【2021年版】神父・牧師の仕事内容・なり方・年収・資格などを解説

「神父・牧師」とは

カトリックやプロテスタントのキリスト教会に所属し、人々へ布教活動や礼拝、ミサを行う。

神父・牧師とは キリスト教の教えを教えたり、礼拝、ミサを行ったりする人 のことです。

聖書を研究してその内容を広く伝えるなどの布教活動や、信者や近隣者の悩み相談なども行います。

教会での活動だけでなく、広く世界へ教えを伝えるために各地で布教活動を行ったり、貧困などの社会問題にアプローチしたりする人も少なくありません。

保育施設や社会福祉施設を運営し、こうした施設で働いている神父、牧師も多いです。

収入源は信者の献金や冠婚葬祭での手当で、給料は全体的に低めです。

神父や牧師になる際には、神学校や大学の神学部に通って宗教について学び、卒業後にそれぞれの教会に属します。

キリスト教の中でも、カトリック教の方は神父、プロテスタントの方は牧師と呼びます。

神父は結婚することが許されておらず、女性がなることもできない一方で、牧師は結婚もできますし、女性でも牧師になることが可能です。

「神父・牧師」の仕事紹介

神父・牧師の仕事内容

キリスト教の教えを宣教し、教会の管理・運営をする

神父・牧師はそれぞれの教会に所属し、キリスト教の教えを広く世の中に広めるため、礼拝やミサを行うのが仕事です。

信者の冠婚葬祭などの儀式の際にも、聖職者として活躍しています。

また、教会の管理や運営も神父・牧師の大切な仕事です。

多くの教会は常に開かれており、近隣に住む信者が集まって勉強会をしたり、親睦を深めたりしています。

神父や牧師はこうした信者と積極的に関わり意見を交わしたり、貧困対策など、生活に悩みを抱える人々に対し社会奉仕活動を行ったりします。

そのほか、保育園や幼稚園を併設している教会は珍しくなく、教育に関わる人も非常に多いです。

なかには、宗教家としての専門知識と経験を見込まれ、高校や大学で教鞭を執ったり、執筆活動をしたりする人もいます。

近年は少子高齢化が進み、かつてのようにキリスト教の信者が増えにくく、信者の高齢化が問題となっています。

そのため若い世代を取り込もうとイベントを企画したり、SNSを運用したりとさまざまな工夫をしている神父や牧師も増えてきています。

なお、キリスト教の中でも、 神父はカトリックの聖職者、牧師はプロテスタントの教職者のことを指しますが、仕事内容はほぼ同様 です。

カトリックでは神父を聖職者ととらえているため、神父は独身男性であることが条件で、女性は神父になれません。

一方、牧師は教職者という位置づけであるため結婚が許されており、教派によっては女性牧師も活躍していて、ほとんどの牧師は家庭を持っています。

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神父・牧師になるには

神に聖職者となるよう呼びかけられる「召命(しょうめい)」が必要

「召命」の大切さ

神父・牧師になりたいと思ったとき、重要なのは、『召命(しょうめい)』をはっきり感じているかです。

召命とは、神に聖職者への道に進むよう命じられること です。

神父・牧師になりたい気持ちだけでは、聖職者の道を歩むには不十分であり、聖職者として生きることは、神に与えられた自分の使命だという確信を持たなくては、神父や牧師にはなれないのです。

これは、どんな困難にも怯まず前進するための強力な支えとなります。

神父・牧師への転職を考えるときには、繰り返し自分の気持ちを確かめる必要があります。

神学校への進学

召命を確信し聖職者への道を進む場合、基本的に各教派が認定した神学校や大学の神学部での学びが必要です。

洗礼を受けてから1~3年以上の信者歴があること、所属教区の神父や牧師から推薦を受けられることが必要で、最終学歴は高校卒業以上、あるいは大学卒業を求められる場合が多いです。

