学校事務を目指す人におすすめの資格

学校事務におすすめの資格は?

特別に必要な資格はなし

学校事務として働くために、絶対に必要とされる資格はありません。

自治体ごとにおこなわれる地方公務員採用試験、あるいは各学校が独自に実施する職員採用試験を受けて合格すれば、誰でも学校事務として働くことができます。

ただし、学校事務として働くうえで役に立つであろうスキルはいくつかあります。

たとえば、パソコンのスキルは必須といえます。

書類作成をしたり、資料を基に学校運営について検討していったりする機会が多くあるため、ExcelやWordをある程度きちんと使いこなせる人は歓迎されやすいようです。

必須ではありませんが、簿記のスキルも役立つでしょう。

そのほか、学校事務は来客応対などもおこなうため、ビジネス実務やビジネスマナーについて理解していれば、それらの知識も役立たせることができるはずです。

この仕事では就職時点の資格というよりも、学校事務としての適性があるか、一般常識などを身につけているかといった点が重視されることが多いようです。

求められる学歴、有利な学部はある?

学校事務の採用においては、学歴に関しても「不問」とされているケースがしばしば見受けられます。

学校によっては大卒以上の学歴が求められることもあるようですが、大卒でなくても学校事務として働くことは可能です。

なお、公立小・中学校で働くために受験する地方公務員採用試験の「学校事務」区分では、高卒程度の人を対象としたものもあります。

受験資格、年齢制限等は自治体によって異なるため、事前にしっかりと確認しておきましょう。

なお、大学等を出る場合も、学校事務の仕事に就くうえで特別有利になる学部はないといえます。

この仕事では、日々の業務をこなしながら学校運営の実態について学んだり、事務の能力などを高めたりすることが重要になってくるため、文系・理系どの学部の出身者にもチャンスがあります。

このように、高卒以上であれば、学校事務になるために必須となる資格や学歴はないものの、持っていると就職に有利に働く資格はいくつか存在します。

MOS資格

試験の内容と特徴

MOS資格とは、「マイクロソフト オフィス スペシャリスト」の略称で、Microsoft OfficeのWord(ワード)、Excel(エクセル)、PowerPoint(パワーポイント)などのスキルを証明できる資格です。

MOSの試験科目は、ソフトフェアごと、バージョンごとに別れていて、業務に必要な科目のみを受験することができます。

ワードとエクセルに関しては、一般レベルと上級レベル(エキスパート)に分かれていて、スキルに合わせて選択できます。

受験資格・難易度・費用

MOSの受験資格はとくになく、年齢や国籍に関係なく誰でも受けられます。

試験方法には、全国一斉試験と随時試験の2種類があるため、自分の都合に合わせていつでも受験ができます。

合格率は公表されていませんが、ワード、エクセルの一般レベルの場合、普段からオフィス系のソフトウェアに親しんでいる人であれば、難易度はそれほど高く感じないでしょう。

MOS資格の受験料は、下記の通りとなっています。

・Word 2016/エクセル2016 一般レベル:10,780円(税込)
・Word 2016/Excel 2016 エキスパート:12,980円(税込)
・PowerPoint 2016:10,780円(税込)

学生の受験者には、学割価格が適用されます。

参考:MOS公式サイト-マイクロソフト オフィス スペシャリスト

日商簿記検定 3級・2級

試験の内容と特徴

日商簿記検定は、実践的なスキルの証明として多くの企業から評価されており、毎年約60万人もの人が受験しているメジャーな資格です。

3級では商業簿記の基本的な知識が問われ、2級になると試験範囲に工業簿記が含まれます。

学校事務では3級を取得していれば簿記スキルの十分な証明になりますが、難易度の高い2級を持っていると就職時に他の応募者に差をつけることができるでしょう。

受験資格・難易度・費用

日商簿記検定の受験資格はとくにありません。

年齢・学歴・性別・国籍などに関係なく受験することができ、2級・1級からの受験も可能です。

試験の難易度は2級になると大きく上がり、合格率は3級で50%前後、2級で20%前後となっています。

参考書なども数多く出版されているので、自分に合うものを見つけて勉強するとよいでしょう。

受験費用は、3級で2,850円、2級で4,720円です。

参考:簿記 商工会議所の検定試験

秘書検定 2級・準1級

試験の内容と特徴

秘書検定は、ビジネスマナーや接遇、ビジネス文書の作成など、ビジネスにおける一般常識やコミュニケーション能力を問う検定です。

経営者や役員の秘書だけでなく、学校事務を含めた一般職などの社会人にも広く役立つ資格です。

秘書検定には3級、2級、準1級、1級の4つのレベルがありますが、学校事務の場合、2級もしくは準1級の取得を目指すとよいでしょう。

3級と2級は筆記試験のみですが、準1級・1級では面接試験も実施されます。

受験資格・難易度・費用

秘書検定は受験者の制限がなく、誰でも受けることができます。

合格率は2級で約50%、準1級で約40%となっており、どの級も60%以上の正答率で合格となります。

2級の試験では、3級で問われる基本的な知識に加え、敬語や接遇用語の使い方などが問われます。

面接試験がないため、テキストを使ってしっかり勉強していれば、そこまで難易度は高くありません。

準1級からは面接試験が加わり、話し方や言葉遣い、立ち居振る舞いなどがチェックされるため、苦手意識のある人にとっては難しい試験となるでしょう。

受験料は、2級で4,100円、準1級で5,300円となっています。

参考:秘書検定 ビジネス系検定