全国通訳案内士の1日の流れやスケジュールを解説

全国通訳案内士のある1日

9:00 出勤
当日ガイドを担当するお客さまが滞在中のホテルへ出向きます。

今日は英語圏から来日されたお客さまで、歴史ある観光地の街を歩きながら案内していきます。

10:00 観光地を案内
有名なお城をあんな。外国の方は寺社仏閣やお城好きなことも多く、積極的にさまざまな疑問が投げかけられます。

事前にしっかりと情報を仕入れていたので、正しく答えることができました。

12:30 昼食
お客さまが昼食をとっている間に、自分も手早く食事を済ませ、午後のスケジュールの確認を行います。
14:00 美術館見学
入館に際して団体券を購入したり、お客さまがはぐれないようにしっかりと引率を行います。
16:00 お土産購入
買い物スポットを案内します。オススメのお土産を紹介すると、喜ばれます。

日本ならではの商品に関しては、なかなか理解してもらえないこともあるため、英語を使って丁寧に説明していきます。

18:00 勤務終了
お客さまを宿泊先のホテルへと無事送り届けたら、勤務終了です。

今日はそのまま帰宅します。

20:00 次のガイド先についての下調べ
連日ガイドが続く繁忙期になると、帰宅後、何時間もかけて情報収集や下調べに充てることもあります。
23:30 就寝
翌日のガイドは朝早いため、しっかりと睡眠をとります。

身体が資本の仕事であるため、日々の健康管理は欠かせません。

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全国通訳案内士の生活スタイル

基本的な拘束時間

全国通訳案内士の労働時間は、勤務先の規定や、担当するツアーにより変動します。

フリーランスで働く場合、エージェントにもよりますが、一般的に1日コースで実働8時間、半日では4時間程度と規定されていることが多いようです。

朝は9時ごろから、夜は夕食前までにツアーを終える計算になります。

数日にわたるツアーの場合は、夜も含め、ほぼ24時間体制といえるかもしれません。

あらゆるトラブルに備え、お客さまといっしょにいる時間は、すべてが労働時間になります。

そのほか、案内する場所の下見に行ったり、資料を集めたりと、仕事はツアーの前から始まっています。

実際の拘束時間とは別に、こうした準備や勉強も、大切な仕事の一部といえそうです。

依頼に応じられる環境づくり

フリーランスの多くの全国通訳案内士は、さまざまな職種をかけもちしながら生活しています。

ですが、この仕事はいつ依頼が来るかわからないため、ある程度、時間の融通がきく状況にいることが求められます。

同じように委託で請け負う仕事や、家でできる翻訳業、夜に多い学習塾の講師などが適しているでしょう。

稼動日数は、そのまま全国通訳案内士としての評価の対象となってくるため、なるべく柔軟に動ける環境を作りたいものです。

旅行シーズンと閑散期とで、他の仕事とのバランスをうまくとりながら生活する必要があります。

実際はなかなか難しく、人によっては資格を生かせない状態にあることも珍しくありません。

結婚後の女性は?

全国通訳案内士は、その仕事柄、日本各地をまわったり連泊する必要も出てきます。

そのため、子育て中の女性が正社員として勤めるのは厳しく、自由の利くフリーランスを選ぶことになるようです。

逆にいうと、将来的にアルバイトとして働くなら、空き時間を利用した最適の仕事といえるかもしれません。

やる気さえあればいつでも使えるのが、資格の強みといえます。