神学校では、旧約聖書や新約聖書などの神の教えについて学ぶほか、悩みを抱える人に対するカウンセリング方法、教会音楽などの文化、奉仕活動の方法などについて学びます。

また、神父・牧師が教会を管理・運営する方法や聖職者としての役割についても勉強します。

神父を養成する神学校は6年制、牧師は4年制で、卒業後は数年間、アシスタントや伝道師として現場で働きながら経験を積んでいくのが一般的です。

カトリック教会では司祭の叙階までに6~10年もかかり、一人前になるまでには長い時間がかかります。

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神父・牧師の学校・学費

神学校や大学の神学部へ進学する

神父・牧師になるには、基本的に 各教派が認定した神学校や大学の神学部での学びが必要 です。

カトリック教会の神父になるには

カトリック教会の進学校では、独身の男性のみが学ぶことができます。

基本的に学生は共同生活をしながらキリスト教についての知識を身に付けていきます。

主な学校としては、日本カトリック神学院があげられます。

入学資格としては高校卒業程度の学力や、洗礼後3年以上経過していること、所属している教区の司祭から推薦を得ることなどがあります。

そのほか、上智大学神学部、南山大学人文学部キリスト教学科など大学に進学して学ぶ方法もあります。

プロテスタントの牧師になるには

カトリック教会はひとつにまとまった教派ですが、プロテスタント教会はいろいろな教派に分かれているので、各教派の認定校を確認してから神学校を選びます。

プロテスタントの神学校は、女性や既婚者でも基本的には神学校に入学可能で、日本聖書神学校、日本ルーテル神学校、東京基督神学校(旧日本基督神学校)などがあります。

入学するには、洗礼を受けていることや所属教会の牧師の推薦状が必要です。

入学基準は、伝統的に大卒以上としているところが多く、学校によっては教会奉仕経験があったり、社会人経験を求めたりすることもあり、入学のためのハードルは高めです。

一方で、牧師や伝道師を育成する過程だけではなく、一般信者が知識を深めたいという目的で学ぶことができる基礎や強要コースがあるところもあります。

こうしたコースでは学歴や資格を緩和して入学を認めるところも多いです。

神父・牧師の資格・試験の難易度

進学校への入学が神父・牧師になるための関門

神父・牧師に特別に 必要な資格はありませんが、神学校への入学が最低条件 です。

神学校は全寮制で4年制または6年制が一般的です。

主な入学資格としては、教派に入信してから1年~3年以上たっていること、カトリックの場合は所属する教区の司教、プロテスタントの場合は牧師から推薦を受けることなどがあります。

また、最終学歴は高校卒業以上、もしくは大学卒業以上を挙げるところが多くなっています。

ただし、大学卒業以上が条件でも、大卒に匹敵する学力がある場合は入学を認める神学校もあります。

たいていは入学試験として英語、聖書、召命や志望動機などに関する小論文といった科目が設定されており、さらに多くの場合は面接が課せられ、合格した人のみが進学を許可されます。

なお、神父については独身男性のみ入学可能、女性は不可です。

プロテスタント系の学校の場合、女性も入学できますが、女性牧師を認めるかどうかは教派で異なります。

卒業後のキャリアプランとしては、教会に拠点を置き司牧する神父を希望する場合、およそ1年間の助祭(じょさい)職の経験が必要です。

神父のサポーターやアシスタントとして現場を経験してから、神父に任命されます。

一方、プロテスタント教会の場合、牧師になるまでの課程は教派ごとで違いがあります。

神学校卒業を牧師任命の条件とする教派はありますが、認定試験に合格し、ある程度以上の現場を経験してからでなければ、牧師になる資格が得られない教派もあります。

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神父・牧師の給料・年収

給料は低いが、生活は教会からサポートされる

神父(司祭)はカトリック教会、牧師はプロテスタント教会と、それぞれ所属先は違いますが、どちらも信者からによる献金によって生活しています

神父も牧師も所属する教会によって給料が異なりますが、カトリック教の神父の場合は「清貧」の精神を取り入れている人が多く、実際、 年収200万円程度に達しないケースがほとんど と言われています。

