コンサートスタッフへの転職・未経験からなるには?
コンサートスタッフへの転職状況は?
ステージエンジニアへの転職
音響、照明、映像を扱うステージエンジニアは経験が物をいう技術職であるため、同業種からの転職は比較的スムーズです。
転職後は数日から数週間の研修期間後、即戦力として働くことが可能でしょう。
ローディーへの転職
ローディーの職務内容は大きく分けて、運搬やセッティングをメインに行うケースと、これに加えて楽器や機材のチューニングやメンテナンスまで行うケースがあります。
前者の場合、体力・腕力があり丁寧な荷物の扱いができることが条件になるため、前職がどんな仕事であっても問題ありません。
後者の場合は複数の楽器の演奏や手入れができる知識と技術が必要となり、転職後すぐに活躍できる人は少ないのが現状です。
同業種からの転職、または楽器を扱う仕事をしていた人が優先的に採用されるでしょう。
設営、受付、警備スタッフへの転職
これらの職種はイベント系の派遣会社に登録している人の中から担当者が適任者を選び、単発で派遣される形になります。
前職が何であれ登録することは可能ですが、担当者に選ばれない限り仕事を受けることはできません。
設営や警備には体力、受付には明るさが欠かせないため、若い人の方が優遇される傾向にあります。
20代で正社員への就職・転職
コンサートスタッフへの転職の志望動機で多いものは?
もともと音楽業界で働いている人の場合、経験を積んでコンサートスタッフとして働きたいと思うようになる人が多いようです。
ライブやコンサートなどステージの仕事は、一発勝負で失敗が許されない仕事のため、たとえ音楽業界で働けたとしても、すぐに任される仕事ではありません。
現場で経験を積み、実力がついてからこの仕事を目指す人が大半です。
コンサートスタッフの志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?
未経験・社会人からコンサートスタッフになるには
同業種からの転職の場合
同業種ではなくても、レコーディングエンジニアやミュージシャンから音響エンジニアへの転職など、それぞれの専門分野の知識やオペレーションスキルを有している場合は、比較的簡単に転職が可能でしょう。
新卒の場合は大学卒や専門学校卒の条件が設けられている会社でも、経験者の場合は学歴が問われないことが多いため、より大手の会社に転職するチャンスもあるといえます。
異業種からの転職の場合
異業種からの転職の場合は、年齢にかかわらずアシスタントとして下積みからスタートします。
場合によってはアルバイトからのスタートすることもあります。
仕事を教える側である先輩エンジニアとの兼ね合いもあり、若い世代でないと転職の成功は厳しいかもしれません。
またまったくの初心者よりも、音楽系や芸術系の専門学校を出ている方が転職に有利です。
全くの未経験者が転職でローディーとして採用された場合、最初は見習いとしてアルバイトからスタートすることもあります。
未経験者が一人前になるまでには、半年から数年はかかるのが一般的です。
20代で正社員への就職・転職
コンサートスタッフへの転職に必要な資格・有利な資格
音楽業界では、採用活動において学歴や職歴はあまり重視しないことが多いようです。
音楽に対する知識や技術、熱意や人間性などを見ているので、「高卒だから」「正社員としての勤務経験がないから」というように門前払いをすることはあまりありません。
特定の資格がなければ働けないということもないので、音楽に関する基本的な知識や技術さえあれば、それ以外の資格は不問というケースも珍しくありません。
ただし、機材を運搬することが多いことから、自動車運転免許は所持していると役に立つでしょう。
未経験者歓迎の企業も多いので、コンサートスタッフへの転職をめざす人は、学歴や職歴、資格の有無などをあまり気にせずチャレンジできるといえます。
コンサートスタッフへの転職に役立つ職務経験は?
コンサートスタッフとしての仕事は未経験であっても、ミュージシャンとして自分自身が長年ステージに立っていたり、音響や映像の仕事をしていたりした場合は、転職しても経験が生かすことができます。
楽器や機材の扱い方、リハーサルや本番のステージ上での動き方、アーティストへの気の配り方などがわかっていることで、未経験者よりもスムーズに仕事ができるでしょう。
コンサートスタッフに転職可能な年齢は何歳くらいまで?
ステージエンジニアの場合は、業界で仕事をしていた経験があれば、比較的年齢が高くなっても転職しやすいでしょう。
ローディーの場合は、体力を使う仕事であることや、現場で経験を重ねることが必要であるため、比較的若い世代の方が好まれる傾向にあります。
設営、受付、警備スタッフへ転職する場合も同様で、基本的には体力がある若くて元気な人材が求められます。