警備員の需要・現状と将来性

警備員の現状

警備員といえば、年配の人や他の仕事から転職するというイメージがあります。

年配の人が多いこと、転職組が多いこと、これらはいずれも事実です。

この背景には、警備員はきつい仕事として若者からは敬遠される人材が不足していること、これまで体力を必要とした仕事に就いてきた人が転職後も自慢の体力を生かして働きたいという人が多いということがあります。

年配の人や転職組の人はアルバイトとして勤務する人が多いですが、新卒やそれに近い年齢で警備会社に就職し、正社員として働く人も少なくありません。

警備員の需要

国内に多くの施設や工事現場が常にあるという状況を考えると、警備員の求人が今後大幅に減ったりなくなったりすることは考えにくいでしょう。

ただし、特別な技能を必要としない警備業務は担い手も多く、どうしても買い手市場になりがちです。

最初は現場での仕事が中心になりますが、単に同じ警備業務を何年もするだけでなく、資格を取得するなどをしてより専門性の高い警備業務を目指すというビジョンを持っていると、警備員としてのキャリアアップすることができるでしょう。

特別な技能を身に付け、資格を取得するなどして警備業務に就くことは昇進や年収アップにもつながり、さまざまな警備業務ができる人材は需要もさらに増えるでしょう。

警備員の将来性

最近では「ホームセキュリティ」といって個人の住宅でも警備会社を入れるケースが多くなっているため、むしろ警備員の人員ニーズは今後さらに高まっていくと見られています。

その一方で防犯カメラやコンピューター制御、AIによる警備システムの普及も進み、人員をあまり必要としない警備のスタイルも確立しています。

今後はこうしたシステムの扱いに長けた人材へのニーズが高くなることが予想されており、警備員の世界もIT化と無縁ではいられないでしょう。

警備員の今後の活躍の場

警備ニーズの拡大

2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、国内では警備に対する関心が高まりますます警備業が発展していくことが考えられます。

大勢の人がスムーズに移動できるような交通警備はもちろん、各国の選手や要人を守ったりテロを未然に防いだりする警備員のニーズが拡大すると予想されます。

警備員ニーズの拡大に伴い、警備員の数が増加する中活躍するためには、警備員としてスキルを磨いたり資格取得をしたりするほか、警備システムやIT・AIを駆使した警備を学ぶなどスキルアップも必要とされるでしょう。

IT・AIとの競合

ITやAIが発展するに伴い、警備員の仕事は変化し始めています。

これまでの警備員は、施設や現場に常駐し人の目で監視する仕事でしたが、ITやAIの発達により、監視カメラや監視センサーなど遠隔操作で警備をすることも増え、警備業務を担うロボットなども普及し始めています。

今後の警備員はこうした機器を駆使し、実際にトラブルが起きた際にはどのように対処するかなどを瞬時に判断しなくてはなりません。

将来的にはIT技術やAIなどの知識に長け、これまでよりも臨機応変な対応ができる警備員が求められ、ただ常駐業務のみを行う警備員は減少していくことでしょう。