しかし、神父・牧師が教会などで生活する場合、家賃や水道光熱費など生活に必要な費用は全て教会がカバーしてくれます。

とくに神父は独身であることもあり、ぜいたくはできないものの生活に困ることはないようです。

また宗派によっては、万一、教会からの給料が教派で設定した最低賃金に満たない場合、教会が所属する教区から補助金を出してくれることもあります。

決して高給とは言えませんが、神父・牧師ともにあまり贅沢をせずつつましい生活をしているため、お金に困るといったことはないようです。

一方で、教会の規模や教派によってはアルバイトや副業をしなければならないところもあり、決して贅沢な暮らしはできないと考えた方がよいでしょう。

とくに近年では信者が減り高齢化しているため、献金の増加や増額を期待することはあまり現実的ではありません。

そのため幼稚園や保育園などを運営したり、学校や教育施設に出向いてキリスト教を教える講演をしたり、本を執筆したりするなど、さまざまな工夫をして収入を増やしている人も多いです。

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神父・牧師の現状と将来性・今後の見通し

若い世代へ向けた新しい宣教の仕方を模索する

日本にキリスト教が伝来してから450年以上経過しましたが、日本のキリスト教信者数は100万人余りで人口に占める割合はわずか1%弱となっています。

キリスト教は、日本人にとってまだよく知られていない存在で、決して身近な宗教ではないのが現状で、神の教えを広めるために多くの神父や牧師は頭を悩ませています。

とくに日本では少子高齢化が急速に進んでおり、キリスト教信者が増えにくく、 信者数に占める高齢者の比率が高まりつつあり、信者の減少や献金の不足が懸念 されます。

そんな中、若手ならではの行動力や発想力、各種ITツールやSNSなどを用いたネットワーク作りの知識や経験があれば、新しい宣教の突破口が開けるかもしれません。

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神父・牧師の就職先・活躍の場

全国各地にある教会

神父の活躍の場は、全国各地にある教会です。

神父はカトリック教会、牧師はプロテスタント教会 で働きます。

神父としてカトリック教会中心に活動したい場合、はじめは約1年間神父のアシスタント役である助祭(じょさい)を経験してから、晴れて神父に就任します。

プロテスタント教会の場合、牧師になるまでの過程は各教派によって異なり、数年間は伝道師として現場に出ます。

その後、再度試験を受け、合格すれば晴れて牧師の職務に就けるというパターンが多いようです。

伝道師は、神の教えを伝えることはできますが、牧師のように洗礼などの礼典は行うことができません。

一方で、教派や教会の中には女性の牧師を認めていないため、伝道師の資格を持ちながら牧師になれないという人も一定数います。

神父・牧師の1日

朝から夜まで神に祈りをささげる毎日

神父、牧師の一日は朝から夜まで神に祈りをささげる毎日で、仕事とプライベートの線引きが難しい部分もあります。

ただし、礼拝や祈りの時間はあらかじめ決まっているため、規則正しい生活を送ることができ、早朝や深夜に働くことはあまりありません。

<教会に従事する神父の一日>

5:30 起床
6:00 朝の祈り
6:30 朝のミサ
7:30 朝食
8:00 教会が運営する幼稚園での仕事の準備
8:30 始業前の祈り
9:00  幼稚園での業務開始
12:00 昼の祈り
12:30 昼食
13:00 教会や幼稚園の事務仕事
14:00 信者有志による聖書の勉強会に参加
18:30 夕べの祈り
19:00 夕のミサ
20:00 夕食
20:30 事務仕事の残り聖書研究など
23:30 就寝前の祈り

