作曲家になるためにはどんな学校に行けばいい?
作曲家になるための学校の種類
作曲家になるためには特別な学歴は必要ありません。
ただし作曲家として第一線で働くことを考えると、できるだけ早いうちからしっかりと音楽の勉強をしておいた方がよいでしょう。
とくにクラシック音楽や古典音楽の場合は歴史やルールなどを踏まえなければ作曲できません。
ただし、学校や特別な音楽の指導を受けていなければ作曲家になれないわけではなく、まったくの独学で知識を身に付け活躍している人もいます。
作曲に関する知識を学ぶ場としては、大学や専門学校に進学すること、スクールを利用すること、また留学などがあります。
20代で正社員への就職・転職
作曲家になるための大学
音楽大学には、大きく分けて「クラシック系」と「ポピュラー系」の2つがあります。
昔は音大と言えば大半がクラシック系でしたが、最近はジャズ・ロック・ポップスなどのポピュラー系に門戸を開く大学が増えてきました。
クラシック系の音大で作曲を学ぶためには、ピアノ演奏やある程度の楽典(楽譜)や理論等の入学試験をクリアしなければなりません。
ポピュラー系でも、基本理論やギターやキーボードなど楽器の実技テストがあり、簡単に誰でも入れるわけではありません。
音大で作曲を学んだ作曲家としては、東京芸大卒の坂本龍一があげられます。
さまざまな知識やスキルを身に付けたことでクラシックの枠にとどまらず、テクノから映画音楽まで世界的な活躍をしています。
作曲家になるための専門学校
専門学校を卒業して、プロの作曲家として活躍している人はたくさんいます。
もともと音大がポピュラー系の人材を育てていなかった分、プロになりたい人が専門的な教育を受けるには、専門学校への進学が一般的でした。
また音大に比べ専門学校の方が、入学試験のハードルが低いというメリットもあるので、これからも専門学校の人気は高いと考えられます。
20代で正社員への就職・転職
作曲家になるためのスクール
近年はパソコンを利用して簡単に音楽を作れるようになったため、音楽関係の講座やスクール、個人指導なども増えてきていますし、ネットで完結するe-ラーニング講座もいくつかあります。
しかしそのレベルは大学や専門学校に比べると千差万別です。
実際に学ぶ場合は、カリキュラムや費用、講師や就職へのサポートなどさまざまな情報を収集し、じっくりと検討することが必要です。
作曲家になるための留学
日本に古くからある古典音楽を除けば、音楽の本場は海外です。
本場の音楽を体感したいと、海外への留学を考える人も少なくありません。
海外でハイレベルな指導を受けたり、本場の音楽を聴いたり、同じように作曲家を目指す仲間と出会う中で、作曲のスキルだけでなく人としても成長できることでしょう。
専門学校のなかには、実力次第で海外留学ができるようになっているところもあります。
もちろん、費用や言語など様々な課題があるため、自分に合っているか?実現できるか?などを十分に検討したうえで考えるとよいでしょう。
作曲家の学校選びのポイントは?
作曲家を目指して学校を選ぶ際は、自分がどのような作曲家になりたいかが大きなポイントとなります。
自分が目指すのはクラシックなのかポップスなのか、生の楽器を使って音楽をつくりたいのか、それとも打ち込みかなど音楽のジャンルをある程度絞っておくとよいでしょう。