葬儀屋のつらいこと・大変なこと・苦労

遺族の悲しみに寄り添ったり、個人の見送りをする裏で、葬儀屋は多くの苦労を抱えています。もちろんそこにやりがいを感じる人もいるでしょう。しかし、大変な仕事であることはたしかです。

本記事では、葬儀屋の仕事をこなすなかでつらい・大変と感じることを紹介します。

葬儀屋のつらいこと・大変なこと

体力的なつらさ

葬儀屋としてつらいことは、体力を消耗する点です。

葬儀の依頼が入れば、一連の流れが終わるまでの数日間、休むことができません。

搬送や納棺などで遺体を持ち上げるときや、棺を運ぶときには体力を使うため、足腰を痛めることもあります。

また、葬儀の日は、ほとんど1日中座ることなく動き回ります。

極寒の日に暖房のない場所で参列者を誘導することもありますし、悪天候の中でも外で参列者の案内をしたりするほか、葬儀が重なると徹夜で作業するケースもあります。

精神的なつらさ

葬儀屋になりたての人がつらいと感じるのは、肉体面よりも精神面なつらさです。

まず乗り越えなければならない壁は、遺体の処置です。

病院で亡くなられた場合、それほど問題はありませんが、警察に呼ばれ事件や事故で亡くなった人の遺体を引き取るときは、はじめはショックを受けることも多く、このような遺体に慣れるまでは、精神的なつらさを感じることもあります。

また、遺族とのコミュニケーションで苦労することもあります。

ときには葬儀屋に不信感を抱えて厳しくあたる人や、遺族同士の争いを目の前で繰り広げる人などを見て、人間不信に陥る葬儀屋もいます。

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葬儀屋の悩み

世間からの偏見の目

葬儀屋は、ときには偏見の目で見られることがあります。

とくに、年配の人たちのなかには死をタブー視していて、葬儀屋と聞いただけで偏見の目を向けられたり、あからさまに嫌な顔をしたりする人もいます。

また、人の死を商売にしていると言われて悲しい思いをすることもあります。

しかし、きちんとした葬儀屋に依頼して葬式を出した人は、心無い言葉をかけてくることはまずありません。

誇りと使命感を持って働く

葬儀屋は人が嫌がる仕事というイメージを持たれることも多い職業です。

偏見は少なくなりつつありますが、就職の際に家族に反対されたり、葬儀屋との結婚を反対されたりと、つらい思いをすることも少なくありません。

それでも葬儀屋の人たちは、誇りと使命感をもって働いています。

現代では葬儀屋の仕事を理解してくれる人がほとんどですので、葬儀屋を目指す人は周囲の声にまどわされず、同様に誇りと使命感、そして信念を持って仕事をしましょう

葬儀屋を辞める理由で多いものは?

葬儀屋は離職率が高い

葬儀屋は他の職業に比べると離職率が高い職業です。

離職率の高さの原因は、仕事の特殊性にあります。

葬儀屋は人の死に触れる仕事であるため、せっかく就職しても精神的なつらさを感じて辞める人が後を絶ちません。

365日24時間体制の激務

葬儀屋は365日24時間体制で仕事をしなければならないため、ほかの仕事と比べると激務といえるでしょう。

葬儀の依頼が立て続けに入ると、社員の少ない葬儀屋の場合は、休暇中の人でも駆けつけて仕事をする必要があります。

一連の葬儀が終わるまで、葬儀屋は昼夜を問わず忙しく働きますし、ときには徹夜する日もあります。

このような仕事環境の厳しさから葬儀屋を辞めてしまう人もいます。

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葬儀屋の苦労のまとめ

葬儀屋は、遺体や棺などを持ち上げたり、葬儀の日は天候に関係なく1日中休むことなく動き回ったりするため、体力が求められる仕事です。

また、遺体の処置や遺族とのコミュニケーションなど、精神的にタフでなければ苦労することも多いでしょう。

葬儀屋を辞める理由としては、対人ストレスや激務に耐えられないなどが挙げられます。