葬儀屋の現状と将来性

さまざまなニーズに応えられる多様性

人が亡くなることは避けられません。そのため、儀式としてのお通夜であったり葬式の手配や進行を行ったりする葬儀屋の需要がなくなることはないでしょう。

しかし、現在は大手の葬儀事務所だけでなく、新興企業の参入や、個人経営・家族経営の小さな葬儀屋が増えている背景もあり、競争率があがっていることも確かです。

それに加えて、大々的にお金をかけた盛大な葬式ではなく、小規模な家族葬や直葬が増えてきています。

事務所の経営方針などはさまざまですが、大手葬儀事務所においても、低価格のプランを提供し始めています。今後は、より多様なニーズに応えられるプランを提案していくことが重要です。

ビジネスとしての葬儀

現在、葬儀事務所も生き残りをかけてさまざまなプランを画策していますが、仕事の性質上、なかなか広告を打ち出すのが難しいという現状があります。

とはいえ、今後葬儀業界の競争が厳しくなるにつれて、多くのイメージアップ手段をとることになっていくでしょう。営業や広報にも、将来を的確に見据えた能力が求められます。

ライフスタイルの変化に合わせて、葬儀業界も変わっていかなければなりません。これからどうすればよいかを考え、先を見て行動できる葬儀屋が求められています。

終活ブーム到来

最近、「エンディングノート」を書く人が増えてきました。

エンディングノートとは、自分の死に備えて、葬儀やお墓についての希望、家族への感謝の言葉、相続のこと、認知症になったときの介護の希望などを家族に伝えるためのものです。

また、「終活」という言葉もよく耳にするようになりました。こちらも、自分で生前に葬儀やお墓の準備をしたり、遺言を書いたりすることです。

このように、今の人たちは生きているうちに理想とする葬儀やお墓を決める傾向にあります。

「祭壇はすべてピンクのお花で飾ってほしい」、「葬式ではモーツァルトの曲を流してほしい」など、自分の葬儀にさまざまな希望を出す人が増えています。

葬式について、生前から考えることをしなかった昔と違い、今は自分好みの葬式を出せる時代です。あらゆる要望に対応できる葬儀屋が、これからの時代に必要とされています。