ラグビー選手の需要・現状と将来性

ラグビー選手の現状

日本代表の活躍でラグビー人気が急上昇中

2015年のワールドカップで、ラグビー日本代表は世界トップレベルの強豪国である南アフリカを下す金星を挙げ、世界を驚かせました。

さらに、2019年に日本で開催されたワールドカップでは日本ラグビー史上の最高成績となるベスト8進出を果し、国内のラグビー人気は一気に高まっています。

2015年のワールドカップでは、五郎丸歩選手のプレースキックを蹴るときのルーティンが「五郎丸ポーズ」として有名になりました。

2019年のワールドカップでも稲垣啓太選手やリーチ・マイケル選手など多くの選手が人気となり、近年はラグビー選手がメディアで取り上げられる機会が増えています。

ラグビー選手を目指す子どもも増加

ラグビー人気の高まりによって、ラグビー選手を目指す子どもも増加しています。

少子化によって野球などのスポーツでは競技人口の減少が問題となっており、ラグビー人口も1995年をピークに減少が続いています。

しかし、そんな状況下でも日本代表の活躍によってラグビーを始める小学生や中学生は増加の兆しがあります。

幼児や小学生を対象としたラグビースクールなどでは、2019年のワールドカップ後に生徒の数が3割から4割増加したところもあります。

ワールドカップの盛り上がりが今後も継続するとは限りませんが、現状、ラグビー界にとっては追い風が吹いているのは確かです。

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ラグビー選手の今後の動向

学生を含むアマチュアは古くから日本でも人気スポーツでしたが、プロに関しては野球やサッカーを始めとする他競技に後れをとってきました。

しかし、ラグビー界でもプロ化の議論はされており、2022年1月には新リーグを発足させる方向で進んでいます。

トップリーグに所属する企業チームからは慎重な意見もあるため、すぐに完全なプロリーグとはならない可能性が高いですが、将来的なプロ化に向けて大きな一歩が踏み出されようとしています。

実際、2020年6月26日に締め切られた新リーグへの参入申請には、トップリーグの16チームと2部リーグにあたる「トップチャレンジリーグ」の8チームを含む25チームが応募しました。

日本代表の活躍でラグビー選手の人気が高まっている中で、ラグビー界の今後の動向に注目が集まっています。

ラグビー選手の将来性

ラグビーはもともと、ヨーロッパやオセアニアなどを中心に世界の多くの国々で高い人気を誇るスポーツです。

日本でも昔から熱心なファンがいましたが、日本代表の人気とプロ化の動きによってラグビー界は新しい時代を迎えようとしています。

新リーグがいい形でスタートすれば、Jリーグの開幕によってサッカーが日本のメジャースポーツとなったように、ラグビーも同様の道を進むことになるかもしれません。

いま、ラグビー界は新しい時代に突入しようとしており、ラグビー選手にも明るい未来が待っている可能性は大いにあります。

一方で、将来的にプロ化されれば企業チームは消滅していく可能性があり、企業の正社員としてラグビー選手を職業とする道を考えている人にとっては今後は不透明な部分もあります。