ナレーターの有名な人・人気のブログ・インスタ【2020年版】
有名なナレーターに求められるもの
ナレーターは学歴や経歴にかかわらず、どんな人にでもなれるチャンスがある仕事です。
人々を魅了する声を持っていることは大きな武器となりますが、それだけでは有名なナレーターにはなれません。
放送作家などが作成した台本を元に、どのように表現したらよいのかを瞬時に判断する必要があります。
また、多くのスタッフたちと打ち合わせなどを行うため、コミュニケーション能力も求められます。
ここでは、日本で活躍する有名なナレーターの紹介と、インスタやブログで発信されている情報を紹介します。
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ナレーターの有名な人
テレビやラジオなどのメディアで活躍する、有名なナレーターを6人紹介します。
ナレーターは俳優などとは違い、人々の前に出ることが少ないため、有名な人であっても顔が思い浮かばないことが多くあります。
しかし、声を聞けば「ああ、あの人!」とわかるのが有名ナレーターの証です。
有名なナレーターの経歴や代表的な仕事をみていきましょう。
銀河 万丈(ぎんが ばんじょう)
銀河万丈さんは、1948年生まれ・山梨県出身の有名なナレーター&声優&俳優です。
大学では放送研究会に入部し、将来の仕事にもつながるだろうと、ラジオドラマ制作を手がけていました。
卒業後は劇団での俳優業を経て、現在所属する青二プロダクションにボイステープを持ち込んだことを契機に声優の仕事を得ました。
1970年代後半のテレビアニメ『機動戦士ガンダム』のギレン・ザビ役や『北斗の拳』のサウザー役など、アクの強い役柄が得意です。
『プレバト!!』や『明石家さんちゃんねる』などのバラエティ番組のほか、NHK教育テレビなど固い番組でもナレーターを務めています。
<主な実績>
・『開運!!なんでも鑑定団』(TX)
・ゲームアプリ『ファイアーエムブレム ヒーローズ』(ドーマの声)
・『JNN報道特集』(TBS系列) ほか多数
立木 文彦(たちき ふみひこ)
立木文彦さんは、1961年生まれ・長崎県出身の有名なナレーター&声優です。
1980年代前半にテレビアニメの声優としてデビュー以降、海外映画の吹き替え、テレビ番組のナレーション、ライブ活動などを行っています。
テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の碇ゲンドウ役と聞けば、立木さんの声を思い出す人もいるかもしれません。
総合格闘技イベント『PRIDE』や『世界の果てまでイッテQ!』などのナレーションを担当し、広くその声を知られるようになりました。
トルバドール音楽事務所を経て、現在は株式会社大沢事務所に所属して、数多くの仕事を担っています。
<主な実績>
・『銀魂』(長谷川泰三、ナレーション)4シリーズ
・『テルマエ・ロマエII』(アケボニウスの声)
・『仮面ライダージオウ』(ガイアメモリの声) ほか多数
垂木 勉(たれき つとむ)
垂木勉さんは、1958年生まれ・北海道出身の有名なナレーター&声優です。
学生のころから演劇活動を行い、卒業後の1978年から安部公房スタジオに所属して俳優デビューしました。
1979年に私塾で学んだのち、2008年ザ・ユニバースを設立して独立。
クイズバラエティ番組『Qさま!!』のナレーターとして有名ですが、スポーツ、報道番組のナレーションを担うほか、声優や俳優としても活躍中です。
<主な実績>
・『S・カルマ氏の犯罪』主役S・カルマ(安部公房芥川賞受賞作)
・人間観察バラエティ『モニタリング』(TBSテレビ)
・『もう誰も愛さない』(フジテレビ)王の部下の陳 役 ほか多数
畑中 ふう(はたなか ふう)
畑中ふうさんは、1959年生まれ・大阪府出身の有名なナレーターです。
『M-1グランプリ』のナレーターとして有名で、関西のテレビやラジオ番組を中心に、DJやトークイベントなどを精力的に務めています。
