女性のナレーターのキャリアパス・結婚後の生活

女性のナレーターの現状

ナレーターは、年齢や性別を問わず、さまざまな人が活躍できる業界です。

テレビやCMのナレーションは、企画によって「中年の男性の落ち着いた声で読んでほしい」「若い女性の溌剌(はつらつ)とした声で読んでほしい」など幅広いオーダーがありますから、まさに老若男女にチャンスが与えられる仕事といえます。

女性のナレーターも非常に多く、ドラマやドキュメンタリーのようなテレビ番組から企業のCM、展示会などのイベントまで、幅広く活躍しています。

女性のナレーターのなかには、放送局のアナウンサーとして正規雇用されている人もいますが、大半はフリーランスの立場で働いています。

事務所やプロダクションに所属しながら単発で仕事を受ける、というのが一般的な女性ナレーターの働き方だと考えてよいでしょう。

女性のナレーターの強み・弱み

女性がナレーターとして働くにあたって大きな強みになるのは、声です。

女性の声には、男性にはない独特の柔らかさや美しさ、上品さや華やかさがあるため、女性のナレーターはこういった特性を武器として働くことができます。

硬派なイメージが強いドキュメンタリー番組やニュースの特集では、できるだけ視聴者に親しみを持ってもらうために、あえて女性の声を採用することも多いようです。

また、企業のPR動画や美術館などの案内ナレーションなども、柔らかいイメージを打ち出すために女性の声を多く採用しています。

こうした強みがある一方で、「声量が出ない」「響きに強さが足りない」などの悩みを持つこともあります。

実際に、野球や相撲などのスポーツ番組では、力強い声を持つ男性のナレーターが採用されることも多いようです。

ナレーターの結婚後の働き方・雇用形態

女性のナレーターは結婚後、どのような働き方をするのでしょうか。

これに関しては、もともとフリーランスで働いている人が多いので、結婚後も同じようにフリーランスのまま働き続けるという選択をする人が多いようです。

フリーランスは自分の裁量で仕事を選ぶことができるので、家事や育児と両立しやすいという点は大きな魅力的でしょう。

その反面、単発の仕事ばかりで収入が安定しないことが多く、独身時代は実家暮らしやルームシェアをしながら働いていることも珍しくありません。

結婚後は配偶者と生計をともにすることで安定した生活を送りやすくなりますが、ナレーターの仕事だけでは収入が少ない場合は飲食店や事務などの他のアルバイトと掛け持ちする必要があります。

ナレーターは子育てしながら働ける?

ナレーターは、女性にとって子育てしながら働きやすい職業です。

フリーランスの場合は自分のスケジュールに合わせて仕事を受けることができるので、「出産から数年間は仕事を離れる」とか「子どもが幼いうちは土日しか仕事を入れない」とか「子どもの小学校の行事に合わせて休みを取る」ということが可能なのです。

また、ナレーションの仕事は在宅でできる作業が多いのも特徴です。

台本を読みながらアクセントやイントネーションを確認したり、朗読の練習をしたり、スタッフと電話で打ち合わせをしたり…とさまざまな作業を自宅にいながら行うことができます。

スタジオで収録をする日さえ出勤すればよいので、できるだけ子どもと一緒にいたいという人にとって働きやすい職業といえるでしょう。

ナレーターは女性が一生働ける仕事?

ナレーターは女性が年齢を問わず活躍することができる職業です。

10~20代の頃は若々しくて溌溂とした声を武器にして仕事をすることができますし、30~40代になると落ち着いた柔らかい声が生かせる仕事を引き受けることができます。

50代、60代と年齢を重ねていくうちに、ナレーターとしての発声や朗読のスキルはもちろんのこと、幅広い知識を身につけ、品性や知性も磨くことができるようになります。

こうした年齢だからこそできるナレーションもあるので、年齢を重ねたからといって仕事がなくなるわけではありません。

「一生自分のスキルを磨き続けられる職業に就きたい」と思っている女性にとって、ナレーターは非常にやりがいのある職業になるでしょう。