クラブDJに向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
クラブDJに向いている性格・適性
音楽が好きな人
クラブDJになるために最も大切なことは、やはり「音楽が好き」であることでしょう。
ただし「好き」と言っても、一般的なレベルではいけません。
とにかく深く音楽を愛していて、誰にも負けないマニアックな知識があるようなレベルでなければDJは務まらないでしょう。
DJとしてイベントや飲食店で選曲をするようになれば、クライアントの要望や会場の雰囲気、客層や時間帯を考慮しながらベストなBGMを選び続けることが大きな役割となります。
特定のジャンルの曲だけではなくあらゆるジャンルの曲を、特定の年代の流行だけではなくて幅広い年代の流行を、特定の国の音楽だけではなく世界中の音楽を貪欲に学ぶことが、最大の武器になります。
このような勉強にはたくさんの時間とお金がかかるため、こうしたことが苦にならないというほど音楽が好きでなければクラブDJは務まらないでしょう。
陽気で人懐っこい人
クラブイベントのような華やかな場で仕事をするDJは、陽気な性格のほうが場を盛り上げやすいといえます。
ダンスミュージックの流れるフロアでたくさんのオーディエンスを踊らせるのが仕事ですから、やはり自分自身もノリが良くオーディエンスとともに楽しめる人の方が良いパフォーマンスにつながるでしょう。
また、DJとしてやっていくためには社交的であることも重要な要素となります。
この業界は人脈によって新しい仕事が舞い込んでくるということが多いですし、知り合いが多ければ多いほどイベントに集客しやすくなるので、誰にでも声をかけてすぐに親しくなれる人のほうが得をします。
陽気で人懐っこい人ほど仕事がしやすいのがクラブDJです。
20代で正社員への就職・転職
クラブDJに必要なスキル・能力
クラブDJには何よりも情熱が求められます。
実際のところ、クラブDJの仕事は儲かりません。
自費でCDやレコードを買い集めるため、イベントの予算や集客次第では赤字となってしまうことすらあります。
ですが「本当にDJが好きでたまらない」「次の日の仕事がつらくても朝までオーディエンスを楽しませたい」といった気持ちがあればクラブDJを続けることができるでしょう。
クラブDJの多くは「フロアにいるお客さまが、みんな笑顔になっているところを見ると心から嬉しくなる」「大変な時もあるけれど、本当に楽しいからこそ続けられる」といった感覚で仕事をしています。
クラブDJになることは誰でもでき、友人や知り合いのパーティで謝礼をもらい、DJブースで好きな曲を流すだけなら、誰にでもできます。
ただし、誰にでもなれるDJだからこそ、長年プロで続けていることが難しい職業なのです。
「楽しい」という気持ちを仕事にするためには、DJに対する誰よりも強い情熱が必要なのです。
クラブDJに向いていないのはどんな人?
クラブDJにはトークやパフォーマンスの能力も求められます。
ただ無音で音楽を流し続けるスタイルの人もいますが、イベントでプレイをする際には曲の合間にトークをして場を盛り上げたり、オーディエンスを煽ったりしてよりよい雰囲気を作り出していくDJも少なくありません。
こうしたトークやパフォーマンスの力がなければ、音楽だけで勝負をしなくてはならないため、より生き残るのは厳しくなるでしょう。