JICA職員の勤務時間・休日
JICA職員の勤務時間
JICAの勤務時間は9:30〜17:45で、1日あたり実働7時間30分、1週間あたり実働37時間30分と就業規則によって定められています。
休憩時間は、基本的には12:30〜13:15までの45分間です。
また上記の勤務時間以外にも、JICAでは始業時刻を早めたり遅らせたりできる時差出勤(フレックスタイム制)を導入しています。
あくまで「業務に支障が出ない範囲で」という条件付きですが、始業時刻を8:00、8:30、9:00、10:00、10:30のいずれかから選べます。
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JICA職員の休日
休日については土曜・日曜、国民の祝日、年末年始(12月29日から翌年1月3日まで)とされています。
業務の状況によっては休日出勤を命じられることもありますが、その場合は振替休日を取得可能です。
有給休暇に関しては1年間に20日間が付与され、消化できなかった分の日数は10日を限度として次年度以降に繰り越せます。
そのほかにも、結婚するときや親族の死去・葬儀のときに使用できる特別有給休暇も準備されています。
育児休業については「子どもが3歳に達する日まで」と決められており、一般的な企業に比べてかなり長い期間を休業できます。
JICA職員の残業時間
このように就業規則によって勤務時間や休日がきっちりと定められているJICAですが、仕事の進み具合に応じて残業が必要なケースも多々あります。
たとえば、国内拠点で「海外の政府要人の視察受け入れ」を任された職員なら、来日が近づけばその準備のために残業が増えるでしょう。
もしくは総務部門の経理課に勤務する職員なら、決算期が繁忙期であるためその時期は残業時間が増えると予想されます。
基本的には個人で持っている仕事を個人の采配でこなす部署が多いため、長期的な目線で効率的に仕事を進めていくことで残業時間を減らせるでしょう。
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JICA職員に夜勤はある?
担当するプロジェクトによっては、夜勤で対応しなければならない場合もあるでしょう。
たとえば以下のレポートは、海外にある病院の夜勤時間帯(19:00〜翌朝9:00時ごろまで)の様子を観察し、問題点や改善点がないかを確認した活動内容が記されています。
就業規則で定められた「9:30〜17:45」はあくまでベースとなる勤務時間であり、担当業務にあわせた柔軟な対応が求められます。
JICA職員は忙しい?激務?
JICA職員の仕事内容は多岐にわたり、忙しさに追われる日々を過ごす人も少なくありません。
開発途上国への支援プロジェクト一つをとっても、そこには膨大な数の人々が関わっています。
日本の省庁担当者や海外の政府担当者、その分野の専門家、ボランティアの人たちなど、それらの関係者との調整を行うだけでも多くの時間を要するでしょう。
支援プロジェクトをスムーズに進めていくためには、複数のタスクを同時に効率よく処理していかなければなりません。
とくに立ち上がったばかりの大型プロジェクトを担当する場合は、プロジェクトが軌道に乗るまでは非常に忙しい日々が続くでしょう。
JICA職員の休日の過ごし方
ハードな仕事をこなすJICA職員ですが、休日は趣味に没頭したり終日ゆったり過ごしたりして、思いっきりリフレッシュする人が多いようです。
ただし、勤務先が国内か海外かによっても休日の過ごし方は大きく異なるでしょう。
開発途上国に赴任する場合は、日本のように買い物をする場所や娯楽施設などが整っていないケースも珍しくありません。
どんな地域を担当する場合であっても、自分なりの上手な気分転換の方法を持っておくのが重要です。