航空整備士のやりがい・楽しさ・魅力

航空整備士のやりがい・楽しさ

最先端の航空技術に触れられる

航空機には、高度な技術が多々導入されており、「ハイテクの塊」ともいわれます。

コックピットにはさまざまなコンピュータや制御装置が並び、エンジン・ボディ・客室などにも、長時間の安全な飛行を可能にするための最新鋭の技術が盛り込まれています。

航空整備士となると、普段私たちが見ることのできない航空機の裏側までプロとして触れることができ、進化していくテクノロジーを肌で感じながら働けます。

機械や航空技術に関心がある人であればこの上ない環境であり、とても新鮮で刺激的な日々が過ごせるでしょう。

責任の重い重要な仕事であること

航空機の場合、飛行中に故障や不具合が起きても、地上を走る自動車のように簡単に緊急停止することはできません。

逃げ場のない空中では、大きなトラブルが起こると、多くの乗客の命に関わることもあります。

また、飛行中のトラブルの多くは、パイロットの操縦ミスなどよりも、事前の整備が根本的な原因となっているケースが多いといわれます。

航空整備士の仕事は人の命を担っているといっても過言ではありません。

新人でもベテランでも、一人ひとりの整備士が誠実に行動することで、航空機の安全は保たれています。

責任が重く、決して簡単な仕事ではありませんが、だからこそ誇りやプライドを持って取り組める重要な仕事でもあり、それが日々のモチベーションに繋がっている整備士も多いです。

チームで成し遂げる達成感

巨大で複雑な乗り物である航空機は、もちろん一人で整備することはできません。

多くの航空整備士がそれぞれの専門分野を担当し、大勢で分担しながら一つの機体の整備を進めていきます。

また、空の上での状況を知るパイロットやキャビンアテンダントとも、常々連携を取る必要もあります。

そのように航空の現場では「チームプレー」が基本です。

常に周囲を意識しながら働く難しさもありますが、その分、皆で力を合わせ一つの機体を飛ばしているという一体感や連帯感を味わうことができます。

個人プレーよりもチームプレーの方が達成感や喜びを感じる人であれば、この仕事でもやりがいを見つけられるでしょう。

航空整備士の仕事内容

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

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航空整備士の魅力

資格をとってキャリアアップが目指せる

航空整備士の資格は数段階に分かれており、また機体ごとのライセンス資格も多数用意されています。

勉強と経験を重ねて上位の資格を取得すれば業務の幅がどんどん広がっていきますし、ゆくゆくは現場の責任者になることもできます。

キャリアアップの制度が明確になっている職場も多く、資格やスキルを磨いてキャリアアップするという具体的な目標があるため、それが航空整備士たちの向上心にも繋がっているようです。

そのように自分の頑張り次第で活躍できるフィールドが広がっていくこともこの仕事の魅力といえますが、反面、帰宅後に毎日のように資格の勉強をしたりなど、地道な努力が必要となる側面もあります。

人手不足のため、経験を積めば転職もしやすい

現在、パイロットだけでなく航空整備士も人材不足が進んでいます。

航空整備士の場合は40代~60代のベテラン層の割合が多く、今後この世代が定年退職を迎えると、航空整備士の人手不足はさらに加速するともいわれています。

そのような状況のため、航空整備士を求める航空関連の会社は多く、売り手市場の傾向です。

当面の間は同業種間の転職はしやすく、若くして十分な経験を積んだ整備士であれば引く手あまたです。

転職をきっかけに収入アップにつながることもあり、自分の望むキャリアを描きやすいでしょう。

福利厚生が充実した会社が多い

航空整備士の就職先となる航空会社や航空整備会社は、一定の規模をもつ安定した会社が多く、各種社会保険制度・退職金・ボーナス・各種休暇制度など「福利厚生」の面も充実している傾向です。

とくにJALやANAなどの大手系列であれば、豊富な種類の福利厚生が用意されており、社員に「優待航空券」が支給されたりもします。

また、消防や警察などの官公庁でも航空整備士を募集しており、官公庁の場合は「公務員」として採用されることもあります。

公務員として採用されれば、民間企業よりもさらに充実した手厚い福利厚生が受けられることが多いため、より安定した生活を送りやすいでしょう。