カフェオーナーに向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
カフェオーナーに向いている性格・適性
夢と目標をきちんと設定できる人
カフェオーナーを目指す人は、たいてい「こんな雰囲気の店がつくりたい」という理想があるはずです。
そうした「夢」を持つことは、働くモチベーションを保つうえでとても大事です。
しかし、ただ憧れのようなふんわりとしたイメージだけでは、厳しい競争の中で店を経営していくのは不可能に近いです。
きちんと現実を見て、夢を叶えるためにはどうすればいいのか、具体的な目標に落とし込まなくてはなりません。
日々の資金繰りや収支シミュレーションなど、お金について考えなくてはならないこともたくさんあります。
経営者であるカフェオーナーは、ただ好きなことをやりたいという気持ちだけではなく、ゴールを見据え、目の前のやるべきことを一つひとつこなしていく姿勢が不可欠です。
根気よく物事を続けられる人
経営をしていると、うまくいく時もあれば、うまくいかない時も当然出てくるものです。
日によってはまったくお客さまが来ない日があるかもしれませんし、とくに店が軌道に乗るまでは、年間を通じて月の売上も波が出るのはよくあることです。
また、経営をしていれば、つねに外部の評判を気にするようにもなるでしょう。
そうしたことに一喜一憂しそうになるかもしれませんが、少しくらいうまくいかない時があったとしても簡単にあきらめず、成功するために努力する気持ちが必要です。
オーナーにはよく判断力や行動力が求められるといわれますが、同時に「根気の良さ」というのも重要な要素だといえるでしょう。
お金のこと以外も考えられる
カフェオーナーになりたいと考える人のなかには、経営を成功させてお金持ちになりたいと思う人もいるかもしれません。
しかし、カフェ経営で稼げる人はほんの一握りであり、意気揚々と開業したにも関わらず、短期間で店を閉める結果となっているケースは多々見られます。
もしオーナーとして人を雇うことになれば、その人たちの生活もかかってくるなど大きな責任を追うことにもなります。
それでも自分のカフェが出したいと考えるのであれば、そこにはお金には代えられない何かしらの熱い想いがあるはずです。
そうした心の声を大事にしながら、自分が目指すものに向かって突き進んでいけるような人が、カフェオーナーに向いているといえるでしょう。
20代で正社員への就職・転職
カフェオーナーに必要なスキル・能力
経営に関する知識
カフェを成功させるか否かは、オーナーの手腕にかかっているといっても過言ではありません。
カフェのコンセプトやメニューだけでなく、集客や収入の目標、長期的な経営計画をしっかりと立てることが大切です。
経営に関する知識がなければ、収益を上げられないだけでなく、会計や税務などのトラブルを起こしかねないため、注意が必要です。
発想力
お客さまに気に入ってもらえるような内装、メニューなどを考える発想力も重要です。
ときには本を読んで勉強したり、人気のカフェに足を運んだりと、より良い店になるよう研究をし続けなくてはなりません。
ただし、限られた予算内で他店と差別化するには、自身のアイデアが大切になってくるでしょう。
カフェオーナーに向いていないのはどんな人?
飲食店を開業する以上は、調理の能力も重要です。
スタッフに調理を完全に任せることは可能ですが、メニューの味を決めたり、新商品を開発したりする際にはオーナーの協力も欠かせません。
たとえ家庭料理で調理の技術があったとしても、毎日何十人、何百人もの料理をするとなると話は変わります。
また、自分に調理スキルや経験がある場合は、他人にも教えられるぐらいのレベルにしておくとよいでしょう。