リハビリ専門学校とは(読了時間:4分40秒)

リハビリ専門学校では、「理学療法士(あるいは作業療法士・言語聴覚士)になりたい」といったような、明確な目的意識を持つ学生たちが目標に向かって勉強をしています。

ただし、ひとくちにリハビリ専門学校といっても、学校によって時間割や学内イベント、実習先、就職サポート体制、学費などには違いがあります。

さまざまな学校を比較しながら、自分にとって理想の進学先を見つけてください。

リハビリ専門学校とは

リハビリ専門学校とは一般的に、「理学療法士」「作業療法士」「言語聴覚士」という3種類のリハビリテーション関連の専門職に就くための勉強をする学校のことをいいます。

これらの職業は、それぞれの養成施設として定められた専門学校などで所定のカリキュラムを修了することにより、国家試験の受験資格が得られます。

ただし、すべてのリハビリ専門学校で上記の3つの職業を目指せるわけではなく、学校によっては理学療法士と作業療法士の2種類の学科だけを置いていたり、作業療法士のみの勉強に特化したような学校もあります。

なお、言語聴覚士を目指せる学校は、他の2つのリハビリ資格職を目指せるに比べると数が少ないようです。

リハビリ専門学校で勉強すること、授業科目

リハビリ専門学校では、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の各リハビリ関連の専門職に就くために必要な基礎分野から専門分野までを体系的に学ぶことができます。

カリキュラムの前半(1年次、2年次前半)では、おもに生物学、物理学、医学概論といった基礎科目を中心とした学びとなります。

さらに、解剖学、生理学、運動学、リハビリテーション医学といった専門基礎分野について学んでいきます。

カリキュラムの後半になると専門分野の学びが中心となりますが、リハビリ専門学校での勉強の特色のひとつとして、数ヵ月かけての「臨床実習」が行われることが挙げられます。

臨床実習では実際にリハビリの現場に出て、患者さんに対する向き合い方や、学校で身につけてきたリハビリの知識や技術を実践していきます。

リハビリ専門学校から目指せる職業・仕事

リハビリ専門学校から目指せる職業としては、「作業療法士」「理学療法士」「言語聴覚士」の3種類が挙げられます。

これらはいずれも国家資格が必要な職業であり、なるためには指定された養成学校で所定のカリキュラムを修了し、卒業する必要があります。

一般的に「リハビリ専門学校」と呼ばれている学校は、この養成機関に指定されているため、ほぼすべての学生が国家資格を取得したうえで就職を目指していきます。

リハビリ専門学校の学費、費用

リハビリ専門学校の学費には、入学金、授業料、施設設備費、実習費が含まれているのが一般的です。

年間の学費は140万円程度のところが多いですが、初年度は入学金が別途30万円程度必要になってきます。

卒業までにかかる学費は昼間部・3年制で450万円程度、昼間部・4年制になると600万円近くかかることがあります。

多くのリハビリ専門学校では、学費に実習費は含まれているようですが、一見学費が安く見える専門学校の場合、実習代は別途かかる可能性があります。

リハビリ専門学校で学ぶうえで実習は不可欠なものになるため、「実習にどの程度のお金がかかってくるのか」という点は、事前に確認しておくことをおすすめします。

リハビリ専門学校は夜間部も3年制と4年制の学校がありますが、昼間部よりも凝縮したカリキュラムとなっている分、学費はやや安めになっていることが一般的です。

夜間部であれば、だいたい年間の学費は100万円~150万円におさまってくるでしょう。

なお、どのようなリハビリ専門学校でも、テキスト代・教材費、白衣代、学生保険料などは別途必要となることが多いです。

リハビリ専門学校の就職先、就職率、卒業後

リハビリ専門学校を卒業した人のおもな就職先は、病院などの医療施設や介護老人保健施設ですが、とくに病院へ就職する人の割合が多くを占めています。

なお、リハビリ専門学校のなかには、系列グループ関連の病院や福祉施設を持つところがあり、そうした専門学校を卒業すると、在学中の成績や意欲などにもよりますが、優先的にグループ内の病院などへ就職できるようです。

リハビリ系の仕事では独立開業をするといったケースは多くありませんが、比較的大きな規模の病院では、リハビリの専門知識や資格を持つ人のニーズが高まっており、就職・転職時に優遇されることもあるようです。

リハビリ専門学校の入試、志望動機、面接

リハビリ専門学校への進学を考えている人は、将来は国家資格の取得や、資格を生かした就職を目指していることが多いはずです。

面接で難しいことを聞かれることはめったにありませんが、目指す職業についての理解度を問うような質問がなされることもあるようです。

志望動機を考える際には、自分がその職業に就きたいと思ったきっかけや、卒業後はどのように働いていきたいのかなどをイメージし、専門学校でどう学んでいきたいかの意気込みを語れるように準備しておきましょう。

卒業までしっかりと学び続ける熱意や意欲を示すことが重要です。

リハビリ専門学校のオープンキャンパス

リハビリ専門学校のオープンキャンパスでは、その学校に興味を持つ人などを対象に、学校見学や入試説明などが実施されています。

とくに人気があるのが体験授業で、そこでは実際にリハビリ専門学校で行われる講義や実習などの授業を体験することができます。

リハビリ専門学校では、作業療法士・理学療法士・言語聴覚士それぞれの学科が設置されていることが多いため、各学科に関する学びや将来の仕事内容や、活躍の場などを知るチャンスにもなります。

リハビリ専門学校によっては、オープンキャンパスへの参加は事前申し込みが必要な場合があるため、ホームページなどで最新スケジュールをチェックしてください。

夜間のリハビリ専門学校

リハビリ専門学校の夜間部では、夕方18時頃から21時頃にかけて授業が行われています。

学校によって「3年制」のところと「4年制」のところがあり、1日の授業数は昼間部よりも少ないですが、その分、密度の濃いカリキュラムが用意されています。

所定のカリキュラムを修了すれば昼間部と同じように国家試験の受験資格を得ることもでき、病院などへの就職も可能です。

夜間部では、昼間に働きながら通学をしている人が多く在籍しており、昼間部に比べると学生の年齢層も幅広いものになっていることが特徴です。

なかには大学などとのダブルスクールで通っている人もいます。

リハビリ専門学校では、「理学療法士(あるいは作業療法士・言語聴覚士)になりたい」といったような、明確な目的意識を持つ学生が目標に向かって勉強をしていることが特徴です。

ただし、ひとくちにリハビリ専門学校といっても、学校によって時間割や学内イベント、実習先、就職サポート体制、学費などには違いがあります。

さまざまな学校を比較しながら、自分にとって理想のところを選んでください。

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