環境問題に関わる仕事の種類(12選)

私たちが暮らすこの地球では、今さまざまな環境問題が起きています。

土地開発やエネルギー消費によって起こる環境破壊や地球温暖化、絶滅危惧種の増加など、今すぐに取り組まなければならない深刻な問題ばかりです。

そんな数々の問題を解決させるために取り組むことを仕事にしている人たちがいます。

「地球を守りたい」「未来によりよい環境を残したい」「人間だけではなく動植物も暮らしやすい世界にしたい」。

そんな願いを叶えることができる、環境問題に関わる仕事を紹介します。





環境について分析や設計をする仕事

この地球の自然環境を守るためには、今起きている問題について分析や研究をする専門家が必要です。

たとえば、「環境計量士」は計量法に基づく国家資格を有し、濃度や騒音・振動など環境分析をするのが仕事です。

濃度関係であれば、工場や事業所などから排出される排水や煤煙(ばいえん)、空気中の有害物質などの濃度を測定します。

過去には日本でも大気汚染による公害で苦しんだ人たちがたくさんいました。

こうした健康被害を防ぐためにも、環境計量士の仕事は非常に重要です。

また、環境問題に関する専門的なアドバイスを行う「環境コンサルタント」も、近年注目を集めている職業のひとつです。

クライアントと課題を共有し、環境保全の観点から企画立案や制度の設計を行います。

この他にも、地域の生き物たちが生息する空間を設計する「ビオトープ管理士」や、環境保全に配慮した機器を開発する「環境保全エンジニア」という仕事もあります。

これらの職業は、地球環境を守るためにアドバイスをしたり分析・設計をしたりするスペシャリストです。

世間の環境問題への関心の高まりとともに、需要が高まっている職業ともいえるでしょう。

環境計量士

環境計量士は、計量法に基づく経済産業省所管の国家資格を持って環境分析などの仕事に従事する人です。

環境計量士の国家資格は「濃度」と「騒音・振動」の2種類があり、前者は大気や水質について、後者は騒音と振動について計量を行います。

環境計量士は、民間の環境分析会社、言い換えると「環境計量証明事業所」といわれる種類の企業で働く人が多いとされています。

環境問題への関心の高まりとともに、環境計量士の活躍の場も広がっています。
環境計量士の仕事紹介ページ

環境コンサルタント

環境コンサルタントとは、企業や官公庁、その他の各種団体に対して、環境保全の専門家として問題解決の提案やアドバイスをする仕事です。

クライアントが抱えている問題や課題を見つけ出して分析し、データを集めて調査や解析をしながら、企画立案や制度設計を行います。

大学などで環境学や生物学を学び、環境問題を扱う調査会社やコンサルティング会社、研究機関などへ就職する人が多いといわれています。

地方自治体や環境省などの行政機関、NPOやNGOなどの団体、さらに海外を舞台に活躍することも可能です。
環境コンサルタントの仕事紹介ページ

ビオトープ管理士

ビオトープ管理士は、地域の野生の生きものたちが生息・生育する空間「ビオトープ」を保護し、再生、創出していく仕事です。

造園や土木の分野において、ビオトープの概念を導入しながら自然環境の造成や復元、地域計画や都市計画などに携わります。

人間と自然が共存しながら長く安定的に暮らせる環境をつくることがビオトープ管理士の使命です。

「ビオトープ管理士資格」を取得し、造園会社や土木会社などの企業へ就職したり、環境省などの中央省庁や地方自治体などで公務員として働く人が多いとされています。
ビオトープ管理士の仕事紹介ページ

