カスタマーエンジニアの1日のスケジュール・勤務時間や休日についても解説
カスタマーエンジニアの1日の流れ
20代で正社員への就職・転職
カスタマーエンジニアの勤務時間・休日
会社によって大きく2種類に
同じカスタマーエンジニアでも会社によって扱う機器が異なります。
それに伴い保守・点検の頻度も違ってきます。
また機器の性質によっては24時間常駐する必要があったり、深夜に点検を行うものもあったりします。
こういったことから、いわゆる日勤帯固定の会社と交代シフト制をとっている会社とに分かれます。
後者の場合、3交代が一般的で早番、日勤、遅番あるいは日勤、遅番、夜勤といったような形になります。
昼夜を問わず常時稼働する機器を扱う会社の場合、深夜にトラブルが起きても対応できるようにこのような体制をとっているわけです。
また基本は日勤帯固定での勤務であっても待機シフトといって1、2か月に1回休日出勤したり、夜勤で待機したりする体制をとっている会社もあります。
休日・深夜の対応は?
シフト制勤務は保守サービスを専門に行っている会社によく見られる傾向があります。
この種の会社は深夜帯でも対応できるサポートメニューを設置しているため、シフト制で常にカスタマーエンジニアが現場に向かえる体制をとる必要があるというわけです。
各種機器のメーカーは一般的な会社員同様の勤務時間帯で勤務している傾向があり、時間外の対応は一切不可であることを打ち出している会社も少なくありません。
一方で休日や夜間の緊急な修理要請に備えて待機シフトを組んで対応している会社もあります。
カスタマーエンジニアは休日や睡眠時間を返上して現場に出向くこともあるのです。
待機シフトの例としては1、2か月に1回程度土曜日に出勤したり、平日21時まで待機したり、夜勤で待機したりといったことが挙げられます。
もちろん、翌日の出勤時間が遅くなったり、あるいは休みになったり、振替休日がとれたりと社員の負担にならないような形をとっています。
休日返上で呼び出されることも
各種機器が故障した際に連絡を受け、現場に向かって修理を行うことはカスタマーエンジニアの主要な業務の一つ。
もちろん故障のタイミングは予測できるものではありません。
突然生じた不具合が、その後の業務に差し障ることを避けるため修理依頼はすぐに出されるもの。
依頼されるのは勤務時間内とは限らず、早朝や深夜、時には自分が出勤の日でない場合もあります。
月30時間前後は残業あり
冒頭のタイムスケジュールでも日勤で考えると2時間程度の残業が生じています。
これは珍しいことではありません。
その分手当がついたり、基本給が高めに設定されていたりしますが激務に見合わないと感じている人も多いのが正直なところです。
カスタマーエンジニアは残業の多い業種であり、会社によっては月30時間前後にまで上るところもあるのが現状です。
電動自転車で移動することも
1日にはしごする担当先は最低でも5件。
場合によっては10件近い現場を訪問することもあります。
その際の移動手段は社用車を利用することになるため、普通自動車免許は必須です。
また工業団地などで担当先が密集している場合、電動自転車を使用している会社もあります。