神父・牧師のやりがい、楽しさ

キリスト教の教えを多くの人に広める使命

神父はカトリック教会の聖職者、牧師はプロテスタント教会の教職者ですが、いずれの教会もキリスト教の宗派です。

キリスト教は現在、世界最大の宗教で、世界人口のおよそ3割に当たる約22億人の信者を抱えています。

2000年もの長い歴史を持ち、膨大な数の人々に信仰されているのは、キリスト教が無数の人々に救いと希望を与えてきた結果といえます。

連綿と続いてきたキリスト教で生きる力を得た多数の人々に思いを馳せ、次世代へ伝える使命や責任を感じる神父や牧師は少なくないでしょう。

信仰の素晴らしさを悩める人の心に届けるのは、決して簡単ではありません。

しかし 神の教えが伝わり、悩みや心に傷を負った人が立ち上がるのを目の当たりに するとき、大きな喜びとやりがいを感じるのでしょう。

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神父・牧師のつらいこと、大変なこと

神の教えや救いの言葉を伝える難しさ

神父・牧師の大変なことは、神の教えがなかなか伝わらないことです。

教会には、さまざまな人々がさまざまな悩みを抱えてやって来ます。

それぞれの人に合った聖書のことばや教えを説き、相手が生きる力を取り戻すよう救いを与えていかなくてはなりませんが、これは非常に大変なことです。

また近年、大きな課題になっているのが 若い世代に向けた宣教 です。

少子高齢社会の今、カトリック教会もプロテスタント教会も、若い信者が増えず、信者の高齢化が進む傾向にあります。

最悪の場合、信者が減り続け、教会の存続が危うくなりかねません。

次世代にキリスト教を伝えていくためにも若い世代への宣教は必須の課題で、若い層を引き付けるために、教会はどうあるべきかに頭を悩ませています。

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神父・牧師に向いている人・適性

キリスト教を信じ、多くの人のために役立てたいという人

悩みや不安を抱えた人が、神父や牧師を頼って教会を訪れることは少なくありません。

やってきた人たち全員を受け入れることが、神父・牧師の大事な仕事です。

そんなとき最も重要なのは、 「人の役に立ちたい」、「力になりたい」という気持ち です。

どんな悩みを持った人でも受け入れていくには、人の力になりたいという気持ちの強さが必要なのです。

そして信者の相談に乗ったり、毎日の暮らしの中で判断に迷ったりしたとき、神父・牧師が立ち返るのは聖書に書かれた神の教えです。

聖書は同じ文章でも人によってどうとらえるかによって、見えてくるものが違います。

神を深く信じ、自分なりの理解をしようと常日頃から努力を重ねる人が向いているでしょう。

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神父・牧師志望動機・目指すきっかけ

キリスト教に触れた生活を通し、終身神にささげようとする決意

神父や牧師を目指すきっかけは、家が教会だったり、両親が熱心なキリスト教信者だったりなど、 幼いころからキリスト教文化に触れてきたという人がほとんど です。

そのほか、キリスト教系の学校に進学しキリスト教に触れ信仰を深めた人や、社会人になってからキリスト教を知り、神父や牧師にあこがれを持って目指したという人も少なくありません。