環境保全エンジニア

環境保全エンジニアは、自然環境を守ったり公害を防止したりするために役立つ技術を開発するエンジニアです。

水質・土壌の調査をする機械や廃棄物を処理する装置など、環境を守るために必要な機器を考え出して世に送り出します。

最近では、エネルギーを大量に消費する大型の機械でいかにして省エネを実現するかが重要なテーマにもなっています。

知名度が高い職業ではありませんが、これからの時代にますます必要とされる職業であることは間違いないでしょう。

環境を守るために現場で働く仕事

環境問題に関わる仕事のなかには、環境を守るために自らが現場に立って働く仕事もあります。

たとえば「自然保護官」という職業を聞いたことがあるでしょうか。

国の機関である環境省の職員として、さまざまな自然環境業務に関わる国家公務員のことで、別名「レンジャー」とも呼ばれます。

各地域の自然環境事務所などに勤務し、国立公園の管理や外来種対策、野生鳥獣の保護などを行うのが仕事です。

このように自らが現場に立って自然環境を守るという点では、「林業者」や「猟師」も同じでしょう。

林業者の場合、木を育てたり適切な間引きをしたりすることで、森林環境を保全する役割を果たしています。

猟師の場合、クマやイノシシなどの動物を仕留めることで、その地域の生態系を守る手伝いをすることができます。

自然界は絶妙なバランスで成り立っており、人間が介入しすぎてもダメ、全く介入しないのもダメという難しさがあります。

環境を守るために必要な取り組みを行う自然保護官や林業者、猟師は、この世の中に欠かせない存在です。

自然保護官

自然保護官とは、各地域の自然環境事務所で自然環境業務に関わる仕事をする国家公務員のことをいいます。

具体的な仕事内容は、国立公園の管理や外来種対策、野生鳥獣の保護、ペット動物の愛護、エコツーリズムといった自然とのふれあいの推進等の業務など多岐にわたります。

自然保護官になるには、まず国家公務員採用試験に合格し、自然系技官として環境省へ入る必要があります。

各地域特有の自然にたくさん触れることができ、国立公園などの最前線で自然保護という重要な任務にあたる仕事です。
自然保護官の仕事紹介ページ

林業者

私たちの生活に欠かせない紙や家具、建築物などは木材がなくては作ることができません。

こうした木材を作り出すために、山林で木を伐採し、材木になった木を運び出すのが林業者の仕事です。

木は苗木を植えてから収穫するまでに50~60年かかるといわれており、生育状況を見ながら枝打ちや間引きといった世話も欠かせません。

森林は、適切に管理しなければ土壌が流出してしまったり、雨水が流れ洪水の原因になってしまったりと災害につながる恐れがあります。

日本は国土の70%が森林といわれており、林業は木に関するプロフェッショナルとして森林環境を保全することも大切な役割となっています。
林業者の仕事紹介ページ

猟師

猟師とは、動物の狩猟を行い、それを販売するなどして生計を立てている人のことです。

主にシカやウサギ、鳥、クマ、イノシシなどをとり、仕留めた動物をさばいて食肉として販売する方法が一般的ですが、仕留めた動物の皮や骨を加工し販売する人もいます。

猟師ははただやみくもに動物を仕留めるのではなく、その地域の自然や生態系、在来種保護の観点などさまざまな知識や経験をもって猟をしています。

ときには増えすぎた動物の駆除や、人里におりて人間や田畑に害を与える動物の駆除を担うこともあります。
猟師の仕事紹介ページ

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環境問題や自然の大切さを伝える仕事

今、世界中で環境問題への関心が高まっています。

そんななか、問題の解決策を提案したり、自然の魅力を伝えたりする仕事にも、注目が集まっています。

環境問題の専門家として、テレビや新聞などのメディアを通して意見を述べるのは「ジャーナリスト」です。

世界中をまわって自然破壊の現状や大自然の美しさなどを映像におさめる「カメラマン」もいます。

また、地域の人たちに森林を身近に感じてもらう取り組みをしているのは「森林インストラクター」になります。

最近では、エコツアー事業や自然学校などで自然の魅力を伝える役割をする「インタープリター」も活躍しています。

講演や集会、書籍の出版などを通して環境問題に関する問題提起を行う「環境活動家」も、活躍が目立つ存在です。

こうした職業に共通するのは、自分の活動を通して地球環境に興味を持ってくれる人を増やしたいという情熱です。

強い信念があり、仕事を通して誰かに何かを伝えたいという思いがある人に向いている仕事といえるでしょう。

ジャーナリスト

ジャーナリストとは、ニュース、話題を追いながら、それらの解説や背景、見通しなどを記事にする人のことです。
す。

ジャンルは幅広く、政治、経済、社会、スポーツ、芸能、文化などに専門化しており、環境問題に精通しているジャーナリストもいます。

ジャーナリストといえば、少し前まではテレビ出演や新聞での執筆などがメインの仕事でした。

近年は、インターネットに寄稿したり、ホームページやブログを開いて、自分の見解、主張を展開するケースも多くみられるようになっています。
ジャーナリストの仕事紹介ページ

カメラマン

カメラマンとは、報道、芸能、広告などの分野において、目的に応じた写真を撮影する人のことです。

それぞれが得意・専門とする領域を持っており、映像を通して多くのメッセージを発信することができます。

カメラマンとして生計を立てるためには、実力だけでなく、地道に営業活動をして実績を重ねていかなくてはなりません。

フリーランスで働く人が多いですが、人によっては新聞社出版社、写真スタジオなどに就職して働きます。
カメラマンの仕事紹介ページ

森林インストラクター

森林インストラクターは、森林での安全な楽しみ方や過ごし方、森の仕組みなどを教え、野外活動の指導・アドバイスを行う「森の案内人」です。

森林浴や、バードウォッチング、山菜採り、林間学校などのインストラクションを行ったり、森林の重要性や自然の厳しさなどを伝える役割を担っています。

NPOやアウトドアガイドなどで森林インストラクター業務を行うことで収入を得ている人もいますが、ボランティアで活動している人が大半です。
森林インストラクターの仕事紹介ページ

インタープリター

インタープリターは、自然公園やミュージアム、自然学校、エコツーリズムなどでガイドや自然体験を行う役割を担う人です。

仕事として活動している人もいますが、趣味やボランティアの活動の一環として取り組んでいる人も多いといわれています。

特別な資格や免許が必要な仕事ではないので、挑戦してみたい人は誰でも挑戦することが可能です。

環境活動家

環境活動家というのは、地球環境を守るための活動を積極的に行う人のことです。

活動の内容はさまざまで、地球温暖化や公害、水質汚染など、今の地球で起きている環境問題の解決のために取り組みます。

近年では、若い女性の環境活動家であるグレタ・トゥンベリさんが注目を集めたことで、関心が高まっています。

強い信念さえあれば、年齢や性別、学歴や職歴に関係なく活躍できるのが、環境活動家です。

この記事のまとめ

環境問題に関わりたいのであれば、たくさんの種類の仕事があります。

環境の分析や研究をする仕事、現場で環境保全に取り組む仕事、地球環境の大切さを伝える仕事。

どれも「地球環境をよりよいものにしたい」という願いを叶えることができ、社会貢献度の高い仕事ばかりです。

ボランティアから国家公務員までさまざまな立場で活動できるので、自分の目指す未来を具体的に想像しながら選ぶとよいでしょう。

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