女性の学校事務のキャリアパス・結婚後の生活

女性の学校事務の現状

学校事務は、男性も女性も同じように活躍することができますが、他の業界で活躍する事務職と同様、女性の割合は比較的高めの職業だといえるでしょう。

ただし、女性の割合が高いのは、学校事務が女性に有利な職業だからではなく、女性の志願者が男性よりも多いからだといえます。

男性の学校事務も少しずつ増えていますが、まだ「事務は女性の仕事」というイメージが持たれることも多く、総合職や専門職に比べて給与が低いことから、将来的に家庭を持ちたいと考える男性の志望者が少なくなっているのが実情です。

とはいえ、職業における男女差はだんだん小さくなってきているので、学校事務に就く男女の割合の差も、将来的には小さくなると予測されます。

女性の学校事務の強み・弱み

学校事務の仕事の特徴として、資料作成や予算管理といった几帳面さを要する作業が多いため、コツコツと物事を進めていける人が多いといわれる女性には適しています。

また、外部からの問い合わせ対応など「学校の窓口」としての役割も担うため、相手に与える印象というものも重要です。

物腰が柔らかく、他人とコミュニケーションをとりながら物事を進めることが得意な傾向が強い女性であれば、強みを生かして活躍することができるでしょう。

一方、学校事務は屋内での業務が中心となるものの、体力を使う場面もあります。

教科書や書類の入った段ボール箱を運ぶこともありますし、大きな荷物の配達があれば受け取らなければいけません。

また、学校によっては蛍光灯を交換したり、水回りの修理をしたりなど、用務員さんのような業務を任されることもあります。

ほとんどの女性は体力面で男性に劣るため、力仕事が多い学校に勤務した場合、女性は少し大変かもしれません。

学校事務の結婚後の働き方・雇用形態

結婚や出産後も働ける?

学校事務として、結婚や出産をしてからも仕事を続けている女性は多くいます。

公立学校に勤務する場合には育児休業を取ることもできるため、家庭も大事にしながら、無理なく働き続けていきやすい職業だといえるでしょう。

私立の学校の場合も、各学校の規定に基づいて休業制度などが設けられていることがほとんどです。

なお、学校事務としての配置は各学校に一人だけというケースもあります。

しかし、たいていの場合、学校事務以外にも女性の職員や教員が働いているため、女性同士で悩みを相談しやすい環境があるはずです。

さまざまな雇用形態で働ける

学校事務は、正規職員として働く以外にも、パートやアルバイト、契約社員、派遣社員などの形で、1日に短時間だけ働くということもできます。

学校事務は多様な雇用形態で募集されているため、どうしても家庭の都合でフルタイム勤務が難しい場合にも、希望の条件で働ける職場はきっと見つかるはずです。

学校事務としてのスキルを持っている人は歓迎されるため、スキルを身につけておけば、もし現場を一度離れたとしても再就職もしやすいでしょう。

学校事務は子育てしながら働ける?

学校事務は子育てしながらでも働きやすい職業だといえます。

国公立の学校に勤務する事務職員は、公務員あるいは準公務員なので、一般企業よりも休暇や手当などの待遇に恵まれていることが多いです。

ただし、正規職員の場合はフルタイムで働く必要があり、専業主婦と同じような時間の使い方はできないため、パートナーとの協力は不可欠かもしれません。

私立の学校で働く場合も、正規職員であれば産休や育休を取得できるため、学校に籍を置いたまま子育てに専念することは可能です。

とはいえ、国公立・私立いずれの学校にも、激務となる職場はあります。

たとえば地方の公立学校の場合、たった一人の事務職員が全ての事務を任されるケースもあり、そうした勤務先では、働きながらの子育ては困難だと感じる人もいるでしょう。

学校事務は女性が一生働ける仕事?

学校事務は、女性が一生働ける仕事だといえるでしょう。

一般に女性が職を離れてしまう要因には、結婚後の出産・育児と両立ができないこと、女性が出世しづらい職場でキャリアを諦めてしまうことなどが挙げられます。

その点、学校事務の場合は、正規職員であれば産休・育休が取得しやすい職場が多いですし、仮にいったん退職したとしても、時間に余裕ができたタイミングでパートや派遣社員として再就職できる可能性が高いです。

現在、学校事務として働く人に占める女性の割合は男性よりも高いため、女性だから昇進できない、出世しにくいといったこともないでしょう。

また、力仕事がメインとなる職業でもないため、年齢が上がることで生じる弊害もほとんどなく、女性が一生働くことができる仕事として人気の高い職業となっています。