訪問営業は完全に実力主義で非常に厳しい世界
投稿者プロフィール
投稿者の仕事満足度
- 総合満足度
- 2.00
- 仕事内容
- 2.00
- やりがい
- 2.00
- 働きやすさ
- 1.50
- 給料・年収
- 1.00
- 休日・待遇
- 1.00
- 成長・将来性
- 3.00
- メッセージ
-
家庭教師派遣業の営業職は、ジャンルとしてはややマイナーで、知られていない部分も多々あります。
私が勤めていた会社の場合、一言で言うと、「高額な教材を買ってもらう」というところが重要でした。
家庭教師はあくまでも付属で、利益を上げるのは教材です。
この営業において重要なのは、「いかに子供に気に入られるか?」という点です。
家庭教師派遣業の営業は、たいてい先方の家でお話しすることになります。
そして、両親ではなく子供本人も交えて営業します。
契約条項について両親に納得してもらうには、ロジカルな説明など当たり前の部分はもちろん、必要です。
しかしそれ以上に、子供がこちらを気に入って、あるいはやる気になっているかという点が、成約率へ大きな影響を及ぼします。
家庭教師派遣の営業として働くなら、子供に好かれる人柄、言動、言葉選び、あるいは服装やヴィジュアルを整えるべきです。
また、基本的には実力主義で、「数字が全て」です。
営業なので当たり前ですが、他の営業職と比較して、より数字が重要視されると考えて問題ありません。
- 仕事内容
-
勤務地:大阪府大阪市
勤務先規模:当時50人程度(本社を含めれば300人程度)
仕事内容:家庭教師、及教材の販売営業
職場での役割:営業職ただし人手が足りていないときは、事務作業やテレアポなどにも回りました。
- なるには
-
ハローワーク→面接→採用
という流れでした。
なるまでに努力したこと、苦労したことは、ほとんどありません。
ある程度のコミュニケーション能力と一般常識があれば、すぐにでも採用してもらえるはずです。
資格は必要ありません。
ただ教育に関する分野なので、学歴が高い、あるいは学力を証左する資格があれば、有利には働くはずです。 - やりがい
-
成約に結びついて数字が出せれば、達成感は強く感じられます。
何件も連続して成約させられたときは、非常に誇らしい気持ちになったのを覚えています。
あれから6年経ちますが、今でも大きな成功体験として残っています。
- つらいこと
-
第一に、「とにかく実力主義」であるという点については、覚悟が必要です。
成果が上がれば、評価され、地位も向上し、給料も月30万円程度見込まれます。
一方で成果が上がらなければ、叱責され、評価されず、給料も落ち込んでしまいます。
また時間外労働があり、なおかつその部分については給与が発生しません。
業務委託契約なので、労働基準法において、その辺りは保証されていません。
- 向いてる人
-
教材の販売営業においては、第一に、「子供から好かれる」という資質は間違いなく必要です。
なぜなら子供から好かれる、あるいは子供にやる気を持たせられるという点が、成約率に大きく影響するからです。
もちろんご両親に納得していただくため、通常の営業としてのトークスキルやロジカルシンキングも求められます。
さらに実力主義なので、数字を出せるという自信、あるいはそのためにたゆまぬ努力ができるかというのもポイントです。
上記のようなポイントをおさえているのであれば、活躍するチャンスは大いにあります。
一方で子供から好かれない、実力主義に肌が合わない、コミュニケーション能力に自信がない人は、まったく向いていません。
- 志望理由
-
営業職として、自分の実力を試してみたかったので、この職業を選びました。
働く中で、実力主義の厳しさを強く感じ続けていました。
成果が上がっているうちは称賛されますが、そうでなければひどく叱責されます。
スランプに陥っている時期は、非常につらかったです。
- 働きやすさ
-
職場の雰囲気、環境は悪くないと思います。
ただそれは表向きの話であり、実際にはそれぞれが不満を抱えていました。
コンプライアンス意識が欠けていて、残業や早出、休憩の与え方などについては、職種関係なく不満が出ていました。
- 給料・年収
-
・年齢:23歳〜24歳
・勤続年数:1年
・月収:16万円〜30万円
・手取り:12万円〜29万円
・年収:300万円
・待遇:寮完備・各種ボーナス(初回契約で”デビューボーナス”、一定の成約数で成果ボーナスetc...)営業職は、厳密には業務委託なので、保険料や住民税の天引きが発生しません。
- 休日・待遇
-
仕事とプライベートのバランスを取ることは不可能。
特に寮暮らしの場合は上司の身の回りの世話まで付いて回るので、プライベートな時間はほとんどない。
また休暇制度や社会保険は、業務委託であるという関係上、一切存在しないと考えて問題ない。
- 就職・転職
-
就職・転職前に、とにかく子供に好かれるためにはどうすればよいかを考えましょう。
それができていれば、多少の営業スキル不足は補えます。
私が転職したのは、「実力がともなわず、会社に必要とされなくなったから」です。
結局営業職ではなく、コンビニエンスストアチェーンのスーパーバイザーという道を選びました。
こちらも営業的要素がないわけではないですが、その数字だけが全て、というわけでもなく、まったく違う評価軸で人事評価されます。
- 恋愛・結婚
-
「営業同士での結婚」、あるいは「マネージャーと事務員の結婚」というケースがいくつかありました。
結婚後の生活については、私が知る限り、問題はないように見えます。
ただし恋愛に対しては表向き禁止、ということになっているので、安易な行動は控えるべきです。
ただし当時から時間も経っているので、この辺りについては緩くなっているのかもしれません。
- 成長・将来性
-
一言で言って非常に厳しい実力主義の世界です。
厳しい環境に身を投じる覚悟あり、そして努力すれば、営業職としては成長できるはずです。
職業及び業界の将来性については、あまり高くないはずです。
そもそも教育自体がWebに移行しつつあり、教育内容そのものも変化しています(ex.stem教育)
業界自体がアジャストしなければ、規模は縮小すると考えます。