医療事務は管理職にならないと給料がアップしにくい
投稿者プロフィール
投稿者の仕事満足度
- 総合満足度
- 3.50
- 仕事内容
- 3.50
- やりがい
- 3.50
- 働きやすさ
- 3.50
- 給料・年収
- 4.00
- 休日・待遇
- 4.00
- 成長・将来性
- 4.00
- メッセージ
-
医療事務は就職しやすい職業で、難易度もそこまで高くありませんが、給料のアップは管理職にならないと難しい印象があります。
私はもともと理学療法士で、法人側から事務への異動を命じられ、現在は管理職を務めています。
そのため、給料は周囲よりも高く設定されています。
管理業務には部下のマネジメントや医療費の請求業務など、責任が求められますが、今後の転職を考える際には経験として評価され、転職後の給与も上昇する可能性があります。
性別に関係なく、将来性ややりがいを考えるなら、こうしたポジションを目指すことが重要です。
- 仕事内容
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福岡の整形外科病院で医療事務管理を担当しています。
部署の役割は、外来・入院の診療費の計算、窓口での書類対応、電話応対、国保や社保などの審査期間にレセプト(診療明細)の請求などが求められています。
私の管理職としての役割は、窓口の未収金管理(支払いの完了確保)、レセプト請求の管理、部下の教育、トラブルやクレームへの対応です。
金銭の取り扱いは厳格なので、生々しいクレームが提出されることもありますが、適切な対応をすれば問題ありません。
また、受付窓口は病院の顔とも言えるため、部下の教育も重要です。
- やりがい
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病院の事務業務は裏方の仕事であるため、目立ったやりがいを感じにくいかもしれません。
しかし、管理職としては病院経営において重要な役割を果たす金庫番としての責任を担い、部署全体で協力して問題を解決することに大きなやりがいを感じます。
また、窓口での入院費の未払いを管理するには、医師や看護師、連携室などさまざまなチームと連携し、協力する必要があります。
部署内だけでなく他部署との連携を通じて、日々の請求業務を遂行することがやりがいを感じる場面です。
- つらいこと
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病院の窓口は、クレームが一番受ける場所とされています。
これは、事務以外の職種からのクレームも含まれるためです。
自分が直接関与していないクレームに対応することもあり、それは時に厳しいものです。
しかし、きちんと対応できた時は、自分のプロ意識を感じることができます。
- 向いてる人
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事務作業なので、一つ一つを細かく確認することが得意で、数字を扱うのが苦ではない方が向いています。
また、電話を取りながら別の作業を行ったり、マルチタスクが求められる場面も多いです。
診療報酬の改訂があるため、新しい知識をコツコツと勉強する必要もあります。
これらのことが苦にならない方が、この仕事に向いていると思います。
- 給料・年収
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33歳から35歳の間で、年収は480万円から500万円(残業代を含む)です。
月に1度はレセプト業務で1週間ほど残業が発生することがあります。
理学療法士から事務への異動後、現在まで3年半ほど経過しています。
請求関連の業務は病院の財務状況に直結するため、常に緊張感を持って仕事に取り組む必要があり、そのため日々の疲労を感じることもあります。
- 成長・将来性
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将来性はあまり高くないと言えます。
特に窓口業務は、自動精算機やオンライン手続きなど、今後は人間を介さない方向に進むと考えられます。
また、診療費の計算についてもAIが半分は行えるように変化するでしょう。
しかし、窓口での人間の存在がもたらす安心感などは、機械では代替できない部分です。
医療事務の在り方も変わることが予想されます。