ディスパッチャーのやりがい・楽しさ・魅力
ディスパッチャーのやりがい・楽しさ
フライトを支える実感
航空機は、さまざまな人の力が合わさってこそ、安全に飛行することができます。
実際に航空機を操縦するパイロットや、機内でお客さまにサービスをする客室乗務員(CA)のほか、地上でもグランドスタッフ、整備士など大勢の人が活躍しています。
そして、気象データ等に基づいて飛行計画を立てていくディスパッチャーも、欠かすことのできない役割を任っている一人です。
それぞれの分野のプロが力を合わせ、1つの航空機をしっかりと飛ばしていく、それだけでも、大きな充実感が味わえる仕事です。
無事にフライトが終わったときには「何事も起きなくて良かった」という安心感とともに、やりがいが味わるでしょう。
「地上のキャプテン」として
ディスパッチャーは、「地上のキャプテン」ともいわれています。
フライト中、パイロットに運航方針を伝えたり、天候悪化などの状況に応じて目的地空港変更したりするなど、適切な指示を出すのもディスパッチャーの役割です。
航空機の安全性を支えるディスパッチャーの存在なくして、航空機は飛ぶことができないのです。
パイロットからも常に頼りにされますし、誇りと責任感を持ちながら仕事ができるでしょう。
安全な運行への責任
ディスパッチャーは「運航管理者」と呼ばれる通り、安全な運航に関する責任を持つ仕事です。
万が一、急激に天候が悪化したり、機体にトラブルが起きたりなど非常事態の際には、的確な指示を出し安全に航空機を着陸させなくてはなりません。
さまざまな技術が発達した現在でも、航空機を運行させる以上、100%の安心安全を保障するものはありません。
とくに異常気象や災害が頻発している昨今では、的確で迅速な対応が求められ、ディスパッチャーの仕事は、航空管制官やパイロットと同じように重い責任がのしかかります。
乗客や乗務員を含めた人命を守る仕事でもあり、難しいながらもやりがいのある仕事といえるでしょう。
20代で正社員への就職・転職
ディスパッチャーの魅力
経験を積んでキャリアアップ
一人前のディスパッチャーになるためには、実務経験を積んで、国家資格を取得するなど、長い時間がかかります。
仕事を始めてからもしっかりと勉強を続けなければなりませんが、やればやるだけステップアップでき、重要な仕事も任されるようになります。
ディスパッチャーは、航空機のトラブルや急な天候悪化など、ときに非常事態に遭遇することもあります。
どのような事態にも冷静に対処できるようになったときには、自分の成長が実感でき、また新しいやりがいが感じられるはずです。
さまざまな知識が身につく
ディスパッチャーが仕事をするためには、気象や航空法、航空機の機能など多岐に渡る知識を身に付けなくてはなりません。
そのためには多くの勉強をしなくてはなりませんが、こうして身に付けた知識は、航空業界で働くには大いに役立つものです。
ディスパッチャーとして長く働くことはもちろん、航空業界で違う職業につく場合でも生かすことができるでしょう。