テレビADに向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
テレビADに向いている性格・適性
コミュニケーション能力が高い人
ADはディレクターだけではなく、さまざまなスタッフと関わる機会があります。
カメラマンに頼まれた機材を取り寄せたり、ロケバスの運転手とスケジュールや道順を決めたり、出演者のサポートをしたりすることもあるのです。
とにかく誰とでも親しくなれて、相手が求めることを瞬時に察することができるようなコミュニケーション能力の高い人が適任です。
要領がいい人
ディレクターが決められたロケ期間内に予定通り作業を進めるためには、ADが要領よく準備やリサーチを進めておくことが大前提となります。
仕事の段取りを上手くつけることができる要領のいい人はAD向きといえるでしょう。
意志が強い人
ADにもっとも向いている人は、意志が強い人です。
ADはディレクターになるための修業期間です。
ADは演出はまったくせず、制作のための雑務しかしません。
ADとしての日々の激務で、ディレクターになる目標を見失うこともよくあります。
ですから「絶対、ディレクターになってやる!」という強い意志を持ち続けないといけません。
自分の目標がぶれない人は、ADに向いているといえるでしょう。
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テレビADに必要なスキル・能力
リサーチスキル
テレビADをするうえでとても大切なのは、リサーチをするスキルです。
取材を引き受けてくれる人を探したりスタジオやロケ地を探したりする際には、インターネットを駆使して最新の情報をかき集めなければいけません。
また、直接交渉をする際には電話・メールでのやり取りになることも多いので、電話やメールでの対応が得意なことも求められます。
オンオフを区別する
次に挙げられるのは、メリハリをつけて仕事をするスキルです。
24時間どんなときでも仕事が舞い込んでくるのが、ADです。
仕事を探せば、いつでもどこでもやるべきことは見つかります。
現場で活躍しているADの皆さんは、終わらない仕事を前に、「いかに休みながら仕事をするか?」を念頭においています。
自分でメリハリをつけながら仕事をしなければ、休憩をとることすらできません。
仕事と休憩のメリハリをつけることは、ADにとって大事な能力なのです。
優先順位をつける
テレビADに必須とされるのは、正しく優先順位をつけることができるスキルです。
ディレクターから頼まれる仕事は、想像以上に多岐に渡ります。
情報収集・情報の確認、番組で使う美術セットや編集で使うイラストの発注、ロケのスケジュール作成、などなどここですべて挙げることは不可能です。
この膨大な量の業務をこなしていくには、どの仕事が大事で、今すべき仕事は何なのかをはっきりと把握する必要があります。
どれから手を付けていいかわからないと、放送に支障を来すことさえあるのです。
テレビADに向いていないのはどんな人?
テレビADに向いていないのは、とにかく他人と関わるのが苦手な人です。
ADをしている期間はディレクターと朝から晩まで行動を共にすることも多く、まさに家族以上に多くの時間を共有することになります。
ロケが始まればカメラマンや出演者、取材先など、さまざまな人とコミュニケーションを取る機会もあります。
ときにはアルバイトの学生に指示を出さなければいけない立場になることもあるでしょう。
「他人と話すのが好きじゃない」「できるだけ一人で静かに過ごしたい」「交渉するのは苦手」というタイプの人にとっては、この仕事は苦痛になってしまうかもしれません。
ただし、このようなコミュニケーションの能力は場数を踏むことで磨くことはできるものです。
自分は内気な性格だから心配だから…と最初から諦める必要はありません。