理学療法士は、同じ職場で何年も働き続ける人がいる一方、キャリアを重ねていく途中で別の職場へと転職する人も少なくありません。

理学療法士の転職先はさまざまですが、自身の強み・経験を生かした転職を実現するためには、転職に関連する情報を集め、自身の考えを整理し、計画的に準備をしていくことが大切です。

本記事では、これから転職を考えている理学療法士の方に向けて、理学療法士の転職事情や離職率、転職活動を成功させるためのポイントなどをまとめています。

また、転職活動を効率よく進める上で役立つ転職サービスについても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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理学療法士の転職理由・転職事情・離職率

理学療法士が転職で別の施設へ移る理由やきっかけ、転職事情について紹介します。

理学療法士のメインの勤務先となる「医療施設」と「介護施設」それぞれの離職率もみていきましょう。

理学療法士が今の職場を辞める理由で多いものは?

理学療法士の職場環境の良し悪しは、施設によってかなりばらつきがあるのが実情です。

勤務時間・休日・給与など、さまざまな面において良好な環境で働けている理学療法士がいる一方、なかには以下のような点で、ストレスや不満を抱えている理学療法士もいるのが実情です。

  • 周りと比べて給料が低い
  • 仕事量が極端に多い
  • サービス残業が常態化している
  • 人間関係や職場の雰囲気が険悪

理学療法士が現在の職場を辞めるのは、このような職場環境や働き方を改善したいというケースが多めです。

その他の離職理由として、家族の都合やライフスタイルの変化(結婚・出産・パートナーの転勤など)、さらなるキャリアアップや個人的な目標達成のためなども挙げられます。

キャリアを重ねるうちに「この分野で専門性を磨いていきたい」という思いが強くなったり、「マネジメントにもチャレンジしていきたい」などの目標ができたりして、別の施設へ移ることを考える人もいます。

理学療法士の離職率は高い?勤続年数は?

理学療法士の離職率

公益財団法人 理学療法士協会が平成28年(2016年)に発表した統計によると、平成25年(2013年)から平成27年(2015年)の3年間において、医療施設勤務の理学療法士の離職率は10.2%である一方、介護施設に勤務する理学療法士の離職率は18.8%です。

つまり、介護施設に勤務する理学療法士の離職率は、医療施設で働く理学療法士の約2倍高い数字となっています。

出典:理学療法士協会 理学療法士を取り巻く状況について

一概にはいえませんが、職場環境のばらつきは医療施設よりも介護施設のほうが出やすく、介護施設では厳しい条件下で働いている人も多めだと考えられます。

その背後にあるのは、比較的安定性が高いといわれる医療施設に対し、介護施設では収益面が厳しく、不安定な経営状況の施設も少なくないことです。

もちろん、すべての介護施設が不安定なわけではありませんが、一部の施設では人が定着せず、慢性的に人員不足であることから厳しい労働環境になってしまっているケースがあるようです。

理学療法士の勤続年数

また、国の令和3年賃金構造基本統計調査によると、理学療法士・作業療法士言語聴覚士視能訓練士の勤続年数(企業規模10人以上)は7.4年となっています。

同じ調査において、看護師の勤続年数が9.2年、歯科技工士が12.2年、介護支援専門員(ケアマネジャー)が10.2年であるのに比べると、理学療法士は低めの数字となっており、比較的早期に離職する人が多いことがわかります。

出典:令和3年賃金構造基本統計調査

理学療法士が転職を成功させるためのポイント

転職を経験した理学療法士は、新しい職場に満足し充実した日々を送っている人もいれば、新たな不満を抱えてしまう人もいます。

ここでは後悔しない転職活動をするために、事前に知っておきたいポイントについて紹介します。

転職活動の際に気をつけるべきこと

理学療法士の転職で気を付けなければならないのは、そもそも労働環境の悪い職場を避けることです。

一部の不当労働を強いる施設では、多くの退職者を補うために頻繁に採用を行い、その理学療法士がまた早期離職するという負の循環を生むことによって、職業全体の離職率を大きく引き上げてしまっています。

