健康運動実践指導者のつらいこと・大変なこと・きついこと
健康運動実践指導者のつらいこと・大変なこと
さまざまな人と接する苦労
健康運動実践指導者は、さまざまな心身の状態の人と日々接し、その人たちに対して健康づくりのための運動や実践指導をするのが仕事です。
対象者は必ずしも運動に前向きなばかりではなく、なかには運動があまり好きでない人や、高齢などで思うように身体を動かせないような人もいます。
また、わかりやすく説明しているつもりでも、こちらの言っていることをすぐに理解してもらえないこともあります。
それでも、健康運動実践指導者は一人ひとりの様子を見極めながら、根気強く指導を続けなくてはなりません。
どれだけ頑張っていてもよい結果が出なかったり、指導が思うように進まなかったりするときには、つらいと感じることがあるでしょう。
まだ認知度が低い
近年、健康に対する意識の高まりにより、運動をする人は増えつつありますが、健康運動実践指導者という職業はまだ認知度が低いのが現状です。
「健康運動実践指導者」という肩書で働く人は少なく、実際はスポーツトレーナーやパーソナルトレーナーとして働いている人も多く、決して待遇もいいとは言い切れません。
これから徐々に認知度が上がっていけば、さらによい待遇で働くことができると考えられますが、現段階では思うような評価がされていないと感じる人もいるようです。
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健康運動実践指導者の悩み
健康運動実践指導者は、毎日さまざまな人に運動の仕方を教えたり、見本を見せたりします。
対象がたとえ同じ人であっても、その日によって体調に違いがあり、健康状態は日々変わっていきます。
指導をする上では、こうしたささいな変化に気が付き、ときには運動の仕方を変えたり、工夫したりすることが求められます。
マニュアル通りにはいかない仕事のため、指導の仕方や実践指導では、常に頭を悩ませることになるでしょう。
健康運動実践指導者を辞める理由で多いものは?
健康運動実践指導者が活躍できる場は少しずつ増えているといわれますが、実際には、健康運動実践指導者の資格だけで好待遇の下に働ける職場はさほど多くありません。
よほどのベテランでない限り、高い給料をもらえるケースはそうないと考えておいたほうがよいでしょう。
結果的に、ただ資格を持っているだけの状態で、せっかくの知識やスキルを生かせていない人も多いのが現状です。
健康運動実践指導者の資格を生かしたいのであれば、別の資格を併せて取得することも考える必要があります。
たとえば、一人ひとりに合った健康づくりの運動プログラムを考えることができる「健康運動指導士」の資格や、国家資格である「柔道整復師」や「鍼灸師」あるいは「管理栄養士」などがあります。
こうした資格とのダブルライセンスによって、業務の幅を広げる人も多いです。
また独立を考えていくことも可能ですが、経験や実績がない人がいきなりフリーランスになって成功するのは極めて困難です。
若いうちや経験が浅いうちは、安い給料でもしっかりとした経験を積める職場で頑張って働くことを覚悟しなければならないでしょう。