【2021年版】航空整備士の給料・年収

航空整備士の平均年収・給料の統計データ

航空整備士になるためには、航空専門学校や養成施設に何年も通い「航空整備士資格」を取得する必要があります。

また、専門的な技術が求められる社会的責任も大きな仕事で、体力的な負担も大きい職業でもあります。

しかしながら給料は特別高給というわけではもなく、一般的な会社員の平均年収よりやや高い程度の水準です。

そのため、「責任の重い仕事の割には見合った額ではない」「夜勤手当も含めた上で考えると少ない」などと不満をもつ整備士もいるようです。

航空整備士の平均年収・月収・ボーナス

求人サービス各社の統計データ

職業・出典 平均年収 年収詳細
航空エンジニア
(Indeed)
579万円 月給:33.5万円
航空整備士
(給料バンク)
430万円~565万円 平均給料・給与:35万円
20代の給料:22万円
30代の給料:35万円
40代の給料:40.25万円
初任給:18万円
航空整備士
(平均年収.jp)
460~500万円 月収:約41.6万円

各社の統計データをみると、航空整備士の平均年収は450万円~600万円程度が目安となってくることがうかがえます。

上下の幅が広いのは、資格・役職給・夜勤手当などにより差がでやすい職業であることが関係していると考えられます。

なお同じ整備士職となる「自動車整備士」と比べると、平均年収、月収ともにひと回り高めです。

自動車整備士の給料・年収

航空整備士の手取りの平均月収・年収・ボーナスは

仮に20代、月収25万円の航空整備士をモデルケースとします。

年収総額をシミュレーションすると、月収25万円×12ヶ月で300万円、これに大手の整備会社であれば年2回のボーナスが約100万円(月収の2カ月分×2回)ほど支給されるため、年収の総計は400万円程度です。

なお、月収25万円の場合の手取り額は、地域や家族構成にもよりますが、20万円~21万円が目安となるでしょう。

航空整備士の初任給はどれくらい?

航空整備士の初任給は、約17万円~20万円程度がボリュームゾーンと考えられます。

専門学校3・4年コースの卒業者や、大卒・大学院卒の場合は、そこから1~2万円程度初任給が上乗せされることが多いです。

また勤める空港によっては「地域手当」がつき、さらに1~2万円プラスになることがあります。

航空整備士の福利厚生の特徴は?

「JALエンジニアリング」や「ANAラインメンテナンステクニクス」など、大手エアライン系列の航空整備会社の場合は、大手水準の恵まれた福利厚生が受けられることが多いです。

一方で、独立系の航空整備会社や中小の航空整備会社の労働環境はさまざまであり、なかには福利厚生が十分に整備されていない会社もあるようです。

なお、官公庁(警察、消防、海上自衛隊、航空自衛隊 など)で働く航空整備士は、「公務員」の身分になることが多く、公務員としての手厚い福利厚生を受けることができます。

航空整備士の給料・年収の特徴

「一等航空整備士」や「二等航空整備士」などの国家資格を取得することで、基本給とは別に「資格手当」が支給される会社が多いです。

また、航空整備士には「ライン確認主任者」「出発確認主任者」「装備品確認主任者」といったような社内資格も豊富に用意されています。

社内資格を習得することにより評価が上がり、給料査定でプラスとなることもあるようです。

また、空港で働く整備士の場合は24時間体制のシフト勤務となるのが基本で、夜勤シフトとなった場合は別途「夜勤手当」が支給されます。

夜勤の多い月には月収が1.5倍近くまで倍増する人もいるようです。

航空整備士の勤務先別の給料・年収

空港で働く航空整備士の給料

空港で働く航空整備士は、朝番・遅番・夜勤の「3交替制」を基本としており、遅番や夜勤となると多額の「夜勤手当」が期待できます。

また働く空港によって「地域手当」や「海外手当」などが支給されることもあります。

空港以外で働く航空整備士の給料

航空機メーカー・テレビ局・新聞社・官公庁など、空港以外で働く航空整備士の場合は、一般的な日勤会社員のように9時~17時の日勤が多いため、夜勤手当などの上乗せはあまり期待できないでしょう。

エアラインで働く航空整備士の給料

航空整備会社ではなく、「JAL」や「ANA」といったエアライン(航空会社)側でも航空整備士として働けることがあります。

ただしエアラインの場合は航空整備士採用を個別に行っているわけではなく、技術系総合職として採用され、整備部門などに配属された一部の社員のみが整備士業務に携われるといった形が一般的です。

エアラインは大企業であり、航空整備会社に比べ、給料水準やボーナス水準はひと回り大きくなります。

またゆくゆくは現場から離れ、技術系のキャリア管理職などに昇進してくのが一般的であるため、将来的にはより多額の給料を見込みやすいでしょう。

航空整備士が収入を上げるためには?

航空整備会社は「年功序列」を採用している会社が多いため、勤続年数や年齢を重ねることで、基本給は着実に増えていきます。

ただし昇給ペースは勤務先や個人の能力、取得資格などによって変動します。

さらなる収入を求めたい場合は、資格を取得して「資格手当」を狙うのがわかりやすい方法です。

また、現場の整備主任や整備長に昇進したり、もしくは本部のデスクワーク系の部課長職に移行することによって、「役職手当」で収入の底上げを図ることが可能です。

そのほか、会社の事情で給料が頭打ちになってしまうような場合であれば、より待遇のよい別の整備会社に転職することも収入アップのための一つの手段となり得るでしょう。

航空整備士は技術職であることから、高い技術力やチームメンバーを率いるマネジメント力を備えていれば、よい条件で採用されるチャンスもあります。