作詞家に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

作詞家に向いている性格・適性

作詞家に向いている人

アーティストの感覚に合わせられる柔軟性

まだ経験が浅いグループやアイドルは自分で作詞をする人が少ないため、作詞家に依頼することがほとんどです。

こうした仕事をうまくこなすには、若者の考え方や生活習慣、流行の言葉を取り入れることが大切です。

「近頃の若者は…」という考え方ではなく、若者の感覚を理解し、いつまでも若い世代の気持ちを忘れない柔軟性を持つ人でなければ作詞家は務まりません。

また、自分がまったく知らないアーティストや新人の場合であっても、歌う人の性格やテーマ、売り出し方に合った歌詞を作る必要があります。

アーティストの人となりを十分リサーチしたうえで、その人の気持ちになって作詞をする柔軟性が必要です。

世の中の動きに敏感

作詞家は、多くのものや出来事に触れることで知識が増え、豊かな感性や表現力も身に付きます。

常に世の中の動きを敏感にキャッチするアンテナを持っている人は、作詞家としての適性があるといえるでしょう。

普段から世界のニュースやテレビ番組、雑誌などをこまめにチェックし、情報収集を欠かさないとともに、映画や芸術作品などにも触れて感性を磨くことが大切です。

また、不特定多数のリスナーに響く歌詞をつくるには、たとえ巨万の富を気付くような名作詞家であっても、多くの人に共感してもらえるよう一般的な感覚を忘れないことも必要です。

さまざまな年代やタイプの人たちと交流を深めることも、作詞家としての感性を磨くこととなります。

作詞家になるには

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作詞家に必要なスキル・能力

語彙力・表現力

作詞家にとって大きな武器となるのは、語彙力(ボキャブラリー)です。

作詞家は文章を書くことが上手であったり、本をよく読んでいたりすればできるという仕事ではありません。

作詞は小説や論文と違い、アーティストが歌うことを想定した言葉の使い方や言い回しをしなくてはなりません。

なおかつ曲の流れやサビの盛り上がりに合うようにインパクトのある歌詞をつけ、情景が目に浮かんだり誰もが感情移入できたりするような表現力が求められます。

音楽的な知識やセンス

苦労して作った歌詞も曲にマッチしていないと、実際に歌う歌手は表現するのが難しくなってしまいます。

せっかくの歌詞を最大限に生かせるよう、メロディ、伴奏、曲調など音楽を理解する能力も必要です。

作詞家に向いていないのはどんな人?

作詞家は、人生経験が豊富であることが求められます。

ドラマや映画のテーマソングなどの場合、設定やストーリーを渡され、「主人公の気持ちを歌にしてほしい」という作詞の依頼も多くあります。

経験の浅い人なら、いくら資料を集めて臨んだとしても想像の域を出ることができません。

しかし人生経験が豊富な人なら、実体験として主人公の立場に立った歌詞をつくることができますし、言葉や言い回しに深みやオリジナリティが出て、より多くの人に響く曲に仕上がるでしょう。

若い人は作詞家になれないということではありませんが、さまざまな人生経験を積むことで、作詞家としてより活躍の場を広げることができるでしょう。