警備員に必要な資格や検定はある?

警備に関するさまざまな資格

警備員になるために、特に資格は必要ありません。

警備会社の採用試験に合格をして既定の研修を受け、現場に出れば誰でも警備員になることができます。

しかし、実際には警備に関する資格がたくさんあります。

警備員の資格のほとんどは、有資格者を一定の比率で配置しなければならないという決まりがあるため、警備員の仕事を長く続けていくためには必須です。

ある現場に警備員が10人配置されている場合、最低1人は所定の資格を持っていなければならないというケースは多く、それぞれの業務や現場に応じて必要な有資格者は法律で定められています。

たとえば、大きな幹線道路で交通誘導をしている警備員は「交通誘導検定」という資格の2級以上を持っており、この資格を持っていない人は国道や高速道路などの交通誘導に携わることができないと定められています。

資格を取得しキャリアアップを目指す

警備員に関するものとして「警備業務検定」があり、警備業法に定められた日本の警備員の国家資格として認められています。

具体的には以下のようなものがあります。

一般社団法人 警備員特別講習事業センター:検定制度

施設警備検定

施設警備とはショッピングセンターやアミューズメント施設などで、盗難や火災等のトラブルが起きないかを警備する仕事で、その業務に関する検定です。

2級と1級があり、2級の場合は18歳以上であれば誰でも受験ができ、警備業務が未経験でも受験することができます。

空港保安警備検定

空港内での保安警備やや機内でのハイジャック等が起きないように警備する仕事の検定です。

飛行機内に持ち込む手荷物検査を行う際に必要な資格で、空港での警備業務をしたい人に必要な資格です。

交通誘導警備検定

道路工事や工事現場などで、歩行者や車を安全に誘導する仕事に関する検定です。

2級は誰でも受験することができ、1級は2級に合格後1年間実務経験を積んだ人が受験することができます。

雑踏警備検定

大型のイベントや野外でのイベント、お祭りなどの雑踏で人がスムーズに移動できるように誘導する検定です。

貴重品運搬検定

貴重品を運搬する際の警備に関する検定で、貴重品の運搬は警備会社からの需要も高い仕事です。

銀行ATMなどから現金を輸送する際、現金輸送車には必ず有資格者をおかなくてはなりません。

テレビなどで高額の商品を扱ったり、貴重な芸術品を扱ったりする際にそばで監視している警備員も、この貴重品運搬検定の資格を取得した警備員です。

核燃料運搬警備検定

核燃料の運搬を警備する業務に関する検定です。

警備員指導教育責任者

こうした資格のほかに、警備員の指導に関する指導者向けの資格もあります。

警備員の知識やスキルを指導・教育することができる資格です。

この資格があれば、警備会社のなかで新人を指導できるポストに付けたり、同じ警備員のなかでも上の立場になることができ給料がアップしたりするため、警備員としてキャリアアップを目指す人にとっては有利な資格です。

一般社団法人 東京都警備業協会:警備員指導教育責任者講習