ローディーの1日のスケジュール・勤務時間や休日についても解説
ライブ本番の日のスケジュール
ローディーの仕事は日によってスケジュールが大きく異なるので、一般的なサラリーマンに比べると不規則な働き方になることが多いようです。
ライブやコンサートが開催される場所や時間帯、規模によって、会場に前日入りするかどうかや公共の交通機関を利用するのか、自分で車を運転するかどうかなどが決まります。
ここでは、プロダクションでロックバンドの専属ローディーとして働いている人のライブ本番の日のスケジュールを見てみましょう。
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ローディーの勤務時間、休日
スケジュールは流動的
音楽制作会社やプロダクションなどでアーティストの担当をしているローディーの勤務時間は、その日によって異なります。
たとえば、音楽スタジオで行われる練習に立ち会う日にはスタジオを使用する時間に合わせて午後から夜にかけて働くこともありますし、地方で行われるコンサートの移動日には朝早くから出勤して長時間に渡って車の運転をすることもあります。
会場でのリハーサルの時間や本番のスタート時間はもちろんのこと、会場を片付けて完全に撤収しなければいけない時間も厳密に決まっているため、ローディーはミスなく迅速に作業をすることが求められ、仕事のスケジュールは常に流動的になります。
特にアーティストやミュージシャン個人から雇われているローディーは付き人のような役割を果たすこともあるので、自分の都合で休みを取ることは難しいのが現状です。
土日祝日に出勤することも
ローディーはいつ休みを取ることができるのでしょうか。
実は、この業界で働く人は土日や祝日に必ず休みを取れるとは限りません。
なぜなら、コンサートやライブなどのイベントというのは多くの観客が足を運べるよう土日や祝日などの世間の休みの日に集中していることが多いからです。
必然的に土日祝日にスタッフの人手が足りなくなる傾向があるので、年間を通して土日祝日の出勤は多いと考えておいたほうがよいでしょう。
その代わり、平日に休みを取ることができますし、大きなイベントが終わったあとにはまとまった連休を取れることもあります。
シフト制で働くケースも
その一方、コンサートホールやライブハウスなどで直接雇用されているローディーの場合は、どちらかというと規則正しい働き方をすることが可能です。
チームの中でシフトを組んで自分の担当する時間帯に働くことができるので、私生活との両立はしやすいのではないでしょうか。
プロダクションやミュージシャン個人から雇われているローディーとは異なり、国内ツアーや海外ツアーなどに同行する機会もないので、出張や遠出をせずにいつも自分の持ち場で働くことができるという安定感があります。