騎手リーディングとは?

騎手リーディングとは

勝利数ランキングのこと

騎手リーディングとは、その国や地域、競馬場、主催団体においてシーズンの「勝利数ランキング」のことです。

期間や対象となるレースの範囲はさまざまですが、騎手にとっては実力を示す大きな指標となります。

中央競馬の騎手リーディング

中央競馬では、JRAが主宰するレースにおける勝利数でランキングがつけられます。

2012年度まではJRA主催レースに加えて、地方競馬で行われるJRA指定交流競走における勝利数も含まれていましたが、2013年度からはJRA主催レースの成績のみが対象となっています。

美浦(関東)と栗東(関西)それぞれの所属騎手の中で勝利数が多い騎手も発表されていて、それぞれの最多勝利騎手を「関東リーディングジョッキー」「関西リーディングジョッキー」としています。

地方競馬の騎手リーディング

地方競馬では、地方競馬全体での騎手リーディングのほかに、開催主催者や競馬場単位でリーディングがあります。

2009年度からは「NARグランプリ最優秀勝利回数騎手賞」が設けられました。

これは、中央競馬を含む勝利数の合計によって争われています。

リーディングジョッキーになるのはどんな騎手?

中央競馬ではフリー転向後がほとんど

2000年以降の20年間における中央競馬リーディングジョッキーは、15人がフリー騎手です。(武豊8回、クリストフ・ルメール3回、岩田康誠2回、蛯名正義と福永祐一1回、)

残りの5回は、嶋田潤厩舎所属(当時)の内田博幸が2回、田島俊明厩舎所属の戸崎圭太が3回です。

厩舎所属の騎手は、やはり所属厩舎の馬に乗ることが多くなります。

そのため、所属厩舎の馬よりも能力の高い馬への騎乗依頼を断らざるをえないときがあります。

実力をつけていく段階の若手時代は、定期的に騎乗することができる厩舎所属の騎手である方が良いかもしれません。

しかし、実力がつけば、より良い条件を自ら選択することができるフリーに転向する方が、勝利数の獲得にはつながるでしょう。

ただし、これまで育ててもらった厩舎との関係性などは良好に保っていく必要はあります。

そのあたりのバランス感覚は、フリーとして騎手をする上で求められる資質といえるでしょう。

地方競馬リーディングからは中央競馬進出者も

地方競馬のリーディングは各競馬場のほかに、地方競馬全体とJRAの勝利数を合わせたものがあります。

2009年に新設された「NARグランプリ最優秀勝利回数騎手賞」を獲得した騎手は、2019年までに6人。(戸崎圭太4回、森泰斗3回、川原正一、田中学、下原理、吉村智洋1回)

このうち、戸崎圭太は既にJRA騎手免許試験を受けて、合格。

2019年まで6年連続で関東リーディングジョッキーに君臨しています。

地方競馬でも実力が認められれば、中央競馬へ進出し活躍することが可能であることを示してくれました。

リーディングジョッキーになる意味

リーディングジョッキーになることは多くのレースで勝利したことを意味します。

それだけ多くの獲得賞金を得ることができるだけでなく、「勝てる騎手」としての評価も上がります。

騎手リーディングは、馬主や調教師が騎乗依頼を頼むときの一つの指標にもなります。

リーディングジョッキーはもちろん、リーディングで常に上位にいられれば、能力の高い馬への騎乗依頼も増えるでしょう。

また、中央競馬のリーディング上位騎手はメディアの露出が増えるなど、騎手以外の仕事も増えていきます。

全国リーディングジョッキー18回を誇る、武豊騎手は競馬関連の番組にとどまらず、バラエティー番組からもオファーが来る人気者です。

もちろん、勝利数が多いだけではなく、高い人間性も求められることになります。

リーディングジョッキーは騎手界の顔として、今後の人気を引っ張っていく重責も担っていかなくてはなりません。