大学では放送局に入部し、先輩から声を褒められたことが心に残っていたそうです。
卒業後は、「実況のできる営業」という不思議な職種で広告会社に就職したものの、4年でサラリーマンを辞めて上京。
紆余曲折を経て大阪に帰郷し、大手芸能事務所でMCや結婚式の司会などを2年間務めたとのこと。
その後、ナレーション1本で食べていく決意を固め、独立しました。
今後は、地域や社会貢献できるラジオを作り、ライフワークにしていきたいそうです。
<主な実績>
・テレビCM『ゴン太のほねっこ』ゴン太の声
・『たかじんの胸いっぱい』(関西テレビ放送)
・『みんなの甲子園』(MBCテレビ) ほか多数
クリス・ペプラー
クリス・ペプラーさんは、1957年生まれ・東京都出身の有名なナレーター&声優&俳優です。
ドイツ系アメリカ人の父と日本人の母の間に生まれ、インターナショナルスクールを卒業後はカリフォルニアで過ごします。
帰国後の1988年、開局したばかりの『FMラジオ局J-WAVE』のナビゲーターとして抜擢されました。
以降、得意分野の音楽や映画、スポーツ番組などのナレーション、CM出演、海外セレブの来日記者会見など多方面で活躍中です。
<主な実績>
・『TOKIO HOT 100』(ラジオJ-WAVE)/26年目
・『洋楽ライブ伝説』(WOWOW)
・インタビュー/トム・クルーズ、ジョニー・デップ、マライヤ・キャリー ほか多数
佐藤 賢治(さとう けんじ)
佐藤賢治さんは、1970年生まれ・神奈川県出身の有名なナレーターです。
『雨上がり決死隊のトーク番組 アメトーーク!』のナレーター担当としても有名ですが、「○○はさておき…」も耳に残るフレーズとして知られています。
佐藤さんは数字が取れるナレーターとして引っ張りだこで、日に10本掛け持ちすることもあるという、まさに売れっ子のナレーターです。
その裏には、番組が求める声のトーンや話し方を研究し、努力し続ける姿勢が伺えます。
<主な実績>
・『スクール革命!』(NTV)
・『爆報!THEフライデー』(TBS)
・『スーパーJチャンネル』(EX) ほか多数
ナレーターの人気のブログ
みなさんは、ナレーターの人気のブログはチェックしていますか?
ナレーターのブログからは、多くの人に声を届ける活動内容や日常生活を垣間見ることができます。
3人のナレーターのブログを紹介するので、どのような情報を発信すればよいのかなどを参考にしてください。
ナレーター・声優 西原さおりオフィシャルブログ「小さなシアワセ」
アメーバブログ「その他職業ジャンル」で人気のナレーター、西原さおりさんのブログです。※2020年1月17日現在/44位
フリーランスのナレーターや声優として活動中で、モットーに「誰よりもわかりやすい語り」を掲げています。
NHK Eテレ『日曜フォーラム』のナレーションや、資生堂、味の素など大手企業のCMナレーションなど、多くの依頼を受けている実力派ナレーターです。
ブログには、ナレーターのためのワークショップに参加した際にブルブルするほど緊張したことや、大好きな宝塚の話などが盛りだくさん。
夢は、宝塚関連のナレーションをすることだそうです。
現在は東京在住の西原さんですが、ブログによると故郷は福岡だそうで、帰省した際に食べた美味しそうな「ゴボ天ザル」の写真がアップされていました。
ブログへの投稿写真に絡めて自身の情報をPRするのは、自分を知ってもらうことにつながります。
ブログのプロフィール欄には、仕事依頼用にボイスサンプルが聞けるホームページアドレスが掲載されており、受注の取りこぼしを防ぐためにも見習いたいポイントです。
ナレーター・声優 西原さおりオフィシャルブログ「小さなシアワセ」
Rachel Chan's BLOG
アメーバブログ「その他職業ジャンル」で人気のナレーター、レイチェル・チャンさんのブログです。※2020年1月17日現在/110位
レイチェルさんは、海外生活での語学力を活かし、バイリンガルナレーター&MC、フリーアナウンサー、ラジオパーソナリティとして活躍中です。
