漫画家を目指す人へ

「絵が好き」だけではやっていけない

漫画家を目指す上で、「絵が好き」「漫画が好き」という気持ちはとても重要です。この気持は強ければ強いほどいいです。ただし、それだけではやっていけません。

もともと、漫画家という職業は世の中になかったものです。言い換えれば、農業などと違って、人間にとって本来必要のない仕事です。

それでお金をもらおうというわけですから、それなりの低賃金に耐えることや、もしくは、高い報酬を得たいのであれば、クライアントさんや世間のニーズを徹底的に満たす努力をしなくてはいけません。

そうした時、支えになる気持ちは「絵が好き」などももちろんあるのですが、それと並んで「人を喜ばせることが好き」とか「何が何でも芸術系で生計を立てたい」というタフな気持ちです。

こうした強い気持ちやサービス精神を持つことが必要です。

Webでやっていくのもあり

今、漫画家の活躍のフィールドはほとんどが出版業界ですが、最近、それが崩れつつあります。

Web漫画で、出版業界以上に稼ぐことが、場合によってはできるようになったのです。

たとえば、「中国嫁日記」という4コマ漫画は、元々はブログで連載されている人気漫画でした。このブログの漫画家さんは、アフィリエイトで本業の原稿収入を上回る収入を得ています。

まだこうした取り組みをする人自体が少ないので、成功例も少ないですが、おそらく今後こうした方法で出版業界以外でも「プロ」になる道は増えていくと思います。

そうした道を考えるのも一つの手です。

自分が本当にやりたいことは何なのか考える

自分が本当にやりたいことを考えることは、どんな職業に就く上でも重要なことです。

たとえば漫画家になりたい理由が「出勤せずに印税で生活したい」というものだったら、ネット副業などをした方がいいでしょう。

端的に言うと、漫画家という仕事でそのレベルまで稼げる人はほとんどいません(また、印税で大金を得ている売れっ子漫画家さんたちのお仕事は、本当に過酷です)。

そのため、こうした動機の場合は、「自分がなりたいのは漫画家ではない」と早く気付く必要があります。

また、漫画家になるという決意がしっかり固まっている人の場合でも「どんなジャンルの漫画家になるのか」「娯楽誌でやっていくのか、企業広告でやっていくのか」などを考える必要があります。

こうした「自己分析」をどんどん行うと、より夢がリアルになっていきます。