クラブDJになるには

クラブDJになるまでの道のり

店舗の専属DJになるには

専属DJを募集しているのは、ダンスフロアやDJブースがあるクラブ、バー、飲食店などです。

ホームページやお店のブログ、店舗のポスターなどに求人情報が出ていることもあります。

お店によっては、お客さんとして何度も足を運んでオーナーと仲良くなっていくうちに、そのまま声をかけてもらって仕事をさせてもらえることもあるようです。

ただし、いずれにしても若干名の募集となるため競争率は大変厳しく、報酬の額もさまざまです。

なかにはボランティア同然の仕事もあるため、収入になるのかどうかよく見極めてから仕事を引き受けたほうがよいでしょう。

採用のための試験では、「ミックステープ」と呼ばれるデモテープの提出を求められるのが一般的です。

これは自分で選曲した曲をつなげたテープのことで、選曲のセンスや編集のテクニックなどをアピールするために欠かせないものになります。

このテープの出来によって採用・不採用が決まることも多いので、全力を尽くして作り上げる必要があります。

フリーランスのDJになるには

特定の店舗と契約をせず、自分の裁量で仕事を手に入れてさまざまなイベントに出入りする、フリーランスのDJになるためには、クラブに毎週通ったり、オーガナイザーと呼ばれる主催者などたくさんの人と知り合ったりしながら、仕事につながる情報を収集をすることが大切です。

イベントの場合は、インターネット上で出演者を募っていることもあり、そこに応募して出演枠を勝ち取るという方法もあります。

ただし、多くの場合「ノルマ」と呼ばれる集客目標人数があり、これを達成しなければ手元に入るお金はほとんどなくなるというのが現実です。

さらに、人脈が重要とされる業界のため、自分が出ていないイベントでも積極的に顔を出し「付き合いが良い」というアピールしていくことも重要です。

実力がついてくれば、集客や盛り上げ方もスムーズになり、自分のリミックスCDが売れたり、ギャランティをもらえたりするようになります。

さらに、ジャンルによってはスクラッチDJといった技術を売りとするクラブDJも多く存在し、コンテストなどで入賞することによりイベントへの出演依頼が多くなることがあります。

タレントとしてクラブDJになる

モデルやタレントミュージシャンなど、メデイアで顔が売れている人がDJをする場合もあります。

「音楽が好き」といった理由とお客さんが集めやすいという理由でクラブDJへのチャンスがつかめます。

近年では女性モデルなど華やかさを狙って主催者がブッキングする傾向もあります。

タレントと音楽活動を並行してみたい、といった方にはよいかもしれません。

ただし、DJの実力を磨くのはとても大変なことですし、実力が伴っていない場合、本業としている人たちに歓迎されないケースもあります。

クラブDJになるまでのルート

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クラブDJの募集状況

クラブDJの募集状況としては、決して楽観視できない状況のようです。

近年では経営的に厳しい状況に陥っている店が多く、DJを雇う余裕がないというケースも増えています。

またインターネットを使えば簡単に流行の音楽を手に入れられることや、素人でもパソコンで曲と曲をつないで音を加工できるようになったことがさらに拍車をかけているとも言えます。

今後もさらに、DJの募集が減ってしまったり報酬が減ってしまったりすることが考えられ、この仕事一本でやっていくことに不安がある人は、副業を持てるようにしたり、ほかの仕事でも通用するようなスキルを磨いたりといったリスク管理をすることも必要です。

クラブDJに必要な資格はある?