環境の悪い職場を避けることは、自分自身が長く安心して理想のキャリアを歩むためにも大切なことです。

しかし、転職活動では「実際に入社してみるまで職場環境・雰囲気はわからない」という難しさもあります。

できる限り自分の理想通りの転職を実現するためには、ホームページやパンフレットだけで情報を集めるだけでなく、実際に施設に足を運び、職場の雰囲気を肌で感じてみるとよいでしょう。

就職・転職希望者向けに見学を許可している施設もあるため、積極的に申し込み、そこで働いているスタッフの表情や仕事ぶりを観察してみることをおすすめします。

なお、この後に紹介する理学療法士の転職エージェントを利用すれば、施設見学の交渉なども担当スタッフがサポートしてくれるので安心です。

転職先の探し方

現状、理学療法士の求人数は豊富にあり、一般的な転職サイトやハローワークなどでも、さまざまな求人情報が掲載されています。

日本全国で需要が大きな職種ということもあって、ある程度の実務経験があれば、それほど転職先探しに困ることはないでしょう。

しかし、いくら求人数が多くても「自分にピッタリと合う職場」を見つけるのはなかなか大変です。

転職先を探すのが難しいと感じる場合や、そもそも自分がどのような職場に向いているかわからない場合には、理学療法士(リハビリ分野)専門の転職サイトや転職エージェントを利用するのがおすすめです。

これらのサービスを使うと、豊富な理学療法士の求人の中から条件に合う求人を効率的に探すことができますし、保有スキル・実務経験などにふさわしい職場を紹介してもらうこともできます。

理学療法士の転職サイトやエージェントを使う4つのメリット

ここからは、理学療法士が転職サービス(転職サイト・転職エージェント)を使う際のメリットを紹介します。

医療・リハビリ系の転職サービスにはさまざまな魅力があるので、利用を検討する際の参考にしてください。

メリット1.求人を効率的に見つけることができる

理学療法士をはじめとする医療・リハビリ系職種を専門とする転職サービスでは、医療施設などの優良求人を豊富に扱っています。

そのため、自分自身で一つひとつ施設の求人を探していくよりも、ずっと効率的に転職候補先を探すことが可能です。

勤務地・勤務条件といった希望条件に応じた求人の絞り込みや、サービスによっては自分のスキル・経験などの情報を登録することで、条件に合う求人の紹介も受けられます。

忙しいなかでもスムーズに転職活動を進めやすいことは、転職サービスを利用する大きなメリットです。

メリット2.非公開求人を紹介してもらえる

転職サービスが扱うさまざまな求人のなかには「非公開求人」といって、一般公開はせず、そのサービス内のみで取り扱っている求人があります。

理学療法士専門の転職サイトやエージェントを使うと、そのような非公開求人を紹介してもらえることもあります。

非公開求人は、オープンな求人よりも条件がよい場合が多いため、転職をきっかけに給料や待遇の向上を目指したい人にはおすすめです。

メリット3.条件交渉や面接日などのスケジュール調整を任せることができる

転職エージェントを利用した場合、一人ひとりに「キャリアアドバイザー」などの担当のスタッフが付きます。

担当アドバイザーは個々の転職活動をサポートしてくれる存在で、キャリアや転職に関するさまざまな相談を受け付けているほか、転職活動がスムーズに進むよう、施設側との諸々の条件交渉も行ってくれます。

給料・勤務時間・休日などの話題は自分から企業側には言いだしにくいものですが、エージェントの担当者を間に挟むことで、余計なストレスを感じることなく転職活動に集中しやすいのも魅力です。

また、施設見学や面接などの日程の調整まで担当者が進めてくれるため、在職中でなかなか転職活動の時間がとれない人にもメリットが大きいといえます。

メリット4.転職活動のサポートが受けられる(書類作成・面接など)

転職活動に慣れていないと、履歴書・職務経歴書などの応募書類はどのように作成すればいいのか、書き方はこれで合っているのかなど、細かな点にも一つひとつ悩んでしまいがちです。