また、東急プラザや東京サマーランドなどの館内放送を日本語と英語で届ける仕事など、多数受注しています。
ブログでは、ナレーターの仕事を受注する際の基本選考や面接で活かせるヒントとして、気負わずに楽しむこと、諦めないことなどが、プロになったあとでも大切だと伝えています。
ほかにも、ナレーターの商売道具でもある喉をいたわるグッズ紹介などもあり、将来ナレーターを目指す人に参考になる記事が満載です。
服部佳代子のはじめの一歩
アメーバブログ「起業・ビジネスジャンル」で人気のナレーター、服部佳代子さんのブログです。※2020年1月17日現在/400位
服部さんはナレーターだけでなく、フリーアナウンサー、競輪キャスターなどのタレント業、話し方講座、絵本セラピー、笑顔セラピー、カラーセラピーなど多岐に渡って活躍中です。
ブログには、ナレーターの基本でもある正しい読み方が崩れている傾向にあることや、カメラに映る際の衣装選びの難しさなど、日々感じることが綴られています。
また、ブログのタイトルにあるように、初めてトライする習い事の話などが数多く掲載されており、自分磨きを心がけていることがわかります。
20代で正社員への就職・転職
ナレーターのインスタ
インスタは写真投稿がメインですが、ナレーターの仕事は声が武器なので、音声や動画を掲載する人も多くいます。
また、写真や動画とともに、文章で自身の想いや魅力をアピールできるのもインスタのメリットです。
インスタで情報を発信するナレーターを3人紹介するので、ぜひフォローしてみましょう。
小坂 由里子(こさか ゆりこ)
フリーのTVナレーターとして活躍中の、小坂由里子さんのインスタです。
『有吉お金発見 突撃!カネオくん/NHK』や『バイキング/フジテレビ』など、有名なテレビ番組やCMでナレーションを担当しています。
インスタには、担当する番組紹介やナレーション原稿で初めて知った豆知識などがアップされています。
喉をいたわるマスクを着用した投稿写真には、「吉岡里帆さんに似てる!」といったファンの声も。
インスタがきっかけで友人ができることもあるそうで、コメントをくれた人への感謝心なども綴られています。
片岡 晟(かたおか あきら)
バラエティやドキュメンタリー番組だけでなく、NHK放送技術研究所『技研公開2018』でナレーターを務めた、片岡晟さんのインスタです。
顔面の筋肉を大げさに動かして喋ることから、「顔面マイク破壊系ナレーター」と自称しています。
インスタの上部には、片岡さんの顔の動かし方がわかる動画や宅録風景があるので、ぜひ確認してみてください。
片岡さんのようにインスタに動画を投稿することは、仕事の依頼主に声を知ってもらえるメリットがあります。
投稿された書「挑」に加え、「先輩ナレーターとしてたくさん稼ぎ、挑戦する次世代ナレーターに投資したい」と熱い決意を記すなど、片岡さんの人柄が伝わるようなインスタです。
伊津野 亮(いづの りょう)
『ぷっ』すま/テレビ朝日系列』のナレーションや、スタジオでの生コマーシャルで商品紹介をすることで有名な、伊津野亮さんのインスタです。
日焼けした顔にマッチョな体格、渋い声が特徴的な伊津野さんは、サーフィンやロードレースなどアウトドアスポーツが趣味なのだそう。
1990年にナレーター事務所を設立し、後輩たちの育成にも力を注いでいます。
インスタによると、2019年からはナレーターやDJなどのセミナー・スクールを開講し、一般からプロまでを指導しているとのこと。
オシャレな普段着姿や絶叫実況中の写真、お子さんを抱っこした写真などバラエティに富んだ写真が盛りだくさんで、芸歴30年越えの伊津野さんの魅力が満載です。
ここまで、有名なナレーターの活動やブログ、インスタを紹介してきました。
どのナレーターも素敵な声の持ち主ですが、自分磨きを怠らない姿勢も持っています。
みなさんも、表現力の土台ともなる人生経験を積むと同時に、ナレーター養成専門学校や通信教育のナレーター養成講座などで基礎を身につけ、有名なナレーターになれるよう頑張りましょう。