どちらの場合にしろ、キリスト教に触れた生活が体に馴染んでいて、これからもキリスト教に人生をささげるという決心を持った人でなければ神父や牧師にはなれないでしょう。

神父・牧師になることを考えるときには、繰り返し自分の気持ちを確かめ、神の道に生きるという意思を確固たるものにする必要があります。

神父・牧師の雇用形態・働き方

一生をかけてキリスト教に従事する

神父や牧師になった人は、一度職についてしまえばよほどのことがない限りその職を解かれることはありません。

終身をキリスト教にささげる人が多く、転職するケースはほとんどない といってもよいでしょう。

もともとキリスト教に親しみながら生活をしてきた人がほとんどであるため、仕事とプライベートの境目もあまりないかもしれません。

ただし、教会の結婚式などで活躍している神父や牧師はアルバイトの場合が多いです。

神父や牧師は、日曜日は礼拝、土曜日はその準備に追われるので、牧師に週末の司式を依頼しても、なかなか引き受けてもらえません。

そのため結婚式で祈りをささげる神父や牧師の大半は、普段別の仕事に就いている外国人男性としているようです。

神父・牧師の勤務時間・休日・生活

キリスト教の仕事は生活と切り離すことができない

神父や牧師は、生涯をかけて、信じた神の教えを伝えながら人々に奉仕します。

一般的な職業と同じ感覚で取り組める仕事ではなく、 生活と密接した部分も多いため、勤務時間もあってないようなもの です。

いつでもどこでも務めを果たさなければならないので、基本的に神父・牧師の勤務時間に定めはなく、プライベートな時間と労働時間をはっきり分けるのは難しくなっています。

ただし、ミサ(礼拝集会)や祈祷会などは、決められた日時に定期的に行うので、生活サイクルは一定していて、多忙でも規則正しい毎日を送ることができます。

早朝や深夜に働いたり、長時間労働したりするなど、健康に支障をきたすようなことはないでしょう。

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神父・牧師の求人・就職状況・需要

世襲制が強くコネクションが重要

神父や牧師は、 一般的な求人のように情報が公開されることはなく 、人手が少なくなったからといって一般から募集されるようなことはありません。

また神学校を卒業すれば、すぐ神父として教会で活躍できるわけでもありません。

キリスト教の世界は現在も世襲制が根強いため、家が教会、親が神父や牧師という人でなければすぐに活躍するのは難しいでしょう。

神父の場合は所属教区の教会、牧師志願なら各教派の教会で経験を積む必要がありますが、こうした場合も基本的にはコネクションが必要とされます。

神父・牧師を目指したいという人は、神学校に通っているうちからあらかじめ所属する教区や教派の神父・牧師に十分相談しておくとよいでしょう。

神父・牧師の転職状況・未経験採用

転職者も受け入れてくれるが転職には時間がかかる

神父・牧師のなかには一度社会に出てから信仰の道に進んだという人も少なくありません。

神父・牧師になるには、神学校、もしくは大学の神学部に通う必要があります。

注意したいのは、ほとんどの学校で入学資格として、洗礼から1年から3年以上の信者歴、加えて、神父志願なら所属教区の司教の推薦、牧師志願なら各教派の牧師の推薦が必要であることです。

学校卒業後の現場経験期間を入れて、神学校入学からおよそ5年から10年で神父・牧師と呼ばれるようになるため、 一人前となるまで長い時間がかかる ことを覚悟しておきましょう。

その一方で、キリスト教には転職者でも受け入れてくれる土壌はあり、社会人経験のある神父・牧師ならではの持ち味で、悩める人たちを導いている人も多くいます。

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神父と牧師の違い

カトリック教会か、プロテスタントかの違い

神父と牧師の一番の違いは、 キリスト教の教派による違い です。

神父は、カトリック教会や正教会(ギリシャ正教・ 東方正教会)における聖職者に対する尊称であり、職名ではありません。

正式には「司祭」などと呼ばれます。

一方、牧師はプロテスタントの教職者の呼称です。

牧師は職名であり、教職者であることから「先生」と呼ばれることもあります。

また、立場による違いもあります。

カトリック教会の中では大主教、長司祭、司祭、輔祭といった序列があり、その中のひとつの役職として司祭(神父)があります。

カトリックでは「聖職者」として信者より上の立場にあり、信者をとりまとめるリーダー役です。

一方、牧師は一般の信者と対等な立場となり、教会の仕事を担うもののほかの信者と同等の扱いです。

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神父・牧師と司教の違い

神父はカトリック教会における職位「司祭」を指す敬称

教会では、教会を1つの家族としてとらえており、主にカトリック教会では、 司祭の立場にある人を、父親的な存在であるとして「神父」と呼びます

「司祭」はカトリック教会における職位の1つであり、その司祭を呼ぶ際に使用する敬称が「神父」です。

単一の教派であるカトリック教会には、3種類の聖職者「司教・司祭・助祭(じょさい)」が置かれています。

カトリックは一般の企業のように序列があり、司祭にとって司教は上司、助祭はアシスタントにあたります。

一方、プロテスタント教会では序列のない横型の組織が特徴で、立場による上下はありません。

牧師の立場は「教職者」であることから、牧師を「先生」と呼ぶことも多いです。

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修道女になるには

修道会に入会し、修道女として生きる使命を考える

カトリック教会では、 女性の神父(司祭)を認めていない ため、女性がカトリック教会の教えを広めながら生きていきたい場合、選択肢としてあげられるのが「修道女(シスター)」です。

日本のカトリック教会には約100の女子修道会が存在し、共同生活をしながらそれぞれの立場で宣教や社会奉仕活動を行っています。

修道女志願者は、修道会に入会してから1年半〜4年かけて、本当に、修道女として生きることを神に望まれているのか、自らその使命を受けとめられるかを自問自答します。

その後「貞潔・清貧・従順」の約束を神に誓って(誓願)、本格的に修道女の道へと踏み出します。

一般的に修道会に入会できるのは、カトリックの洗礼を受けて3年以上の独身の女性のみで、年齢は18歳から35歳くらいまでが多くなっています。

一方、プロテスタント教会は、教派によっては女性でも牧師になることができ、結婚もできます。

夫と夫婦で牧師職に就き、2人でひとつの教会を運営したり、教会の信者と結婚したりする女性牧師も少なくありません。