しかし、アドバイザー付きの転職エージェントを利用すれば、担当者が各種書類作成のポイントのアドバイスや添削を行ってくれます。

また、面接に不安がある人に対しては面接対策も行ってくれるため、万全の準備をして面接に臨むことができます。

各施設の人間関係や職場の雰囲気など、求人の文章を読むだけでわからないような話まで教えてもらえることもあります。

転職活動はどうしても孤独な戦いになりがちですが、困ったときに相談できる存在がいるだけでも頼もしいと感じられるでしょう。

理学療法士の転職サイトやエージェントを使う3つのデメリット

民間の転職サービスは転職活動を効率的に進めるのに大きく役立ちますが、人によっては多少マイナスに感じてしまう点もあります。

ネガティブな要素も事前に知っておくことで、安心して転職活動ができるようになるでしょう。

デメリット1.マイペースで転職活動を進めることが難しい

転職活動を完全に自分のペースで好きなように進めたいと考えている場合、アドバイザーのサポート付きの転職エージェント利用には少し注意が必要です。

そもそもエージェントのアドバイザーは、あくまでも利用者の考え方や希望に沿ったアドバイスをしてくれる存在なので、口うるさくあれこれ言うわけではありません。

しかしながら、良い求人があったら電話・メールなどで紹介されたり、転職活動の進捗状況の確認などの連絡が入ったりすることもあります。

そうした連絡が煩わしいと感じてしまう人は、自分自身で求人の検索や応募、応募先とのメッセージのやりとりをしていく転職サイトをメインで使うのがよいでしょう。

デメリット2.エージェントの担当者と合わない場合もある

転職エージェントの担当者は、転職活動の情報をよく知っているプロではありますが、たまたま付いてくれた担当者と相性が合わない可能性は否定できません。

「この人には悩みを相談しづらい」「転職を急かしてきて嫌だ」など違和感をおぼえたら、別の担当者にチェンジしてもらうのもひとつの手です。

なお、複数の転職サービスに登録しておけば、もし特定のエージェントと考え方などがマッチしなかった場合でも、転職活動を止めることなくスムーズに進めやすくなります。

デメリット3.他業界や一般企業への転職には向いていない

理学療法士向けの転職サービスは、あくまでも医療業界やリハビリ職の求人を専門に取り扱っており、業界内での転職サポートに強みを持ちます。

そのため、まったく仕事がしたい人、一般企業への転職を目指す人にとっては利用してもメリットを感じられません。

もし他の業界や仕事をしたい場合には、医療・リハビリ専門ではない、総合的な転職サービスを利用することを考えてください。

理学療法士の転職サイト・転職エージェントの選び方

ここからは、理学療法士の転職に適した転職サイト・転職エージェントの選び方を解説します。

理学療法士向けの転職サービスは多々ありますが、それぞれ特徴や強みが異なるので、以下のポイントを参考に自分に合うものを選んでください。

転職サイト・エージェントを活用できればスムーズに転職活動を進めやすくなり、転職が失敗してしまう可能性も大きく下がります。

サイト型とエージェント型のどちらを利用するか

理学療法士向けの転職サービスは、大きく分けると「サイト型」「エージェント型」の2種類があります。

まずはどちらをメインで使っていくのか、それぞれの特徴を踏まえて考えてみましょう。

  • サイト型:多数の求人情報がまとまって掲載されているサイト。自分で希望条件を入力して求人を検索し、直接応募する
  • エージェント型:担当アドバイザーが付き、転職相談や求人の紹介、書類作成・面接対策など各種サポートを受けながら転職活動を進める

どちらを選ぶ場合でも、理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)に特化したサービスを使うのがおすすめです。

