刑務官の勤務時間・休日

勤務体系の種類

刑務官の勤務体系は担当する施設や部署によっても変わりますが、刑務所などの施設においては24時間保安を確保するために、夜間中も刑務官が警備をおこなう必要があります。

そのため、「昼間勤務」と「昼夜間勤務」の2つに分かれ、刑務官同士で交代しながらシフト勤務をこなしていきます。

刑務官の1週間あたりの勤務時間は「38時間45分」と定められています。

なお、刑事施設には庶務や会計を取り扱う「事務専門の部署」もあり、事務専門の部署で働く場合は夜勤はなく、基本的には日勤のみで働くケースが多いです。

刑務官の勤務時間

昼間勤務

昼間勤務の場合、勤務時間は「朝7時頃から夕方17時まで」です。

途中で30分の休憩を何度かはさみ、合計で2時間の休憩を取得するため、実質の勤務時間は8時間が基本となります。

昼夜間勤務においても同様ですが、勤務時間中は原則として外に出られません。

昼夜間勤務

昼夜間勤務は、朝7時30分に出勤する場合は翌朝の7時30分までの勤務となり、拘束時間は24時間です。

また、何か問題が起きた際には勤務時間が延長されることもあります。

昼夜間勤務を担当する場合は、24時間の勤務中に4時間程度の仮眠が取れるようになっています。

仮眠時間も「早寝」と「遅寝」のシフトを組みますが、遅寝の場合は夜中の2時頃から仮眠時間となります。

しかし、実際には雑用やその他業務が発生して仮眠時間が潰れることもあり、1時間程度しか仮眠が取れないこともあります。

24時間勤務の翌日は非番となり、さらにその翌日は休日となることが一般的です。

同僚との兼ね合いでさまざまな調整がされますが、基本的にはこのローテーションで繰り返していき、1ヶ月に8日間の休みとなります。

刑務官の休日

刑務官の休日は基本的に週休2日制で、昼夜間勤務を担当する場合にも1ヶ月に8日程度の休日が付与されます。

しかし、刑務所や拘置所など「24時間365日」稼働する施設での勤務がメインとなるため、土日や祝日、年末年始に勤務することもあります。

有給休暇については、任官一年目は15日間、その後は年間20日間の有給休暇が認められています。

そのほか、「夏季、結婚、出産、介護、病気、慶弔」などに関する休暇も認められており、たとえば夏季休暇3日間とほかの休暇をあわせて長めに夏休みを取ることも可能です。

ただし、刑務所や拘置所には一定の人員がどうしても必要であり、基本のローテーションを組んで対応するため、急な休みは取りにくい面があるのも事実です。

刑務官の残業時間

担当施設や部署にもよりますが、刑務官の残業は比較的多いといわれています。

その理由として、刑務所は24時間365日、多数の受刑者を収容しなければいけませんが、その一方で刑務官の数が不足している背景があります。

しかし、たとえ1分でも「刑務官が誰一人いない」という状況は刑務所では許されません。

そのため、刑務官の数が足りていない施設であれば、保安維持のためにどうしても残業せざるを得ない状況もあるでしょう。

このように時間外勤務が求められる場面は比較的多いといえますが、所定の勤務時間を超えた分はしっかりと残業手当が支給されます。

刑務官に夜勤はある?

受刑者のいる刑務所などの刑事施設では、夜間もしっかりと保安に努める必要があります。

そのため、刑務官は昼間勤務と昼夜間勤務の2つのシフトに分かれて、交代しながらシフト勤務をこなしていきます。

刑務官として働くうえでは、夜勤は避けられないと考えておくとよいでしょう。

なお、昼夜間勤務の拘束時間は24時間となりますが、翌日は非番となり、さらにその翌日は休日となることが多いようです。

刑務官は忙しい?激務?

刑務官は公務員であるため、勤務時間や休日はしっかりと決まっています。

日勤は7時~17時(休憩2時間)まで、夜勤の場合は最長で24時間(仮眠4時間あり)、夜勤明けは非番で休みに入るというローテーションが基本となります。

さほど忙しくない配属先であれば、この基本パターンが守られているため、連日残業や休日出勤に追われるほどの激務に見舞われることはありません。

しかしながら、「刑務官の人数が足りていない」など、現場の事情によってはかなりの激務を強いられる可能性もあるため、配属先の状況によっても大きく変わるといえるでしょう。

刑務官の休日の過ごし方

受刑者の刑務作業の監督や見回りなど、刑務官は常に気を張っていなければならない仕事です。

ストレスがたまりやすい職業である分、休日は自分の趣味に没頭したり、自宅でゆっくり休むことでしっかりとリフレッシュする人が多いようです。

なお、完全な休日ではなく「自宅待機」を命じられることもあり、その場合は施設でなにかトラブルがあった際には応援要請がかかる可能性もあります。

そのため、自宅待機の場合は決められた範囲よりも遠くに外出することはできず、飲酒も禁止されています。

刑務官の1日のスケジュール・生活スタイル