テレビプロデューサーのつらいこと・大変なこと・苦労
テレビプロデューサーのつらいこと・大変なこと
ハードワーク
テレビプロデューサーの仕事には、どんな大変なことがあるのでしょうか。
たいていのプロデューサーは、複数の番組を担当しています。
担当番組すべての企画決定・キャスティング・制作費の管理などの制作統括をしなければなりません。
深夜残業や休日出勤をすることも多いので、ハードワークで身体を壊してしまうことも珍しくありません。
心身ともにタフであることが求められるのがテレビプロデューサーです。
人間関係の構築
番組を作るためには、大勢のスタッフ・出演者と協力して仕事をする必要があります。
それぞれの役割を理解しながら上手に人間関係を築かなければ、制作はスムーズに進行しません。
また、民放の場合はスポンサーや広告代理店との付き合いも欠かせません。
ものづくりの基本中の基本である「人間関係」が重要なのです。
コミュニケーションを重視して仕事をしなければいけないことは、プロデューサーにとって大変なことでしょう。
ストレスとプレッシャー
プロデューサーは、いうまでもなく番組制作の責任者です。
ですから、低視聴率番組や、番組がらみで不祥事を起こしたときに責任をとるのも仕事です。
民放の場合はスポンサーからの要求に応えられなければ、番組の制作現場から外されてしまうこともあります。
常に、高視聴率の番組、あるいは質の高い番組を作っていなければ、プロデューサーの地位は守ることはできません。
つまり、結果至上主義の職業だということです。
激務ゆえ、睡眠時間をどれだけ短くして、仕事に励んだとしても、番組が失敗したときはすべて水の泡になります。
自らの首をかけながら番組制作をしているといっても過言ではないでしょう。
クリエイティブな業界で働ける魅力的な仕事ではありますが、常に大きなリスクを背負っているのです。
20代で正社員への就職・転職
テレビプロデューサーの悩み
近年、テレビの視聴率の低迷とともに番組制作費が大幅に削減され始めています。
こうした時代の流れのなかで、低予算で面白い番組を制作させることが、プロデューサーとしての重要な使命となってきています。
レギュラー番組の場合、毎回制作するたびに予算をオーバーしていては、番組改編期に打ち切りになってしまう可能性が高いです。
上質な番組を作ろうとすれば必然的に費用もたくさんかかりますが、演出やキャスティングで工夫をしながら乗り切っていく必要があります。
昔のように潤沢な制作費を使うことができないなか、視聴者から支持されるような面白い番組を作るために、テレビプロデューサーは常に番組の企画やお金の使い方について常に頭を悩ませているのです。
テレビプロデューサーを辞める理由で多いものは?
テレビプロデューサーとして働いている人は、この業界が好きで好きでたまらないという人が多いようです。
AD、ディレクター、デスク…と二十年以上かけてキャリアを積み重ねながらこの肩書に辿り着く人も多く、そう簡単に仕事を辞めるつもりはないという人が大半でしょう。
ただし、テレビプロデューサーはストレスの多い職業であるだけに、心身の健康を守るために泣く泣く仕事を辞めてしまう人はいます。
また、日頃からハードワークで深夜残業や休日出勤も多いため、家族との時間や趣味の活動を大切にするために、あえて制作現場を離れて広報や事務方の仕事に転職することを選ぶ人もいるようです。
このように一度テレビの制作現場を離れてしまうと、戻ってくることはなかなか難しいので、よく考えて決断することが大切です。