バスケットボール選手のつらいこと・大変なこと・苦労
バスケットボール選手のつらいこと・大変なこと
勝負の世界の厳しさ
プロのバスケットボール選手は、試合で結果を残せなければ生きていけない厳しい勝負の世界にいます。
契約は基本的に1年ごとに見直されるため、活躍できなければ翌シーズンの年俸が下がったり、最悪の場合には戦力外となって解雇される可能性もあります。
女子の実業団チームの選手であれば戦力外となっても社員として会社に残れる場合もありますが、選手として活躍できなければ厳しい立場に追い込まれるのはプロと同様です。
好きなバスケットボールを仕事にできるという大きな魅力がある一方で、安定は望めない世界といえます。
少数精鋭であるがゆえの苦労
とくにバスケットボールはスタメンで試合に出場するのが1チーム5人と少ないため、プロチームでも1チームの所属選手数は12人ほどの少数精鋭となっています。
それだけプロチームに入団するのも狭き門ですが、入ってからも試合に出場するにはチームメイトとの厳しい競争を勝ち抜かなければなりません。
また、ケガや故障で長期離脱すれば、ただでさえ少ない人数のためチーム運営にも大きな支障が出ます。
そのため、調子が悪かったり実力が伸びなかったりすれば、解雇の対象になりやすいのです。
チーム側は育成選手以外はすべて即戦力を求めているため、試合に出場して活躍できなければ解雇されるという危機感を常に持って練習や試合に臨まなくてはなりません。
20代で正社員への就職・転職
バスケットボール選手の悩み・よくある怪我
バスケットボール選手の場合、怪我や故障で多いのは捻挫や突き指、肉離れ、膝痛、アキレス腱の痛み、足の疲労骨折などです。
捻挫や突き指はプレー中に突発的に起こるもので、避けることは難しいかもしれません。
それに対して、膝痛や疲労骨折は、日頃のケアをしっかりと行うことで避けることも可能といわれています。
バスケットボールはジャンプや急停止を繰り返すことが多く、それなりの距離も走るので、もともと膝や足腰への負担が大きなスポーツです。
これを毎日のように繰り返していると、ついには膝まわりの骨や腱、筋肉、それにアキレス腱などが悲鳴をあげます。
悲鳴をあげる前のサインを見逃さないこと、そしてストレッチやマッサージといった日頃のケアを怠らないことが重要です。
バスケットボール選手を辞める理由で多いものは?
バスケットボール選手を辞める理由としてはまず、活躍できずに戦力外となってしまうケースがあります。
プロですから当然、選手としてチームから必要とされなければ契約を更新することはできません。
また、もう一つの大きな理由となるものは、やはり怪我です。
長くチームに貢献してきた選手でも怪我で長期的にプレーできない状況となれば、最終的には解雇となるか、自ら引退を決断しなければならない状況となります。
そして、チームの主力として活躍を続けたとしても年齢による衰えから引退を決断するときが必ず来ます。
トッププレーヤーであっても30代に入ればベテランと呼ばれ、大半の選手が30代の半ばくらいまでに引退します。