なお、転職サイトと転職エージェントは併用する人も多いです。

各サービスは無料で利用できるので、自分に合うと思ったサイト・エージェントは積極的に試してみるとよいでしょう。

希望する地域・エリアの求人数はどれくらいか

理学療法士の転職サイト・転職エージェントは、サービスによって取り扱っている求人数が異なります。

とくに気をつけてチェックしたいのが、自分が働きたいと考えている地域・エリアの求人数です。

なかには「都会の求人は多いけれど地方の取り扱いは圧倒的に少ない」といったサービスもあるため、地方で働きたいと考えている人は、その点も気をつけておきましょう。

複数のサイト・エージェントを利用することで、さまざまな求人に出会える可能性は高まります。

サポート・アフターフォロー体制はどんな内容か

理学療法士の転職サイトや転職エージェントの具体的なサポート体制は、サービスごとに多少異なります。

そのため、まずは各サービスの特徴や強みをチェックして、自分の希望に合うものを選びましょう。

手厚いサポートを求めている人は、キャリア相談をはじめ、書類添削や面接の日程調整、待遇交渉などをしっかりと行ってくれるサービスに登録することをおすすめします。

エージェントによっては、無事に転職が決まった後にも「問題なく働けているか?」などの確認のための面談があるなど、アフターフォローまで充実しています。

転職活動を一人で進めることにあまり自信がない場合には、一貫してきめ細やかなサポートをウリにしているサービスを選ぶのがおすすめです。

理学療法士におすすめの転職サイト・転職エージェント2選

ここでは、理学療法士におすすめの転職サイト・転職エージェントをご紹介します。

いずれもリハビリ職に特化した転職支援サービスなので取り扱っている求人数も多く、自分の希望にマッチした企業を紹介してもらうことができます。

PT/OT人材バンク

「PT/OT人材バンク」は、リハビリ職に特化した転職エージェントです。

登録後は、リハビリ業界の転職事情をよく知る担当スタッフが、応募書類の書き方から面接指導、入社後のキャリア相談まで、幅広く転職活動をサポートしてくれます。

事業所の雰囲気がわかる「Web職場見学」などのサービスもあるので、いろいろな事業所の詳しい情報を集めて応募先を決めたい方にもおすすめです。

転職エージェント_専門(医療):PT・OT・STに特化した転職サポート(PR)
PT・OT・STに特化した担当者が転職サポート!Web職場見学が便利

PT/OT人材バンク

  • リハビリ職種に特化したコンサルタントだからキャリア相談しやすい
  • 求人票にない情報も。Web職場見学で職場環境や先輩の声も見れる
  • 登録した人だけに紹介される非公開求人多数。関東・関西・愛知の転職に
理学療法士(PT)作業療法士(OT)言語聴覚士(ST)に特化した転職エージェント。

キャリアコンサルタントはリハビリ職種に精通しているから、応募書類の書き方から面接指導、入職後のキャリアパスなど専門性の高い転職サポートを受けられます。

全国に対応しているものの、地方の求人は少なめです。関東・関西・愛知で転職を考えている人におすすめ。

事業所から直接情報が入るので、求人票からはわからない職場の雰囲気などの情報も応募前にわかります。

サイト内にはWeb職場見学も。事業所で働く先輩の声や写真・動画で働く環境を詳しく知れるのが嬉しい。

求人票を見るよりもイメージしやすいので、どんな求人があるか気になる方は覗いてみては。
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マイナビコメディカル

「マイナビコメディカル」は、業界大手「マイナビ」が運営する、医療介護分野のセラピスト専門の転職エージェントです。

非公開求人や地方の求人数も多く、さまざまな希望条件で求人検索ができるのが魅力。

一人ひとりの求職者に業界に詳しい担当者が付き、ピッタリと合う職場を紹介してくれるので、転職活動に不慣れな人でも安心です。

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安定のマイナビブランドで求人数は業界トップクラス!離職率などの情報も

マイナビコメディカル

  • 全国OK!求人数が多く、寮・借り上げありなど細かい条件で検索できる
  • 離職率やスタッフ長の考え、実際に働く人から聞いた職場環境もわかる
  • 安心のマイナビブランド。業界に精通した担当者が丁寧な転職サポート
求人情報大手のマイナビが運営する、医療介護分野のセラピスト専門の転職エージェント。