クラブDJというのは、特定の学歴や資格があれば就けるという職業ではありません。

ミュージシャンやタレントと同じように人気と実力だけがすべての世界で、実際に仕事にありつけるかどうかは本人の実力次第ということになるでしょう。

まずは

・さまざまなジャンルの音楽を覚える
・CDやレコードなどの音源をたくさん収集する
・編曲や選曲のテクニックを磨く

などDJとしてやっていくための基本をしっかり身につけましょう。

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クラブDJになるための学校の種類

クラブDJになるためには、DJの基礎、選曲方法を学べる養成スクールがあります。

そこでさまざまな技術を習得し、スクールが主催するイベントなどを通してフリーのクラブDJへ行く道もあります。

しかし現場での経験が大事ですので、在学中から積極的にクラブへ通いDJとしての出演は自分で勝ち取っていく必要があるでしょう。

クラブDJに向いている人

DJとして実際に仕事をもらうためには、クラブや飲食店に出入りして顔を覚えてもらうことが大切です。

この業界で仕事をする上では、人脈や口コミでの評判が欠かせません。

実際にすでにDJとして活躍している人たちと仲良くなってテクニックを見てもらったり、オーディエンスとして来ているお客さんと仲良くなってイベントの情報を交換したり、クラブのオーナーと知り合って自分を売り込んだりすることが重要です。

そうすることで「次のイベントでDJをしてみる?」と声をかけてもらいチャンスが舞い込んでくることがあるのです。

このようなチャンスをものにすることで、次の仕事へとつながっていき、やがては特定の店舗と専属契約を結べるところまで行き着ける可能性が高まります。

クラブDJになるためには、こうしたコミュニケーション能力の高さや付き合いの良さが求められるでしょう。

クラブDJに向いている人・適性・必要なスキル

クラブDJのキャリアプラン・キャリアパス

クラブDJの活躍の場としては、クラブでのダンスパーティや「レイブ」と呼ばれる大規模な音楽イベントでプレイをする以外にも、バーやカフェのような飲食店でBGMを選んだり、ウエディングシーンで音響の演出全般を担当したりと、その仕事内容は多岐にわたります。

いずれの場合も、仕事の仕方として単発で引き受けるケースと、専属契約を結んで長期で引き受けるケースがあります。

一般的には、クラブイベントやウエディングのように毎回イベントの中身や客層が大きく変わるところではフリーランスのDJにその都度仕事を依頼することが一般的です。

一方、飲食店のようなコンセプトがしっかりと固まった店舗における音響演出は専属契約のDJに全面的に任せることが多いようです。

求人情報はホームページやお店のブログ、店舗のポスターなどに出ていますが、この業界における求人情報は不定期にしか出てきませんし、出てきたとしても若干名の募集であることがほとんどです。

はじめはまずクチコミなどで、ボランティアのような形で仕事を始めていくことになるでしょう。

DJとして本格的に仕事をしたいのであれば、店舗に何度も足を運んでオーナーやイベントの主催者に顔を覚えてもらい直接アピールする、または報酬の有無にこだわらずたくさんのクラブイベントに出演して顔を売るなどの努力を積み重ねるのもひとつの近道でしょう。

クラブDJを目指せる年齢は?

DJに転職をするのであれば気をつけなければいけないのは、この業界でDJとして食べていけるようになるまでには長い時間がかかることが多い、ということです。

最初のうちはボランティア同然でイベントに参加しながら自分を売り込むケースも多く、収入は極めて不安定です。

それでも音源をたくさん集めたり人脈を作るためにクラブに毎週通ったりしなければならず、とにかくお金がかかります。

そのためある程度の年齢で、一定の収入が必要な場合は、転職は難しい一面があります。

兼業をしたり、一人前になるまでやっていけるだけの貯蓄や副収入が確保できてからDJに転職したりしたほうが、自分の生活を守ることができます。

クラブDJは高卒から目指せる?

クラブDJは特別な学歴が必要な職業ではないため、高卒からでも目指すことができます。

専門的な勉強をしていない場合は、音楽やプレイスタイルについて勉強する必要がありますが、独学で身につけることは十分可能です。

クラブDJは女性でもなれる?

昔はクラブイベントというと「男性のDJ」と「女性のオーディエンス」という構図になるのが一般的でした。

しかし、最近では世界中で女性DJが増えてきており、めざましい活躍を遂げている人たちもいます。

男性DJに比べればまだまだ少ないのが現状ですが、女性のDJというだけで主催者やオーディエンスに覚えてもらいやすい、注目を集めやすいのはひとつの強みだといえるでしょう。