警備員指導教育責任者講習の資格を取るには

警備員を志すにあたって、最終的には警備員を指導・教育する立場を目指したいと考える人もいるでしょう。

本記事では、警備員指導教育責任者講習の資格について説明します。

警備員指導教育責任者とは

警備会社に必要な有資格者

警備員になるために特別な資格は必要ありません。

ただし、警備会社を運営するうえでは、警備に関する正しい知識やスキルを持っている人がいなければ、仕事に支障が出てしまいます。

そのため、警備会社は営業所ごと、警備業務区分ごとに警備に関する有資格者を配置しなくてはなりません。

この資格は警備員指導教育責任者とよばれ、有資格者は他の警備員に対して指導や教育・監督業務を行うことができます。

警備会社の営業所ごとに最低1人は配置する必要があるため、有資格者の需要は高く、取得しておくと就職・転職の際に有利です。

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警備員指導教育責任者になるには

警備員指導教育責任者になれる条件

警備員指導教育責任者になるための講習は、誰でも受けられるわけではありません。

警備員指導教育責任者講習を受けるには、以下のどれかの条件を満たしていなくてはなりません。

警備員指導教育責任者講習を受ける条件
  • 警備員検定1級合格者
  • 警備員検定2級合格者で、当該検定に合格した後、継続して1年以上警備業務に従事している者
  • 最近5年間に警備業務に従事した期間が通算して3年以上である者

講習を受講し考査に合格する

警備員指導教育責任者になるには、講習を受け資格を取得しなくてはなりません。

警備員指導教育責任者は国家資格であるため、一定の講習を受け終了考査に合格すれば取得することが可能です。

終了考査の合格は8割で、講習で学んだ知識を身につけていればそれほど難しくはないでしょう。

講習は新規に資格を取得する人を対象とした新規取得講習のほかに、有資格者が別の業務の資格を取得するための追加取得講習があります。

警備員指導教育責任者講習の資格を取るには

警備員指導教育責任者の講習は、4つの業務に分かれていてそれぞれ受講しなければなりません。

警備業務は1号警備から4号警備という区分があり、1号警備が施設警備業務や保安警備業務、2号警備が交通誘導警備業務や雑踏警備業務、3号警備が運搬警備業務、4号警備が身辺警備業務と定められています。

警備員指導教育責任者講習では、1号警備が最も長い7日間47時間、2号警備・3号警備は6日間38時間、4号警備で5日間34時間の研修を受けます。

研修で学ぶ内容
  • 警備に関する基本的な知識やスキル
  • 、警備業務に関する法律や法令
  • 警備に関する専門的な知識やスキル
  • 指導や教育の仕方

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警備員指導教育責任者として働く

講習を受け試験に合格すると、警備員指導教育責任者として働くことになります。

警備員指導教育責任者の資格を取得すると、その後は現場で実際の警備業務に就く機会は減り、警備会社や営業所のなかでほかの警備員の教育や指導を行う仕事がメインとなります。

この資格を取得することで、高齢になっても働きやすいというメリットがあるほか、有資格者として資格手当がついたり収入がアップしたりすることもあります。

また、警備員指導教育責任者は警備会社や営業所内では一般的な警備員と比べ上の立場になり、警備員をまとめたり管理をしたりする仕事を任されるようになります。

警備員としてキャリアアップを考える人にはぜひ取得してほしい資格です。

警備員指導教育責任者とはのまとめ

警備会社を運営するうえでは、警備に関する正しい知識やスキルを持つ有資格者を配置しなくてはなりません。

この資格は警備員指導教育責任者とよばれ、有資格者は他の警備員に対して指導や教育・監督業務を行うことができます。

警備員指導教育責任者は国家資格であるため、一定の講習を受け終了考査に合格すれば取得することが可能です。

警備員指導教育責任者の資格を取得すると、その後は現場で実際の警備業務に就く機会は減り、警備会社や営業所のなかでほかの警備員の教育や指導を行う仕事がメインとなります。

高齢になっても警備に携わりたい、資格手当や昇進など収入アップを目指したい人にはおすすめの資格です。