医療事務のやりがい・楽しさ・魅力
医療事務のやりがい・楽しさ
患者さんとのコミュニケーション
医療事務は人と接することが多い職種で、なかでも病院に訪れる患者さんとはたくさん接します。
しかし、サービス業での接客と異なり、病院に訪れる人は具合が悪かったり、何か病気やケガを抱えて通院したりしているため、そのことを踏まえた接遇をする必要があります。
たとえば、患者さんが強く病状を聞きたがったとしても、診療にかかわることは自分の判断で絶対に話してはいけません。
医療事務の仕事では、そうした「うっかり」が許されないこともあるため、職場のルールを守り、責任感を持って仕事に臨むことが求められます。
そういった厳しい面はありますが、誠実に対応すれば患者さんに感謝されることも多いのが医療事務の仕事です。
人から感謝をされる喜びを得られるのは、医療に関わる仕事のやりがいだといえます。
医療に関する知識が増える
医療事務の仕事をしていると、一般的な事務の知識だけでなく、医療に特化した専門知識が増えていきます。
治療行為や薬、検査に関する知識から、保険や医療費についての知識まで、医療事務についているからこそ身につくものがたくさん得られます。
初めのころは日々が勉強の繰り返しになるため大変だと感じることも多いですが、それだけ自分のスキルアップを実感できる、やりがいのある仕事です。
また、医療事務の仕事のなかで習得した知識は日常生活にも役立つため、いざという時の武器になるのも強みだといえます。
社会的に意義がある仕事
医療事務は、医師や看護師とは異なり診療行為をおこなうことはできません。
しかし、医療事務も医療関係者の一員であり、医療事務というサポートがあってこそ、病院やクリニックでの診療が円滑におこなわれるといっても過言ではありません。
医療に貢献している病院やクリニックを縁の下の力持ち的に支える医療事務は、社会的に意義のある仕事としてやりがいのある仕事です。
医師や看護師など、他の専門職スタッフと上手に連携やコミュニケーションが図れたと実感できた瞬間は、喜びはより大きなものとなるでしょう。
20代で正社員への就職・転職
医療事務の魅力
スキルや資格を生かして全国で活躍できる
いま日本は少子高齢化社会を迎え、全国的に病院や診療所の数は増加しています。
どの医療機関であっても医療事務は必要であることから、医療事務の需要は大きくなっています。
実際に医療事務の求人を探してみると、年間を通して募集があることが分かります。
また、病院や診療所は日本全国どこにでもありますから、場所を選ばず仕事をすることができます。
医療事務として身につけた資格やスキルを武器とし、さまざまな職場の選択肢のなかから自分に合う職場を選ぶことができるのは、医療事務の魅力のひとつです。
家庭や子育てと両立しながら長く続けていける
女性が生涯にわたって長く仕事を続けていく場合、人によっては「結婚」や「子育て」といったイベントにぶつかることがあります。
とくに子育てしながら働きたいと思った場合、子どもを保育園などに預けなくてはならず、金銭的な負担がかかります。
また、子どもを保育園に預けても送り迎えをしなければいけないため、フルタイムで働くのは難しいところがあります。
子育て以外にも、家族の看病などさまざまな事情があるなかで仕事をしたいと考えたとき、医療事務は正社員だけでなく、契約社員やパート・アルバイトといった雇用形態で働くこともできます。
多様な雇用形態の選択肢があることにより、勤務時間や出勤日を調整することができるのは、医療事務の大きな魅力のひとつです。
そして、医療事務の場合、アルバイトといっても経験者の場合はレセプト業務など責任のある仕事もしますから、雇用形態にかかわらず責任ある仕事ができるというのはやりがいを感じるところでしょう。