業界大手だから、非公開求人・地方求人数も多く、「託児所・育児補助付き」「寮・借り上げあり」「残業少なめ」など働き方に注目した細かい条件でも求人検索ができます。

求人の母数が多いからこそ、希望に合った職場も見つかりやすいのです。

応募する前に離職率や職場環境などの求人票にはない情報も教えてもらえます。

マイナビは業界に詳しい担当者が二人三脚で転職を丁寧にサポートしてくれると評判も高いです。

PT・OT・STの資格を持っていて転職を考えている方は登録しておくべき転職エージェントと言えます。
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理学療法士の転職サイト・転職エージェント利用の流れ

理学療法士の転職サイトや転職エージェントを利用する場合の流れは、大きく以下の通りです。

詳細はサービスによって多少異なる場合があるため、利用前に各サービスの利用方法をチェックしておいてください。

  1. 転職サイト・エージェントへ登録

    まずは転職エージェントに会員登録をします。

    氏名や電話番号、メールアドレス、希望の雇用形態・勤務地、希望年収などを簡単に入力します。(※転職エージェントによって入力項目は異なります)

  2. 担当者(キャリアアドバイザー)から連絡が入る

    転職エージェントの場合、これからサポートをしてくれる担当者(キャリアアドバイザー)から電話もしくはメールで連絡が入ります。

    キャリア面談・カウンセリングの日程を決めます。

  3. キャリア面談・カウンセリング

    キャリア面談・カウンセリングの日時を行い、以下のようなことを伝えます。

    ・これまでの経歴
    ・保有資格やスキル
    ・どんな職場で働きたいか
    ・具体的に希望する勤務条件(給料・休日・残業量など)
    ・その他(転職に関する不安など)

    ここで伝えた条件をもとに求人紹介をしてくれることになるので、できるだけ率直に話せるように準備しておきましょう。

  4. 求人紹介・求人検索

    面談・カウンセリングの内容をもとに、適宜アドバイザーが求人紹介をしてくれます。

    転職サイトを利用する場合には、自分で検索をし、応募したい求人を探していきます。

  5. 書類作成・施設見学・応募

    応募に必要な履歴書・職務経歴書などの書類を仕上げます。

    この時点で気になる施設があれば、見学を申し込んでみるとよいでしょう。エージェントであれば、担当者に伝えれば日程を調整してくれます。

    応募したい施設が見つかったらエントリーし、必要書類が企業側にわたると選考がスタートします。

  6. 面接

    一般的にはまず書類審査が行われたのち、通過者に対して面接が実施されます。

    エージェント利用時はアドバイザーが面接の日程交渉や、面接対策もしてくれる場合が多いので、万全の準備をしておきましょう。

  7. 内定・入社手続き

    面接に通過したら内定となり、入社日の調整や事務手続きなどを進めます。

    エージェントを利用する場合は、担当者がこれらのサポートもしてくれます。

    勤務条件についての疑問や確認したいことがあれば、事前に必ず伝えておきましょう。


理学療法士の履歴書・職務経歴書の書き方のポイント

ひとくちに「リハビリ」といっても、その手法や対象となる患者さんの状態はさまざまです。

また、理学療法士は経験・キャリアによって、一人ひとり「できること」「できないこと」が異なります。

たとえば、スポーツ選手を対象としたスポーツリハビリや、高齢者を対象とした緩和ケア、子どもを対象とした発達領域リハなど、一部の患者に特化した専門領域のリハビリは、その領域に深く携わってきた人でないと、すぐには馴染めない場合が多いです。

このため、職務経歴書では単に勤務先や診療科目の記載に留まるのではなく、「何をしてきたか」がわかるよう詳細に記載することが重要です。

これまでに担当した症例の種類や件数、得意とする療法、保有する知識などを、A4用紙1~2枚程度の分量にまとめるとよいでしょう。

詳細な職務経歴書を作成することで、知識やスキルをアピールできるだけでなく、施設側が求める人材像とのミスマッチを防ぐことにもつながります。

理学療法士(PT)の転職に関するよくある質問

ここでは、理学療法士として転職を考えている人が疑問に思う点をまとめています。

転職活動を進めていく際のヒントにしてみてください。

30代や40代でも理学療法士として転職できる?

