プロゴルファーのやりがい・楽しさ・魅力
プロゴルファーのやりがい・楽しさ
ツアートーナメントで優勝すること
プロゴルファーの目標は、ツアートーナメントに出場して優勝することです。
日本では、男子のツアートーナメントは1年間に約25試合、女子のツアートーナメントは1年間に約35試合開催されています。
それらの大会で優勝したり、上位入賞することが、選手にとっては大きなやりがいになります。
大きなツアートーナメントであれば、賞金の総額も1億〜2億円と高額です。
賞金は、1位に総額の20%、2位に10%、3位に6.8%から最下位の約0.2%まで、本大会でホールアウトした選手に順位に応じて配分されます。
優勝者は、大きな大会で優勝すれば、4日間のプレーで2000万円〜4000万円を手にすることができるのです。
プロである以上、多額の賞金を手にすることも大きなやりがいになっています。
実力があれば、アメリカのツアートーナメントにも参戦できる
実力があれば、アメリカのツアートーナメントに参戦することもできます。
日本のトッププロのなかには、ほぼ1年を通じてアメリカに滞在し、参戦している選手もいます。
アメリカのツアートーナメントは、賞金総額がケタ違いです。
日本の男子の場合、ツアートーナメントで用意される賞金総額は、1年間で約38億円です。
これに対して、アメリカは約350億円にもなります。日本の10倍近くです。
女子は、日本が約32億円に対して、アメリカは約57億円。1.8倍となっています。
アメリカのツアートーナメントで上位に入賞すれば、それだけ手にする賞金も多くなります。
また、賞金総額が大きいことで、全世界から選手が参戦してきます。
世界のトッププロを相手に戦って勝ち、大金を手にすることは、大きなやりがいです。
試合ごとに順位が上がることも日々のやりがい
ツアートーナメントは、まず、予選があり、予選を通過した選手と、シード権をもつ選手が本戦でプレーできます。
ゴルフは個人プレーであり、結果がはっきり出る競技です。
とくに若い選手にとっては、予選を通過したとか、前回より順位があがったということが、日々のやりがいになってきます。
20代で正社員への就職・転職
プロゴルファーの魅力
大好きなゴルフを仕事にできる
プロゴルファーの最大の魅力は、やはり、大好きなゴルフを仕事にできることでしょう。
実力さえあれば、十分な収入を期待できますし、高齢になってもプレーを続けることができます。
たとえば、世界でも活躍した青木功選手は、70歳を超えても、シニア大会に出場したり、子どもたちにゴルフを教えたり、元気にプレーしています。
青木選手が、ゴルフを始めたのは14歳の時。50年以上も、大好きなゴルフを続けていることになります。
60歳、70歳を超えても、大会に出場したり、子どもたちに教えたりできることがゴルフの大きな魅力です。
日本で注目度の高いスポーツに触れられる
日本で人気が高いことも、ゴルフの大きな魅力です。
最近は、若者のゴルフ離れも言われますが、中高年を中心にプレーヤーも多く、毎週のように開催されるツアートーナメントへの関心も高いです。
スポーツ店には、ゴルフコーナーが設けられていますし、街でゴルフの練習場もよく見かけます。
ゴルフ雑誌や本も多く発行されていますし、ツアートーナメントはテレビ中継もされています。
注目度が高いため、まず、プロテストに合格しただけで、多くの人や会社、団体から注目されます。
さらに、成績が良ければ、スポンサーがつきますし、マスコミに登場する機会が増え、イベントなどにも呼ばれて収入を得ることができます。
2019年に全英女子オープンを制した渋野日向子選手は、この優勝を境に一気に世間的注目を浴びました。
彼女の笑顔を表した「スマイリングシンデレラ」やニックネームの「しぶこ」は流行語大賞のトップ10に入り、さらに紅白歌合戦にもゲスト審査員として出演しました。
若い有望選手の登場は、ゴルフファンはもちろん、日本社会全体に活気をもたらすこともできます。