ラジオディレクターのやりがい・楽しさ・魅力
ラジオディレクターのやりがい・楽しさ
一歩踏み込んだ情報を提供
テレビやラジオは、時間帯によって、見る人や聴く人の年齢層や性別が違ってきます。
ただし、テレビの場合は公共性が高いため、視聴者全員が十分に理解できるような一般的な情報を提供することが多いです。
もちろんラジオも、基本的な考え方は同じです。
ですが、少し違うのは、ラジオはテレビに比べて一歩踏み込んだ情報を提供しやすい環境であるということです。
たとえば芸能人がパーソナリティーを務めるラジオ番組では、普段テレビで見る姿からは想像もできないような口調やキャラクターで話すことも珍しくはありません。
ときにはアイドルがプライベートを赤裸々に話して、ディレクターがヒヤヒヤしてしまうこともありますが、リスナーにとって新鮮で興味深い情報をどんどん発信できるのはラジオならではでしょう。
スポンサーやCMなどの制約が多いテレビ番組では、際どさやマニアックな要素たっぷりの「一歩踏み込んだ情報」を提供することが難しいのですが、ラジオなら不思議と許される。
こうした面白さが、ラジオディレクターにとってのやりがいになっています。
リスナーの反応が力に
番組は自分のために作るのではなく、すべてはリスナーのために作るもの。
作り手にとって、一番気になるのが「リスナーの反応」です。
ラジオは、リスナーから寄せられるFAX・はがき・電話などで反応をダイレクトに感じることができるので、ディレクター自身の日々のやる気につながります。
よいことも悪いこともしっかりと受け止めながら、制作者として着実に成長することができるでしょう。
スタッフとの一体感
ラジオ番組の台本の中には、大まかな話の流れしか書いていないものも多数存在します。
ラジオは映像がない分、トークによってリスナーの気分を高めながら、ラジオの世界に惹きこんでいかなければなりません。
それぞれが自分の仕事を精一杯努める姿勢にあふれているので、ラジオ番組の現場は実にアグレシッブです。
難しいこともたくさんありますが、スタッフ・出演者・リスナーと番組を作り上げているという一体感を味わえる最高の現場ともいえるでしょう。
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ラジオディレクターの魅力
ラジオ番組は、テレビ番組に比べて、制作者自身のカラーを強く出すことができるメディアだといわれています。
もちろんテレビと同様に、スポンサーの提供・天気予報・ニュースの入れ込みはありますが、その他はディレクター次第といってよいでしょう。
ディレクターは、リスナーが興味を持つような話題を常に探さなければいけません。
「世の中で何が流行っているのか?」「どんな情報が必要とされているのか?」など日々情報のアンテナを張り巡らせる必要があるのです。
テレビでは取り上げられないような小さな話題でも、ラジオでは取り上げやすいので、あらゆるところにネタが転がっています。
大変なこともありますが、これこそがラジオディレクターの仕事の醍醐味。
番組の企画や構成に自分のカラーを強く出せるというのは、まさにラジオディレクターならではの魅力といえるでしょう。