理学療法士は、30代以上での転職も可能です。

ただし、理学療法士は20代の若手も多く活躍しているため、年齢が上がるにつれて、どれだけの「即戦力」を発揮できるかが強く重視されるようになります。

リーダーや主任としての経験、部下教育やマネジメントに携わった経験が少しでもあれば積極的にアピールするとよいでしょう。

また、40代以上でも転職はできますが、これくらいの年代になると、ある程度の年収や管理職のポストを求める人も増えるでしょう。

転職活動では、求める条件が高ければ高いほど、しっかりとした実力や実績を求められる傾向にあるため、より効果的な自己PRや面接対策が重要になります。

経験が豊富な場合は転職エージェントから条件のよい非公開求人を紹介してくれる可能性があります。

ハローワークとPTの転職サイト・エージェントはどっちがおすすめ?

国が運営する機関であるハローワークは、求職者のみならず、求人を出す施設側も無料で利用することができます。

各地域の求人がたくさん集まりやすいのはハローワークのメリットといえますが、「無料で使える」という点から、経営状態があまりよくない施設や、常に人員不足で過酷な労働環境の施設も求人を出す場合があります。

加えて、ハローワークの相談員は理学療法士の転職に特化したプロではないため、その点は念頭に置いておきましょう。

なお、理学療法士を含むPT・OT・ST専門の転職サイト・エージェントのほうが、ハローワークよりも求人数が多い場合もありますし、アドバイザーも理学療法士の転職事情をよく理解しています。

ハローワークを利用する場合には、できればリハビリ職に特化した転職サイト・転職エージェントと併用することをおすすめします。

転職回数が多い理学療法士は転職に不利?

理学療法士にとって、転職回数が多いことは必ずしもマイナスにはなりません。

多様な経験を積んでさまざまなスキルを身につけていることは、理学療法士として活躍するためにも大事な要素だからです。

ただし、転職回数が多い場合、転職活動の面接では「なぜ何度も転職をしたのか?」や「これまでの転職理由は?」と聞かれる可能性が高いため、ふさわしい答えを準備しておくことが必要です。

転職回数が多い人は、企業側から「嫌なことがあったらすぐに辞めてしまうのでは?」と思われないようにすることが必要です。

そのため、退職理由の本音は「人間関係でストレスを感じていたから」「待遇面で不満があったから」などであっても、ネガティブな理由をそのまま伝えるのは好ましくありません。

「これまでの経験を生かして別領域に携わりたい」「新しいスキルを身につけてキャリアアップしたい」など、できる限りポジティブな言葉で伝えるように心がけましょう。

ブランクがあっても理学療法士として転職できる?

理学療法士は、結婚・出産・育児などの理由で一度現場を離れたブランクがある人でも、再就職・復職しやすい職種です。

一度でも現場経験がある人なら、まったくの未経験者よりも仕事になじみやすく、頼りになると考える施設も多いからです。

とはいえ、ブランク期間が長ければ長いほど、転職の不安は大きいはずです。

急性期病院のように忙しい職場にいきなり入るよりも、比較的ゆったりと働きやすい回復期病棟やデイケアなどを選ぶのもよいでしょう。

なお、転職サイト・エージェントを使うと、復職者を歓迎している施設の情報も集めやすいのでおすすめです。

いきなりフルタイムで勤務するのは不安な場合は、パートや非常勤でスタートして少しずつ体を慣らしていくのもひとつの方法です。

まとめ

リハビリ業務を専門とする理学療法士は、病院などの医療機関をはじめ、介護・福祉施設でのニーズも大きな職業です。

日本各地で求人が出ていますが、転職を成功させるためには、しっかりとポイントを押さえて計画的に準備していくことが必要です。

「理学療法士の転職活動のポイント」まとめ
  • 理学療法士は転職をして給料や待遇アップを目指す人も多い
  • 自分に合う転職先を見つけるには転職サービスの活用がおすすめ
  • 経歴・スキルをわかりやすく伝えるための自己PRにも工夫が必要

ぜひこの記事で紹介した各種サービスも活用しながら、効率的に転職活動を進めていってください。

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