パラリーガルのつらいこと・大変なこと・苦労

パラリーガルのつらいこと・大変なこと

担当する弁護士との相性が合わない

パラリーガルは、秘書業務から専門業務まで幅広く行い、弁護士をサポートする業務を担います。

弁護士の意向をくみ取って、弁護士がスムーズに働けるように助ける役割を担うことから、パラリーガルと弁護士との関係は非常に密接といえるでしょう。

ただ、難関試験を突破して士業を行う人のなかには、一般的にクセのある人も多いといわれています。

目の前のクライアントや業務に真剣に向かう厳しい姿勢が、同僚やサポート役のパラリーガルにとってはプレッシャーになることもありえます。

そのため、担当する弁護士によっては、相性が合わずサポートをするのがつらいと感じることもあるでしょう。

業務内容が広く、量も多い

裁判所などへの提出書類を作成する業務では、締切に追われることが多くあります。

しかしながら、小規模事務所ではパラリーガルが一般事務や秘書業務を兼ねている場合も多く、常にひとつの業務に集中できるわけではありません。

一度に多くの業務を並行して進めなければならないことも多く、多忙な時期には多くの業務に追われ疲れ果ててしまうことも珍しくありません。

このことも、パラリーガルが気を抜けない大きな要因になることがあるようです。

クライアントへの気遣いによるストレス

法律事務所を利用する人は、なんらかのトラブルを抱えて困っている場合や感情的になっている場合が多くあります。

そのため、クライアントによっては電話や書類の対応ひとつにも過敏に反応され、思いもよらず激怒されてしまう可能性もあります。

常に細やかな部分にまで気遣って対応する必要があるため、ストレスを感じることは多いでしょう。

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パラリーガルの悩み

精神的に苦しい仕事も

法律事務所では、離婚、相続問題、債務整理や破産申立てなど、クライアントの人生に大きく影響し得る事件を扱うこともあります。

ときには、ヤミ金などの債権者から電話がかかってきて大声で罵声を浴びせかけられ、心臓が飛び出そうなほど怖い思いをするといったこともあります。

法律事務所という職場で働くうえでは、そういった場面に出会うこともめずらしくないため、ある程度覚悟をしておく必要があります。

パラリーガルを辞める理由で多いものは?

業務に関するサポートが少ない

勤務先の状況にもよりますが、小規模の法律事務所では、一般企業と異なり教育・研修制度が充実しているわけではありません。

そのため、未経験で採用されたとしても、手取り足取り丁寧に指導してくれる先輩がいない場合があります。

自分で学び調べて進めていくことが重視されますが、しっかりとサポートを受けたいと考える人にとっては、不安を感じてしまうかもしれません。

法律用語の勉強が大変

慣れない法律用語が飛び交うなかで、期日までに業務を適切に進めるのは簡単なことではありません。

とくに、職場の人間関係がギスギスしていたり、同僚や担当弁護士と円滑にコミュニケーションをとれなかったりすると、より苦労が多いです。

周囲と相談しながら業務を円滑に進めていきにくくなって、挫折や退職を考える人もいます。