脚本家に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
脚本家に向いている性格・適性
好奇心旺盛で勉強家
脚本家は、まったくなにもないところからストーリーを生み出していかねばなりません。
話の設定上、自分のよく知らない分野について書かなければいけない状況もあります。
日頃からあらゆることに対する勉強やリサーチが必要となり、そうした作業が苦にならない人が向いています。
活躍する脚本家の多くは好奇心旺盛でいろんなことを勉強したり、多趣味でさまざまなジャンルのことにチャレンジしたりする人も多く、そうして得た経験を創作に生かすことでよりリアリティのある脚本を書くことができます。
長時間の執筆作業ができる
脚本家はときには何百枚もの原稿を一人で仕上げていかねばなりません。
何度も修正と推敲を繰り返しせっかく仕上げた原稿が、現場から突き返されたり土壇場で書き直しとなったりすることも少なくありません。
締め切りに間に合わせるために、ひたすら書いていく作業に集中できるかは非常に重要です。
長時間机に座っていられない、集中力がなくすぐに飽きてしまうタイプだと、脚本家の仕事は難しいでしょう。
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脚本家に必要なスキル・能力
人を惹きつける文章
脚本家には資格や学歴はまったく必要なく「いい脚本」「売れる脚本」が書ければ、誰でも脚本家として活躍できる可能性があります。
脚本家に必要なのは、視聴者や観客を惹きつける文章です。
ボキャブラリーや文章力はもちろん、構想力、想像力、表現力、幅広い知識といった素養が求められます。
脚本を書くためのノウハウ
脚本には形式やストーリー立てなどの基本的なノウハウがあります。
こうしたことは専門学校やシナリオ講座で学ぶことができます。
独学で学ぶときには、いい映画や優秀なシナリオに多く触れ「シナリオの書き方」のようなハウツー本で基礎的なノウハウを習得するとよいでしょう。
こうしたノウハウ以外のストーリーやキャラクターづくりでは、生活のあらゆることがスキルアップにつながるため、前述のようにあらゆることに好奇心を持つことや勉強を続けることが重要となります。
脚本家に向いていないのはどんな人?
脚本家は基本的に一人で行う仕事ですが、社会的な関わりが少ないわけではありません。
実際にドラマなどの制作では現場の監督やテレビ局側の人間と折衝しながら作品を作り上げていきますし、キャストやスタッフなど多くの人と関わることになります。
現場で自分の考えを伝えたり、多くの人と協力し脚本を作り上げたりしていく力は重要です。
また、売れっ子の脚本家となるまでには仕事も入ってきません。
自分からいろんな企画を売り込んだり、注文を取ってきたりするという姿勢も必要になりますし、人間関係が大事な業界であるので、人脈が仕事に直結することもあります。
日頃から人との出会いを大切にし、コミュニケーションを積極的にとっていくような人でなければ、脚本家になるのは難しいでしょう。