芸能人・タレントの需要・現状と将来性
芸能人・タレントの現状
いつの時代も、芸能人やタレントは、発信力・集客力のある人間としてテレビ局や企業から重宝されています。
その仕事の内容は単にテレビに出演することだけでなく、商品PRやイメージキャラクター、司会業、その他さまざまな仕事があります。
しかし、最近はテレビ番組の視聴率は下落していますし、企業もコストカットの意識から、単価の高い有名芸能人の起用を見送って出演料の安い芸人やタレントに切り替える傾向があります。
有名俳優や人気アイドルといえども安泰ではない時代になってきたともいえるでしょう。
また、制作費を削減するためにバラエティ番組や情報番組、ドラマやCMなどの1件あたりの単価は減る傾向にあるようです。
生き残りのためには数多くの番組に出演するか、あるいはスポンサー企業とのタイアップ、商業目的のブログ開設などの幅広い展開が必要になります。
20代で正社員への就職・転職
芸能人・タレントの需要
芸能人やタレントは、常にメディアで需要があります。
しかしながら、芸能人やタレントのそれぞれの商品価値は人気やイメージに大きく左右されるものなので、事件や事故、トラブルを起こすと途端に激減してしまいます。
不用意な一言でギャラが大幅ダウンしてしまった人もいますし、脱税、大麻や覚せい剤などの薬、反社会勢力との繋がり、不倫などの事実が明るみに出ることでクリーンなイメージが一気に崩壊してしまうこともあります。
イメージが全ての職業なので、一度お茶の間から見放されてしまうと芸能人として生き残るのはかなり難しくなってしまうのです。
需要がなくなれば引退するしかありませんが、若いうちから芸能界一筋で働いてきた人は学歴や資格がないことも珍しくありません。
転職や再就職の際には厳しい現実が待っています。
芸能人・タレントの将来性
どれだけ時代が変わっても芸能人やタレントの存在がなくなることはありません。
多くの人々に元気や感動を届けてくれる芸能人やタレントは、この先も世間から必要とされることでしょう。
しかし、華やかに見える芸能界の裏側では同業者同士の足の引っ張り合いや仕事の取り合いという面もあり、安定した収入を得るようになるまでには非常に時間がかかります。
芸能人といいつつも、年収が200万に満たない人も数多くいるのが現状なのです。
さらに最近では収録現場が年々過酷になり、1件あたりのギャラも少なくなりつつあります。
昔ほど恵まれた環境ではないというのが、今の芸能人を取り巻く状況です。
景気によって左右されやすい業界でもあるので、将来的にも、待遇については楽観視しない方がよいでしょう。
20代で正社員への就職・転職
芸能人・タレントの今後の活躍の場
今までは芸能人の仕事といえばテレビや映画などのメディアへの出演がメインでしたが、インターネットの発展とともにさまざまな形の活躍の場が広がっています。
たとえば、最近では個人でSNSをやることでインフルエンサーとして活躍する芸能人が増えてきました。
育児真っ盛りのママタレントがインスタグラマーとして人気者になり、育児グッズや育児関連のイベントなどのPRをしているケースを見たことがある人もいるのではないでしょうか。
また、お笑い芸人がYouTubeでチャンネルを設けて、生配信をすることもあります。
こうした取り組みは、既存のメディアに頼らずに自分たちだけで企画から運営までできるので、自由な発想で取り組めるというメリットもあるのです。
これからの芸能人は、アイディア次第でさまざまな挑戦ができるでしょう。