ラグビー選手の年収はいくら? 収入の仕組みや年俸について詳しく解説
日本のラグビー選手は、その多くが企業の社員ですが、一部のトップ選手はチームとプロ契約を結んで活動しています。
この記事では、ラグビー選手の活動形態別に、年収や収入事情を詳しく解説します。
ラグビー選手の収入の仕組み
日本では、ラグビー選手の多くが、企業の「社員選手」としてラグビーを続けています。
ただ、一部のトップレベルの選手はチームと「プロ契約」を結び、活動するケースもあります。
ここでは、社員選手とプロ契約選手の収入の仕組みについて説明します。
社員選手の収入は会社からの給料
国内最高峰のラグビーリーグであるトップリーグは、プロリーグではなく社会人リーグです。
そのため、日本国内におけるラグビー選手は企業の社員選手が主流です。
各選手は企業のラグビー部に所属し、会社の社員として仕事とラグビーを両立しながら給与を受け取っています。
そうした選手は、勤務年数や役職、実績などによって決まる基本給の他に「試合給」などのラグビー部員手当が支給されます。
会社によって金額は異なりますが、一般的なラグビー部員手当の額は月5~10万円ほどといわれています。
ラグビー部を持つ企業は、会社の広告塔や福利厚生の一環として活動しているチームが多いため、全選手が社員契約である場合も少なくありません。
社員選手のメリットとしては、ラグビー引退後も所属企業の社員として働けることが挙げられます。
万が一、ケガなどでラグビーの道をあきらめたとしても、企業でそのまま働き続けることができます。
プロ選手は年俸制で副収入もある
社員選手に比べれば数は少ないですが、チームと「プロ契約」を結んで活動するラグビー選手もいます。
その場合の選手はラグビーを専業として収入を得ることになります。
プロ契約を結んでいる選手の収入は、プロ野球選手やサッカーのJリーガーなどと同様に「年俸制」です。
人気やチームへの貢献度などによってシーズンごとに年俸額が定められ、その額を12分割した金額が毎月支払われます。
また、プロ契約選手は、年俸以外にも契約金、試合出場料、賞金などの形で収入を得ることが一般的です。
スポンサー契約料やテレビ出演料、CM出演料、メディアの取材を受ける際の謝礼などもあります。
社員選手のように引退したあとの保証はありませんが、主力として活躍している選手であれば現役時代の収入はプロ契約選手のほうが高いです。
また、プロ契約の選手の収入は、その選手の人気や実績、所属するリーグやチームの影響を受けるため、基本的によい成績を残せば残すほど年収は高くなります。
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ラグビー選手の平均年収・収入
ラグビーは人気があるスポーツですが、日本の場合、野球など他のスポーツ選手に比べると、まだまだ平均年収は低めです。
ここでは、ラグビー選手の年収や収入の特徴を紹介します。
全体としては他のスポーツに比べると低め
トップリーグでプロ契約を結んでいる日本人選手の年俸は、500万円~1500万円程度の人が多いといわれています。
ただし、トップリーグにおけるラグビー選手の具体的な収入額は公表されていません。
社員選手の給料も企業によって異なるため、一概に金額を示すことは難しいです。
また、プロ契約の選手の収入についても、年俸や契約内容は個別の条件によって変動するため、一律に言及することはできません。
一般的には、トップリーグでのプロ契約による年俸は野球やサッカーなど他のプロスポーツリーグに比べて低めといわれています。
海外ではプロラグビー選手の年収が1億円を超えることは珍しくありませんが、現在の日本人選手はそこまで高額な収入を得ているのは限られた人のみです。
しかし、近年ではプロ契約選手の収入向上やプロリーグ化の動きも見られ、収入の改善が進む可能性もあります。
選手の平均収入は、今後のラグビー界の動向によって変化していく可能性があるといえるでしょう。
ラグビー選手のトップ選手の年収は?
ラグビー界のトップ選手の年俸は、個々の実績や能力、人気度によって大きく異なることが一般的です。
報道によればトップリーグの日本人選手で年俸額が最も高額なのは、正確無比なキックで日本代表の主力として活躍する田村優選手で約4000万円とされています。
田村選手は2016年までNECの社員選手としてプレーしていましたが、2017年に年俸が高いことで知られているキヤノンイーグルスに移籍してプロ契約を結びました。
また、日本代表のキャプテンを務めたリーチ・マイケル選手の年俸も高額で、約3500万円といわれています。
スポンサーシップやCM出演などの収入源も存在し、それらを含めると年収が1億円を超えることも考えられます。
ただし、これらの金額は推定や報道に基づくものであり、具体的な契約内容や金額についてはそれぞれの事例によって異なる可能性があります。
プロ野球やJリーグのトップ選手と比べると年俸額は低いですが、それでもトップレベルの選手はスポンサー契約料やCM出演料などを含めると、年収は1億円を超えていると考えられます。
ラグビー選手の福利厚生・待遇
現状では、日本のトップリーグでプレーする選手の多くが社員選手であり、基本的には一般社員と同様の待遇でラグビーをします。
試合の出場手当や勝利給、労災の手当など、ラグビー選手に特有の手当が支給されることもあります。
また、ラグビーチームを持っている企業はヤマハ・ドコモ・トヨタ・パナソニック・神戸製鋼といった大企業が多いため、待遇や福利厚生などは手厚いと考えられます。
ただし、ラグビー選手は長時間の練習に取り組む必要があるため、残業などをすることが制限される場合もあります。
その結果として、手取りの給与額が一般の社員よりも低くなることがあるかもしれません。
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「ラグビー選手の年収・収入」まとめ
日本のラグビー選手の多くは、ラグビー部を持つ社会人チーム(企業のラグビー部)に属しています。
企業の選手として活動する場合は、会社の社員としての基本給や各種手当に、ラグビー部ならではの手当が上乗せされて給料が支給されることます。
一部の選手はプロ契約を結び、年俸制で収入を得るほか、広告やスポンサーシップ契約によって収入を大幅に増やすこともあります。