。

面接で自分のやりたいことを語るときには社会常識や専門知識、時事問題への関心などを織り交ぜながらPRできるとよいでしょう。

テレビADの履歴書で気をつけるべきことは?

テレビADの採用に応募するのであれば、履歴書ではとにかく「自分はテレビが大好きだ」という気持ちを全力でぶつけるようにしましょう。

ADは、テレビの業界でも一、二を争うほどに忙しい仕事です。

心身ともに疲れ果てながら働いている方々ばかりといっても過言ではありません。

そんな過酷な仕事でも続けていられるのには、ひとつ秘訣があります。

それは、「テレビが心底、好きである」ということです。

そして、これはADを目指す志望動機にもなるわけです。

つらくて、キツい業務をこなしていくには、第一に「テレビが好き」である必要があります。

何よりもテレビが好きで、そのテレビを今度は自らの手で作ってやる、という強い気持ちを持っていなければ、この仕事は続けられません。

テレビ局やテレビ番組制作会社も、まずはこの志望動機を持った人間を採用したいと思っているはずです。

履歴書では学歴や職歴よりも熱意を見られるので、志望動機や自己PRを書く際には全力で思いをぶつけられるようにしましょう。